YOSHIKIと初鼎談したポルノグラフィティ

 ロックユニットのポルノグラフィティの2人が、音楽を始めたきっかけがX JAPANであったことをX JAPANのYOSHIKI(Dr、Piano)との初鼎談で明かした。ギターの新藤晴一が初めてギターでコピーした曲は、X JAPANの「紅」であったという。また、ポルノグラフィティの「サウダージ」とX JAPANの「ENDLESS RAIN」を3人で共演。YOSHIKIは「こうしてX JAPANの影響を受けて、成功している次の世代の方とお話すると、頑張ってきた甲斐があった」と感慨深げに話した。

 23日深夜に放送された、動画サービス「niconico」のニコニコチャンネルで『YOSHIKI CHANNEL 伝説対談SP【第9弾】YOSHIKI×ポルノグラフィティ~聖夜のMステ出演直後のX'masSP~第2部ヴェルサイユKAMIJO、LM.C maya、ジョージも緊急参戦~』にポルノグラフィティの岡野昭仁(Vo)と新藤晴一(Gt)が出演。YOSHIKIとの初鼎談がおこなわれた。

 番組冒頭では、昭仁と晴一が「中学生の時にX JAPANに出会ったことがバンドマンを志したきっかけであった」と明かし、更にギターの晴一が初めてギターでコピーした曲はX JAPANの「紅」であったことを緊張した面持ちで明かすと、視聴者からは「ガチファンだ!」という書き込みがされ、「僕たちも視聴者の方と同じようなファンの気持ちでここにいるんです」と笑いを誘った。

 更に、バンドというのが音楽だけではなく、ステージでの世界観を含めて観客に届けるというポルノグラフィティのスタイルは、X JAPANから学んだことであると、自分たちのルーツがX JAPANにあることを熱く語った。

 番組中盤では、ポルノグラフィティの新曲「LiAR」の映像が流され、その他の楽曲を含めて「(ポルノグラフィティの曲は)センスの塊ですね!」とYOSHIKIが大絶賛するシーンも見られた。

 また、12月29日には香港、来年1月にはN.Yでのクラシックコンサートを控えて緊張していることをYOSHIKIが明かすと「カリスマでも手を抜かず、誠実に音楽に取り組むからこそカリスマであり続けるんですね」と晴一が感嘆のコメントを残し、互いに敬意を示している様子が窺い知れた。

 更に、番組終盤には即興でYOSHIKIのピアノ、昭仁のボーカル、晴一のギターでYOSHIKIも大好きだという「サウダージ」の生演奏を披露。リハーサルが無かったとは思えない圧巻のセッションを見せた。ポルノグラフィティの2人はほとんど言葉を失う程感動し「感無量」を連呼した。

 続いて、「ENDLESS RAIN」の伴奏が始まると、学生時代にX JAPANをコピーしていた当時のことを思いながら歌い上げた。演奏後、2人は「頑張ってきたから今日この日を迎えることができ、共演ができた。本当に頑張ってきて良かった」と胸中を明かした。

 それに対してYOSHIKIは「辛い過去の経験から、自分の人生がどうなっても良いと考えていた時期もあったけど、こうしてX JAPANの影響を受けていただき成功している次の世代の方とお話すると、頑張ってきた甲斐があったなと、自分の人生も意味があったなと実感できる」と感謝の思いを告げた。

第2部には、ロックバンドのヴェルサイユKAMIJO(Vo)、ロックユニットLM.Cのmaya(Vo)、そしてロックミュージシャンのジョージが登場し、YOSHIKIの直筆サイン入りグッズをかけたじゃんけん大会を開催。ジョージもしくはYOSHIKIが勝てば視聴者が、KAMIJOかmayaが勝てばそれぞれ本人が、グッズをゲットできるというルールのもと争い合った。

 お決まりの「最初は、X!」の掛け声・ポーズに続いて繰り広げられたじゃんけんは、徐々にヒートアップ。“じゃんけん最強”のYOSHIKIが次々とグッズをゲットしていく中、最後のグッズである香水をかけたじゃんけんに、いまだ何も獲得できていないKAMIJOもmayaも必死に。

 全員が気合の入ったじゃんけんを繰り広げ、最後mayaがYOSHIKIに勝ち、香水をゲット。サインに加えて、自分の名前も書いてもらったmayaは「これから毎回ライブでつける!」と宣言。結果、タオルやバッグ、Tシャツなどのグッズ計6つのうち5つが視聴者に贈られることとなり、ファンには嬉しいクリスマスプレゼントとなった。

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