KinKi Kidsが18日、読売テレビ系『ベストヒット歌謡祭2016』に出演し、結成20周年のスペシャルメドレーを披露した。このなかで、MCを務めたフリーアナウンサー宮根誠司氏からのフリで、堂本剛が「小林旭の歩き方」、堂本光一が「階段を落ちる」というパフォーマンスを歌唱中に披露する場面があった。この内容について、一部のファンからは「フリは行き過ぎなのではないか」という声も。一方、宮根氏とKinKi Kidsの関係性を知るものからは「面白かった」と賞賛の声が挙がるなど、賛否両論となっている。

 番組は、大阪のフェスティバルホールから生中継された。トリを飾ったKinKi Kidsは、デビュー曲「硝子の少年」、「愛されるより 愛したい」、そして、2日に発売したばかりの新曲「道は手ずから夢の花」を歌唱。今年がデビュー20周年のため、スペシャルメドレーでのステージとなった。

 出演直前には、MCを務めるフリーアナウンサーの宮根氏と軽妙なトークを展開。この際、宮根氏が剛に「小林旭さんの歩き方」をするよう要望。さらに、光一には「良かったら、階段もありますので」と前振りした。

 すると、1曲目の「硝子の少年」の歌唱中に異変は起こった。歌い始めこそ声をそろえた2人だったが、剛が歌うのをストップし、光一はステージ上にあった階段に昇る。ゆっくりと落ちながら笑顔を作った光一に対し、剛はステージ上をゆったりとした歩調で移動。MCの宮根氏のところまで行ってドヤ顔をキメるなかで「硝子の少年」の演奏は終わった。

 2曲目の「愛されるより 愛したい」に入っても剛は歌うのをストップし、光一が「歌え」と笑いながら要請する一幕が。ただ、3曲目の新曲「道は手ずから夢の花」は最初から最後まで、2人は力強く熱唱し、エンドクレジットが流れる中で、しっかりと歌い切った。

 テレビの前でKinKi Kidsの出演を見守っていたファンは、ツイッター上に続々と投稿。2人の出演を喜ぶ声が挙がる一方で、厳しいコメントが相次いだ。

 ファンからは「やめて」「宮根さん…」「ぶち壊した」「普通に KinKi の歌 聞きたかったよ」「無茶振りすんな」「行き過ぎたネタ振りはやめて」などと辛らつなコメントが殺到した。

 その一方で、宮根氏を擁護する声も少なくない。「無茶ぶりとても面白いし、嬉しかった」「フリに乗ったのは2人なんだし宮根さんを吊るし上げるのは違うでしょ」「宮根さんの要望にちゃんと 答えるkinkiちゃん最高」「場所が関西で、司会が宮根さんだから。ライブみたい」などとの声も。

 宮根氏はフリー転身前はABCテレビに勤め、KinKi Kidsの2人はともに関西出身。宮根氏はKinKi Kidsのライブに訪れており、大阪で実現したステージを共通のノリで盛り上げようとした姿勢を称賛するファンも見られている。

 番組に先立つ形で、KinKi Kidsの2人は宮根氏がMCを務める日本テレビ系『ミヤネ屋』に出演。その際、剛はライブで自身が一人でMCを務めた際、その歩き方が「小林旭さんみたい」と宮根氏が指摘したことを紹介。『ベストヒット歌謡祭2016』でそれを披露することを約束していた。

 また、光一は主演を務めるミュージカル『エンドレス・ショック』で“階段落ち”を経験。これまで1308回の公演で実施し、来年の公演を含めると3万段以上に及ぶという。そのため、宮根氏は「光一君は階段落ちまくってる」と声をかけ、光一は「ただ階段落ちてるだけの人みたいじゃないですか」と突っ込みながら、楽しげな会話をかわしていた。

 ちなみに、ボケを挟むことなくしっかりと歌い切った新曲「道は手ずから夢の花」には、「この曲良いなぁーっ」「古風な言葉遣いとたおやかなメロディにキンキの魅力が詰まってる」「20周年。2人で歩んできた道、そしてこれから」などのコメントが見られ、“デビュー20周年”の余韻を表現したようなしっとりとしたメロディと美声にファンは酔いしれたようだ。

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