プリンスさん、死の６日前に鎮静剤緩和薬を投与か　米報道

　プリンスさんは死の６日前、鎮痛剤パーコセットを過剰摂取していたとの情報が浮上している。BANG Mediaが、米芸能メディアTMZの報道として伝えている。

　今月21日に、米ミネソタ州ペイズリー・パークの自宅で死亡しているところを発見されたプリンスさんは、長年患っていた関節の痛みを和らげるために、アセトアミノフェンとオキシコドンを成分とする中毒性の強いそのオピオイド系鎮痛薬に頼っていたようだ。

　そして、死の６日前にはその鎮静剤の効果を和らげる「セーブショット」を投与されていたとTMZは報じている。

　長年、股関節置換を必要と言われていたプリンスさんだが、その手術には輸血が伴うため、何度も断ってきていたという。

　また、プリンスの実妹タイカ・ネルソンさんの夫、モーリス・フィリップスさんは、自宅エレベーターの中で死亡しているところを確認される前、プリンスさんは154時間もの間、睡眠を取っていなかったと新たな発言をしている。

　それに対し、警察当局は、プリンスさんが眠気を伴う鎮静剤を摂取していたとしているが、一方では、パーコセットを複数の薬と同時に摂取した場合、過度の覚醒作用が生じるケースも稀にあると主張しているようだ。

　警察はいまだにプリンスさんの死因について調べを進めているが、自殺の可能性はないとしている。