V6岡田准一、渡哲也から学んだ礼儀「大先輩が僕に“岡田さん”」
V6の岡田准一(35)、阿部寛(51)、尾野真千子(34)が3月1日、都内で行われた出演映画『エヴェレスト 神々の山嶺』フレッシャーズ限定試写会イベントに出席。新社会人として新たな「挑戦」をするフレッシャーズたちを限定招待して行われたこの日のイベントで岡田は、10代の頃に渡哲也から学んだことなど、当時のエピソードを明かした。
約20年前にデビューした岡田は、初のドラマ出演から「何をしていいのかもわからないので、芝居をしながらモニターを探したりして怒られっぱなしでした。3~4年間くらいはスタッフにも怒られ、メンバーからは『芝居はとにかく大きな声を出せ』とかアドバイスをもらいながらやっていましたね」と、苦労を重ねた日々を語った。
対して「10代のころから、大御所の俳優さんとお仕事させていただく機会が多かったんですが、18~9歳のころに渡哲也さんにお会いして、その大先輩が僕に『岡田さん、よろしくお願いします』としっかり頭を下げて名前を呼んでいただいたんです。それからは、僕には今でも『岡田さん』と言っていただけています。大先輩からそんな丁寧な呼び方をしていただいて、そんな方が現場の信頼を集めたり、主演として現場に立っているんだと実感しました。そういう方々に出会えたということはいい経験だったと思います」と周りに支えられ、現場を徐々に知っていった様を語った。
一方、苦労の時期を乗り越え始めたころを振り返り「だんだん途中で知ったかぶりをする時期っていうのが来るんですよね。僕でいう『シュガー時代』というのが。僕はあまりご飯を食べなかった時期があったんですが、糖分を取らないと死んじゃうので、角砂糖を食べながら打ち合わせを聞くというわけの分からない時期がありまして」と一風変わったエピソードを明かした。
また、そうした時期について「何かが分かった風になったときに、何かを否定してしまったりする思いが出てくるのは当たり前だと思う。でも仕事が出来る、面白くなるのは、その中で何かの意図に気づいてからだと思う。だから、何かを理解していくということをやめないことが大事だと思います」と、待ち構える落とし穴と対処について、岡田なりの経験に基づいた意見をコメント。
最後に岡田は「自分にどういうことが出来るのか? 自分の仕事が誰につながっているのか?きっと何かの役に立っている、それを感じることを意識するとしないでは、大きな違いが感じられると思います。だから自分の仕事が、何かの力になっていることを、信じて欲しい」とさらなるアドバイスを語りながらながら「出来るだけたくさんの方と関係を築くことを心がけて、毎日をピュアな気持ちを持って戦っていただければと思います。(みなさんを)応援してます!」とエールを送った。(文・桂 伸也)


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