秋元康氏がAKB10周年で感慨深く、「初日は7人の観客しか」
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AKB48グループの総合プロデューサー・秋元康氏は8日にトークアプリ「755」で、結成10周年を迎えたAKB48を回顧し、メンバーやファンに深い感謝をコメント。その上で、「2015年の12月9日から目撃してください。10年後の2025年の12月8日にレジェンドファンになれるように…」と強くメッセージを寄せている。
AKBグループの生みの親、秋元氏が万感の想いを長文にこめた。「AKB48 10周年」と書き出したトークで秋元氏は、「2005年12月8日に劇場をオープンして、10年の月日が流れました」と感慨深げに綴った。
秋元氏は「まだ、内装工事が終わらなくてブルーシートが張られ、資材が置かれた劇場の片隅で、第1期生のメンバーが泣きながらレッスンしていた光景を昨日のことのように思い出します」と振り返り、「歌もダンスも経験のない少女たちは、ただ、夢に向かって歩み始めました」と歴史的な“第1歩”となるシチュエーションを綴った。
さらに秋元氏は「不安だったと思います。今まで見たことがないことをやろうとしていたからです。初日は7人の観客しかいませんでした。『私たちは何をやっているのだろう?』メンバーの多くは何度も『明日、辞めます』と言おうとしていたそうです」と、その頃の1期生の葛藤を綴った。
ただ、「それでも、頑張った。客席で応援してくれるファンのみなさんがいたからです。人数は少なかったけど、自分たちを待ってくれて人たちがいたからです」と前を向いて活動に励んだことを伝える。
そして、「人間は、“必要としてくれる人”がいると頑張れるんです。メンバーや僕たちが10周年を迎えられたのは、AKB48を必要としてくれたみなさんのおかげです。改めて、ありがとうございました」と、ファンに支えられた10年だったことを指摘し、深い感謝をしたためている。
秋元はこのメッセージに先立つ形で、「2005年12月8日、7人の観客のうちの1人が伝説のチケットを見せてくれました」と綴り、「05 12 08」と記されたシートPASSの画像をアップしている。
さらに秋元は、「誰の前にも階段がある。あとは、それを昇るか、昇らないか。2005年12月8日、彼女たちはその一段目を昇ったんだ」と1期生たちのチャレンジ精神を称えた。
そして、9日昼、秋元は「2005年の12月8日を見逃したみなさん、2015年の12月9日から目撃してください。10年後の2025年の12月8日にレジェンドファンになれるように…」と、多くのファン、そしてAKB48をこれから応援していく予備軍たちへ力強くメッセージ。新たな10年への熱い思いを綴っている。
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