マキタスポーツ朝から快調、安田顕にはクレームも
人気を博したドラマシリーズの劇場版となる映画『みんな!エスパーだよ!』(園子温監督、4日公開)の公開を記念した舞台挨拶が5日、TOHOシネマズ新宿で行われ、主演の染谷将太、池田エライザ、真野恵里菜や園子温監督、ちょっと変わった超能力を持つ喫茶店のマスターとして出演しているマキタスポーツが出席した。
映画は、突如として超能力に目覚めた染谷演じる高校生・鴨川嘉郎と、その仲間達の戦いと成長を描いたコメディー。若杉公徳さんの原作で、「ヤングマガジン」で連載、テレビ東京「ドラマ24」枠で連続ドラマ化され話題を呼んだ作品。
この日の舞台挨拶ではマキタの独壇場だった。ロック歌手としても活躍するマキタがは登場するなり、オリンピックのエンブレム問題をネタに笑いを誘った。そこからは完全にマキタのペース。一人ひとりの挨拶にツッコミを入れていく。午前9時40分頃の開始と、朝早くからのイベントに少し眠そうな様子の園監督にも「監督、起きてください」などと絶好調。
愛知県豊橋市で行われた撮影の思い出についても「安田(顕)さんが撮影後に食事に誘ってもお断りになられるので、ストイックにホテルでセリフの練習しているのかと思ったら1人で美味しい居酒屋に行っていた」と暴露すると、この日一番の笑いが生まれた。
演技経験の少なかった池田には厳しく演技指導したことを園監督が明かすと、しみじみ池田が頷く。しかし、笑いの絶えない楽しい舞台挨拶で撮影現場の自由でのびのびとした様子が垣間見えた。
映画の内容に絡めて「卒業と言えば制服のボタンを女子にあげる」と、主演の染谷のボタンを両側から池田と真野が挟んで取る演出も。「せーの!」で2人がボタンをぶちっとちぎると会場は拍手に包まれる。ボタンを取られた染谷は「意外と粛々と行われましたね」とぼそり。マキタは「エキサイティングだった」とそれを打ち消した。そんなやりとりがまた会場を盛り上げた。
映画の主題歌「ラブメッセージ」は、園監督が自らラブコールを送った岡村靖幸が担当している。キラキラしたポップなアレンジ。間奏はギターではなくサックスで80年代な雰囲気を醸し出している。 【取材・小池直也】
![[写真]マキタスポーツ朝から独壇場(2)](http://www.musicvoice.jp/wp-content/uploads/2015/09/photonews-150905-04-360x222.jpg)
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