AKB48

 <第76回NHK紅白歌合戦◇リハーサル(音合わせ)2日目◇29日◇NHK放送センター>6年ぶり13回目の出場を果たすAKB48は、前田敦子、大島優子、高橋みなみら歴代OG集結のもと、結成20周年の節目を飾る、20周年スーパーヒットメドレー「フライングゲット」「ヘビーローテーション」「恋するフォーチュンクッキー」「会いたかった」を披露する。リハーサル終了後、取材会に出席し、心境を語った。

――意気込みをお願いします。

倉野尾成美 今年は20周年イヤーということで出演させていただくことになりまして、現メンバーと卒業生の8名の皆さんとステージを盛り上げさせていただきます。これからのAKB48を見せていけるような場所にしていきたいですし、この年末の紅白歌合戦を全力で AKBを盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

――高橋さんと前田さんと大島さんにお聞きしたいんですけれど、 20周年の節目にアイドル活動をされた感想と今のAKB48についてお聞かせください。

高橋みなみ 今のAKB48はすごくスキルも高くて、可愛い子がたくさんいて、私たちも10年近く離れていたので、こうして20周年というタイミングで、後輩たちと接する機会をいただけて、改めて魅力を知れたので、自分たちができることを必死にやっていきたいなというふうに思います。私としては久しぶりにアイドル活動をした時に思ったのは、やはり体力の低下ですね。明らかな体力の低下です。ライブ後の体の回復もちょっと遅かったですし、一つの立ち位置を覚えるのもなかなか難しい部分があって、そこはやっぱり現役を離れて長いんだなって思いましたけども、やっぱりAKB48として見る景色は素晴らしいものがたくさんあるなっていう風に思いました。

 (前田と高橋がヒソヒソ話)

高橋みなみ ここで質問なんだっけってやめてよ!(笑)久しぶりのアイドル活動はどうですか?って(笑)

前田敦子 3分間にとてもせわしない感情を今持っています。本当に一瞬なんですけど、その一瞬がどれだけ大事かっていうのを現役の時は…なんだろう…いっぱいいっぱいで全然考えられてなかったなって思うところがあるんですけど、今回って 9年ぶりに紅白に出場させていただいて、現役のメンバーの子たちと本当に改めてありがたみを感じました。本当に幸せな場所、今幸せな場所に立たせてもらってるなって。ちょっとかみ締めて今年は臨めるかなと思っています。

大島優子 やっぱりアイドルじゃないと出ない自分の内側からのものみたいなのがすごいあって、普段の生活、そして俳優業をやっているときとはまた違うエネルギーを自分の中で作って、放出するんだなっていうのを久しぶりに現場に来てからすごい感じて、それが特殊じゃないけど、アイドルだなっていうのはすごく楽しみながら今回やらせていただいています。それを今、常に現役としてこうやって持ちながら自分で作ってやってるみんなからもやっぱり一緒にやってるとそれをもらえるんですよね。だから私お家帰るとすごい元気になっちゃって。

メンバー え〜!

大島優子 実は20周年コンサートのリハーサルで腰を痛めたんですけど、コンサート出た後につきものが取れたかのようにすっごい元気になっちゃって。

前田敦子 朝からずっと言ってるよね。「私は元気だ」って(笑)

大島優子 これは本当にね、みんなのおかげなんですよ。ありがとう、頑張ってね。

高橋みなみ 一緒に頑張って!(笑)

――20周年の武道館で大盛り上がした後の紅白ですけども、新総監督に今すごい注目が集まっているところです。

高橋みなみ どっちが行く〜〜?(笑)

倉野尾成美 やっぱり武道館で 4日間6公演にやらせていただいて、卒業生の皆さんとも3公演やらせていただいて、本当にたくさんの刺激をいただきましたし、現役としてもやっぱり大きな背中をたくさん見ていて、頼もしいなかっこいいなって思う反面、やっぱりちょっと悔しさが滲み出たりとか今までの活動では芽生えてなかった感情がまた新たに芽生えたりして、すごくいい時間になったなと思っています。そんな中で紅白という大きな舞台でパフォーマンスできるということで、しっかりそのオーラ全開で、8名の方皆さんすごいんですけども、それに飲まれないように全力で現役の力をしっかり出せるようにできたらいいなと思っております。頑張ります。

高橋みなみ 本当に武道館は現役のメンバーがこの20年までつないで来てくれたからこそあった舞台だと思いますし、そういった舞台に卒業生のみんなで参加させてもらえたことは光栄なことだと思っています。やっぱり語るよりも一緒にライブをした方が心が通りやすいっていうのはすごい感じましたし、今の AKB48にどんどん考えてほしいなっていう風に思っている中、こうして年末最後の日に紅白歌合戦に出させて頂けるっていうのは本当に嬉しいことだなって思います。正直もしかしたら卒業生にとっては人生最後の紅白みたいなところがあって、すごく大切にしていかなきゃいけないなって思っているんですけれども、現役メンバーにとっては来年につなぐための紅白になると思うので、そのために私たちも一生懸命頑張りたいなと思います。

――今年1年を振り返っていただいているんですけど、卒業メンバーで一文字、そして現役メンバーで一文字お願いします。

 (高橋、前田、大島3人で相談)

3人 本気で行きます。「祝(いわい)」

高橋みなみ 20周年、お祝いの1年だったかなという風に思いますし、やっぱりAKB48って青春だったなっていうところで、そこにまた戻って、こうやってお祝いできたことがすごく嬉しかったですから。

大島優子 はなむけの花束ってありますけど、送り出すって意味合いもあるのかなってすごく素晴らしいなと思って、みんなに送り出しの祝いの言葉をあげたいです。

現役メンバー ありがとうございます。

高橋みなみ かっこいい!

小栗有以 現役メンバーは「繋がる」という漢字です。今年は20周年を記念して卒業生の皆さんだったり、世界も海外からもグループのメンバーが参加して、シングル曲を発売させていただいたりだとか、武道館を通して皆さんがおっしゃったように、本当にパフォーマンスで心が繋がったり、歴史が繋がったなっていう1年でした。なので繋がるです。

Photos
AKB48

記事タグ