横浜流星

 俳優の横浜流星が14日、都内で行われたNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の最終回を記念したイベント大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」最終回!ありがた山スペシャル~パブリックビューイング&トークショー~に登壇した。共演の染谷将太(喜多川歌麿役)、橋本愛(てい役)、中村蒼(次郎兵衛役)、風間俊介(鶴屋喜右衛門役)、高橋克実(駿河屋市右衛門役)ら主要キャストと共に、約900人の『べらぼう』ファンと感動の最終回を分かち合った。

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 主人公・蔦屋重三郎を一年間演じきった横浜は、この日を迎えた心境を問われると、「感謝の気持ちが大きいですね。まず最終回を無事に迎えられたことが嬉しいですし、『べらぼう』を愛してくださった皆様、そしてキャストやスタッフの皆様に支えられたので、本当に感謝の気持ちが大きいです」と、座長としての万感の想いを口にした。

 役柄については、「資料が少なく、脚本を務めた森下先生が描く蔦重の世界を生きることが大切でした。表面的な部分は自分と違うと感じていましたが、志のような部分は理解できました。すごく人間味に溢れる魅力的な人物で、学ぶことも多かったです」と深く語った。

 さらに、来年プロデューサー業にも挑戦したいという横浜は、「蔦重は本当にすごいプロデューサーじゃないですか。いろんなところを吸収できたら」と、蔦重三郎から受けた影響の大きさを明かした。

 多くの俳優と共演した中で、特に印象に残る共演者として横浜が挙げたのは、人相見・大当開運を演じた爆笑問題の太田光だ。

横浜は「裏ではあんなにお話してくださるのに、現場に入るとすごい静かになって」と告白。「『俺は大暴れしてやるよ』みたいな意気込みで来られて、すごいアドリブをかまして、撮影現場を怖くさせるのかなと思ったら、すごく丁寧で。『あれ?』と思いました」と、太田の意外な姿に驚いたエピソードを披露。

 これに対し、風間が「太田さんはすごく前から『べらぼう』の世界を愛していて、いざ入ったらその世界をちゃんと全うしてくださっていた」と解説を加えると、横浜も「そうなんです。全うしてくださって、予想外な感じではありましたけど、楽しかったです」と笑顔を見せた。

 最後に、横浜は「無事に最終回を迎えることができて嬉しいです。1年間、蔦屋重三郎の生き様を見届けてくださって“ありがた山”です!」と、作中に登場する粋な言葉でファンに感謝を伝え、「本当に『べらぼう』らしい終わり方になっていると思いますし。この作品が皆様の心にずっと残り続けてくださると幸いです」と締め括り、会場は温かい拍手に包まれた。

 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」最終回!ありがた山スペシャル~パブリックビューイング&トークショー~の模様は12月29日(午後4:03~4:22)に放送予定。

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