吉沢亮

 東京・多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が表彰する『第17回TAMA映画賞』授賞式がこのほど、同市のパルテノン多摩で行われ、吉沢亮が、本年度最も心に残った男優を表彰する最優秀男優賞を受賞した。

 『国宝』『ババンババンバンバンパイア』での演技が高く評価された。同映画祭で最優秀男優賞を受賞するのは昨年に続いて2年連続。同映画賞初めって以来の快挙という。吉沢は「7年前に最優秀新進男優賞を頂き、それが僕にとっての初めての映画賞でしたので非常に心に残っています」とし、『国宝』に触れ「尊敬している監督やスタッフ、キャストの皆様と、ハードな撮影期間でしたが、ともに乗り越え素晴らしい景色を見させて頂きました。これからもこの素敵な賞に恥じないように精一杯精進してまいります」と気を引き締めた。

 その『国宝』では、“俊ぼん”こと大垣俊介を演じた横浜流星に「彼も長いこと稽古して、最初は別々に稽古していたんですが、後半になって2人で合わせて稽古するようになって。彼はつま先から髪の毛1本1本まで歌舞伎役者になってやるという気迫というか、ストイックな姿を隣でずっと見させていただいて、それが非常に励みになりました。やっぱり長く稽古していくと心が折れる瞬間と言いますか、そういうのも結構ありましたが、彼のその姿を見て自分自身を奮い立たせることができたので本当に感謝しています」

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