東宝シンデレラ特別賞の西川愛莉、初映画出演で「孤独と葛藤」背負う 芳根京子から"背中ペチペチ激励"の舞台裏
映画『君の顔では泣けない』 ジャパンプレミア
芳根京子、髙橋海人、西川愛莉、武市尚士、中沢元紀、坂下雄一郎監督が1日、都内で行われた11月14日に全国公開される映画『君の顔では泣けない』 ジャパンプレミアに登壇した。
【写真】西川愛莉、映画『君の顔では泣けない』 ジャパンプレミア模様
原作は、2021年9月に発売された君嶋彼方氏によるデビュー作『君の顔では泣けない』。 ある日突然、誰かの体と入れ替わってしまう──数々の名作を世に送り出してきた“入れ替わりもの”。そこに【15年も入れ替わったまま】という独自の設定が加わり、新たな物語となっている。
入れ替わってしまうふたり、坂平陸と水村まなみを演じるのは、今回初共演となる芳根京子と髙橋海人。高校生時代の陸とまなみは、西川愛莉と武市尚士が演じた。
2022年に開催された第9回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞し、本作が映画初出演となる西川愛莉。彼女が演じたのは、入れ替わり後の坂平陸(体はまなみ)という複雑な役どころだ。
オーディションを経て出演決定の瞬間を、「マネージャーさんからの電話で一瞬頭が真っ白になっちゃって。でも、すごく嬉しかったです」と振り返った西川。「難しい役どころですが、選んでいただいたからには、できることを最大限やって楽しもうと思いました」と、初々しい決意を語った。
役作りについては、「自分に置き換えられない役だったので、とにかく台本をたくさん読んで、陸の抱えている孤独感や葛藤を私自身が一緒に背負う気持ちで入っていきました」と、深く掘り下げた姿勢を明かした。
また、西川は、大人になった陸を演じる芳根とのリハーサル秘話を披露。
「リハーサルに来てくださって、入れ替わっていることをどう表現するかという点で、芳根さんに聞きました。芳根さんは本当に優しくて、たくさんお話してくださって緊張も解けました」と、先輩女優からの温かいサポートに感謝を述べた。
これに対し芳根は、「2人(西川と武市)ともリハーサルでガチガチで(笑)。『大丈夫だから!』って、背中をペチペチして、みんなで頑張ったなという印象です」と、和やかなムードの舞台裏を振り返り、会場を温かい空気に包んだ。
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