永瀬正敏や監督から「絵が上手い」と褒められ照れる髙橋海人

 長澤まさみ、永瀬正敏、髙橋海人、大谷亮平、大森立嗣監督が21日、都内で行われた『おーい、応為』完成披露上映会舞台挨拶に登壇した。本作にかける思いを語った。

 【写真】髙橋海人『おーい、応為』 完成披露上映会舞台挨拶の模様

 人生を、長澤まさみ主演で描く。飯島虚心の 「葛飾北斎伝」(岩波文庫刊)と杉浦日向子 の「百日紅」(筑摩書房刊)を原作に、「日日是好日」「星の子」の大森立嗣が監督・脚本を務めた。

 長澤まさみが、『MOTHER マザー』(’20)以来となる大森監督との再タッグで、初の時代劇に主演、ヒロイン・葛飾応為を熱演。応為の父・北斎を永瀬正敏、応為の友人で北斎の門下生・善次郎(渓斎英泉)をKing & Princeの髙橋海人、北斎の弟子の絵師・初五郎(魚屋北渓)を大谷亮平が演じる。

 2年前に京都で行われた撮影を振り返った髙橋は、「久しぶりに東京でこうやってお会いすると、この面々を前にすると身が引き締まります。しっかり緊張するなっていうか」と、錚々たるキャスト陣を前に緊張した面持ち。

 かねてから時代劇への出演を熱望していたという髙橋は、「自分がずっと絵が好きでやってきて、もちろん北斎の名前も知っていたので、ゆかりのある方の作品に出られることがすごく嬉しかった」と、オファーを受けた時の喜びを明かした。

 また、「自分が作品に出させていただく上で、お名前を見たら長澤さん、永瀬さん、大谷さん、すごく経験豊富な方々がたくさんいたので、正直、その瞬間、心が一気に折れたというか、怖いな、大丈夫か俺は...というふうには思ったんです。僕は何か戦というか、戦いに出る気持ちで…」と話すと、それを聞いた長澤まさみは「そんなこと思ってたんですか!?」と驚く。

 髙橋は、「気づかれないようにずっと陰ではそう思っていて、今まで経験した自分の少ない武器を全部持って、京都に向かおうという気持ちでやってました。自分なりに楽しく戦うことはできたかなと思ってはいるんですけど、映画を観ていただいて、皆さんにどう思っていただけるか楽しみです」と、意外な心境を明かした。

 主演・長澤まさみ共演に永瀬正敏、高橋海人を迎え、大森立嗣が監督を務めた映画『おーい、応為』は、10月17日より東京テアトル・ヨアケ共同配給で全国公開される。

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