東京女子プロレス「WRESTLE PRINCESS VI」大会が20日、東京・大田区総合体育館で行われ、プリンセスタッグ選手権試合で、挑戦者の<Ober Eats(オーバーイーツ)>こと上福ゆき&上原わかな組が、タッグ王者の<享楽共鳴>こと中島翔子&ハイパーミサヲ組を破り王座初戴冠を果たした。

 ミサヲのスプレー攻撃で目をやられるも、場外での享楽共鳴による自転車攻撃をかわして、ペースを戻すOber Eats。上福のビッグブーツや、上原のドロップキックなどで、試合をコントロール。終盤は、中島と上福の攻防。ウラカン・ラナを繰り出し、ノーザンライトで決めにいくも、なんとか返した上福が今度はビッグブーツなどで仕返し。ラストは、連続ノーザンライトを狙った中島の隙を突いて、足で頭を抑えてマットに叩きつける「フェイマサー」。勝機を逃すまいとトップロープからのダイビング・フェイマサーで沈めた。

 試合後、上福は「こういうタイトル戦やトーナメントは嫌い。でもわかなに舐められたくないからベルトを目指した。これを機に東京女子プロレス所属のレスラーになりたいと思うから、偉い人!今上福ゆき逃したら惜しいと思うので所属にして下さい!」と懇願。

 上原は、先日の試合で歯を折ったことなどを挙げ「上福さんじゃなかったら心も折れちゃって、この場にいなかったと思う。パートナーの証としてこのベルトが手に入れられたのは嬉しい」と喜んだ。

 一方、4度目の防衛に失敗した享楽共鳴。会見の席に着いてからしばらく言葉を発せられず。中島は絞り出すように「ごめんなさい…」。ミサヲは大きく首を振りながら「またベルトを取り返したい。もっと強くなる」

 ▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負
 <王者組>●中島翔子&ハイパーミサヲ vs 上福ゆき○&上原わかな<挑戦者組>
 17分2秒 片エビ固め
 ※ダイビング・フェイマサー。享楽共鳴が4度目の防衛に失敗、Ober Eatsが第19代王者組となる。

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