岩隈真子(吉田美月喜)©2026「万事快調」製作委員会

 俳優の吉田美月喜が、南沙良・出口夏希W主演映画『万事快調<オール・グリーンズ>』に、禁断の課外活動メンバー岩隈真子役で出演する。8月29日、追加キャストとして吉田美月喜、羽村仁成、金子大地の出演が決定し、公開日が2026年1月16日に決定した。

 発表当時、若冠21歳の大学生によるユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる新時代の青春小説で、第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(文春文庫)が、『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督により映画化、2026年に1月16日に新宿ピカデリー他で全国公開する。(配給:カルチュア・パブリッシャーズ)

 未来が見えない町に暮らす朴秀美と美流紅たち。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない。彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始めるー

 ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(ぼく・ひでみ)役には、映画初主演した『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18年)で多くの映画賞新人賞を獲得、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22年)、「光る君へ」(24年)に出演、今年は『愛されなくても別に』で主演を務めるなど、多くの映画やドラマで活躍している南沙良。

 もう一人の主人公、陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(やぐち・みるく)役には、雑誌「Seventeen」の『ミスセブンティーン 2018』に選ばれ、現在は「non-no」専属モデルに加え、俳優として『舞妓さんちのまかないさん』(22年/NETFLIX)、映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』(24年)、『赤羽骨子のボディガード』(24年)、『か「」く「」し「」ご「」と「』(25年)など話題作への出演が続く出口夏希。今最も旬な二人がW主演を務め、時代の閉塞感を吹き飛ばす、不適切で爽快な青春映画が誕生。

■追加キャストとして吉田美月喜、羽村仁成、金子大地の出演が決定

 第30回釜山国際映画祭(9/17~9/26)の Vision部門に選出されたことでも話題の本作から、追加キャストが解禁となった。漫画に詳しい毒舌キャラで、朴秀美や美流紅と共に、同好会「オール・グリーンズ」を結成する岩隈真子(いわくま・まこ)を演じるのは、第48回日本アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞を受賞し話題となった劇場アニメ『ルックバック』(24年)で河合優実とW主演を務め、海外映画に初出演した『KARATEKA』のスペイン公開が2026年に控える吉田美月喜。

 戸惑いを感じつつも、禁断の課外活動に足を踏み入れていく岩隈を演じた吉田は、原作小説に衝撃を受け、いきいきとしたキャラクター達に釘付けになったといい、「私が演じた岩隈真子は、口も悪いし陰気なところがある子ですが、朴秀美と矢口美流紅と一緒になって渋々ながらも楽しそうにしている姿はとても輝いています。この作品に学生時代に出会っていたら私の人生もまた変わっていたかもしれないです。そして、世の中にこの作品が出るのが、楽しみで仕方がありません。この子たちの最高で最悪な高校生活を是非観ていただけたらと思います」と、意気込みを語った。なお、吉田は南、出口と共に、第30回釜山国際映画祭の公式上映に参加することが決定している。

【岩隈真子:吉田美月喜コメント全文】

原作の小説を読ませていただいた時、衝撃を受けました。

青春に対してのモヤモヤや違和感が頭の中でばちばちと弾け散る感覚でアドレナリンが止まらなかったです。

いいとか悪いとかじゃなくて、ただひたすらにいきいきとしていて楽しそうなキャラクター達に釘付けになります。

私が演じた岩隈真子は、口も悪いし陰気なところがある子ですが、朴秀美と矢口美流紅と一緒になって渋々ながらも楽しそうにしている姿はとても輝いています。

この作品に学生時代に出会っていたら私の人生もまた変わっていたかもしれないです。

そして、世の中にこの作品が出るのが、楽しみで仕方がありません。

この子たちの最高で最悪な高校生活を是非観ていただけたらと思います。

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