広瀬すず&松下洸平

 広瀬すずと松下洸平がこのほど、東京・神田明神で、映画『遠い山なみの光』公開直前イベントに臨み、トーク後にはヒット祈願を行った。

 カズオ・イシグロ氏の同名長編デビュー作が原作。1950年代の長崎時代の悦子を演じた広瀬すずと、悦子の夫・二郎役を演じた松下洸平。夫婦役を演じた2人が浴衣姿で参加した。

 トークでは、軽妙なやり取りが行われた。お互いの印象を語る場面があった。

 松下は、広瀬について、現場では「“広瀬すず”のままでしたね」と語り、撮影本番が始まる約2秒前まで「ヘラヘラヘラヘラして」「フラフラフラフラ立って」いるにもかかわらず、本番で「スタート」の声がかかった瞬間に「パッと悦子の顔になる」と述べ、その切り替えの速さに「すごい方だな」と改めて感心し、「一緒にいて勉強させていただくことがすごく多かった」と明かした。

 一方、広瀬は松下を「すごく器用」で「真面目な方」だと評価。特に、松下が演じる二郎の、一見すると見えないような内面の感情の動きを非常に繊細に表現していた点に触れ、「監督とこうお話しながら」「二郎さんという人物像を作っていくなかで、すごく真面目で、器用な方なんだろうな」と感じたそう。セリフのやり取りでも「すごく心地のいいリズム感を持たれててすごい楽しかった」と語った。

 ただ、松下は、広瀬と食事中のやりとりを挙げ、「僕の食べ方を見て“おじいちゃん?”って。僕がゆっくり丁寧に食べていたらそんなことを言われて…」と明かすと、広瀬は「ごめんなさい。失礼しました」と返し、広瀬も松下に対して「なんかずっとふざけてるんですよ」とし、自分にしか聞こえないような声でずっとボケていると暴露するも、松下はこれを否定。仲の良さを感じさせるやり取りで和やかな雰囲気に包まれた。

Photos

記事タグ