ドラマ「ひとりでしにたい」場面カット©NHK

 佐野勇斗が出演するNHK土曜ドラマ『ひとりでしにたい』(NHKプラスで8月9日まで視聴可能)(第6回)が、去る8月2日に放送された。最終話で見せた佐野の演技が「目の演技がすごい」「那須田の成長を感じた」など、SNSで反響を呼んだ。(ネタバレあり)

 本作は、人類普遍かつ永遠のテーマをトコトン突き詰めた前代未聞の社会派「終活」コメディ。30代後半独身の主人公・鳴海(綾瀬はるか)が、時に世間の常識に傷つきながら、時に誰かと比べてしまい落ち込み、時に居て当たり前に思っていた周囲の人々に感謝しながら、よりよく死ぬためによりよく生きる方法を、這(は)いつくばって模索する物語。

 那須田優弥(佐野勇斗)は鳴海の同僚で都庁から出向組のエリート。孤独死を恐れて急に婚活を始めた鳴海に対し「40歳手前で無料婚活アプリ登録しても男来なくないですか?」と煽(あお)るが、実は鳴海に好意をよせている「こじらせ男子」だ。終活事情や孤独死になぜか詳しく、それには彼の生い立ちが影響していた…。

 最終回を終えた「ひとりでしにたい」第6話放送終了後、『#ひとりでしにたい』がトレンド入り。続編を求める声もあるなか、佐野勇斗演じる“那須田優弥”についても「告白後の目の輝きが素敵」「那須田の成⾧を感じた」「那須田と鳴海のコンビをもっとみていたい」「最後の鳴海を追いかけてるシーンが好き」「佐野さんの目の演技がすごすぎる」などSNSで多くの反響を集めた。

【8月2日放送 第6話】

鳴海に中二病だと言われて終わった第5話。

その後、鳴海なりの言葉で励まされた那須田は、今まで見たことない笑顔で声を出して笑い、
「やっぱり俺、山口さんのことが好きです」と告白し、優しい表情で鳴海に想いを素直に伝える。しかし、鳴海からは振られそうと感じた那須田は話の途中で「早まらないでください」と鳴海を止める。

そして、自分と関わることを投資だと考えてと言い、鳴海の彼氏という役職を提案する。
那須田の策略は成功し、晴れて那須田と鳴海は付き合うことになった。職場で今まで通りに鳴海に接する那須田だが、心の中では”山口さんが自分の彼女と思うだけで楽しい”と嬉しそうに感じており、ニコッとしている。

一方、終活の為に和夫(國村隼)が「家を売る」と言い出し、鳴海の実家は大騒ぎに。
鳴海に結婚を前提に付き合っている設定で家族の食事会に一緒に来てほしいとお願いされる那須田。内心ワクワクした様子で鳴海のお願いに快く承諾する。

そして、いよいよ山口家の食事会に。
鳴海の家族の前でお互いゆうたん・なるみん呼びで会話をする。
那須田は鳴海の弟・山口聡(小関裕太)に鳴海との2人の今後のことについて聞かれ、さらに鳴海が傷つくようなことを言われる。

それを聞いた那須田は怒りを隠せず、「なるみんに謝ってください」と聡に強く言う。
誰もいない職場に那須田と鳴海2人きり。

鳴海から昨日の食事会の時のお礼を言われ、那須田くんといると少し安心すると言われる。
しかし、別れようといきなり告げられ、驚きを隠せない那須田。

「待ってください!」と言い放ち、私らしくとはなどと聞きながら、職場中を歩き回り鳴海を追いかける。

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