三谷幸喜「おい、太宰」全国劇場公開決定 映画館でしか見られない“もう一つのエンディング”も
「三谷幸喜『おい、太宰』劇場版」が、7月11日より全国約170の映画館で公開される。
三谷幸喜がオリジナル脚本と自ら監督を務める“完全ワンシーンワンカット”シリーズの新作第3弾が 12年ぶりに誕生。WOWOWで放送された本作が、テレビを飛び出し、劇場版として映画館のスクリーンに登場する。
本作は海辺を舞台に、太宰治を敬愛する平凡な男が時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディ。足場の悪い浜辺、ドローン撮影など様々なハードルがある中、約100分間一度もカメラが止まらないという極限の緊張感の中で撮影された。三谷作品らしい一癖も二癖もある役を演じ切るのは田中圭、小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチ。
三谷監督からは「どれだけ止めずに100分撮るかで苦労しましたが、見ている時にはワンシーンワンカットと気付かれないのが成功だと思います。ワンシーンワンカットだからこそ見られる生身の彼らを見てほしいです。シリーズ3作目にしてやっとやりたいことが完璧にできたと思います」と手応えを噛みしめる言葉もあった。
本シリーズの大ファンでもあり主演を務めた田中圭は「2時間その世界に没入していける、お芝居する上での”贅沢さ”を感じました」とワンシーンワンカットならではの醍醐味を熱く語り、また、太宰治と同郷でもあり津軽弁で熱演した松山ケンイチは「本番中はどこか奇跡待ちで、今日は何が起こるんだろう?という期待をもって現場に向かった」と撮影を振り返っている。
WOWOW放送版では見られない、貴重な特別映像「もう一つのエンディング」を映画館限定で披露。物語の続きが垣間見え、時空を超えた貴重なシーンなど見逃せない見どころが詰まっている。さらに、三谷幸喜、田中圭、小池栄子、宮澤エマによる副音声上映を公開日から全国の上映映画館の全上映回にて実施する。
さらに公開初日を祝して、7月11日にTOHOシネマズ日比谷で舞台挨拶を実施。三谷監督、出演者が登壇し、ワンシーンワンカット撮影の舞台裏や劇場版の楽しみ方など語る。
■三谷幸喜コメント
100分にもおよぶワンシーンワンカット長回しで、いまだかつてない斬新な作品になっています。劇場の大きなスクリーンで見ていただきたいと思いますし、なんと劇場版では特別映像も付いています。ぜひご覧ください!

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