郷ひろみが24日、コンサートツアー「Hiromi Go Concert Tour 2025 "70 YEAR a GO !"」(全36公演)を埼玉県・サンシティホール 大ホールからスタートした。(※ネタバレあり)

 【写真】郷ひろみ「Hiromi Go Concert Tour 2025 "70 YEAR a GO !"」初日の模様

 今年で70歳を迎える郷ひろみ。キャリアの大きな節目となる今年のコンサートは、来る2027年に迎える、55(G0 G0)周年も見据えつつ、大切なファンの皆さんと70年の郷ひろみの人生をここで振り返って確認する[復刻]と[進化]がテーマになっている。

 オープニングからいきなり、5月28日に発売する通算111枚目の最新シングル「最強無敵のDong Dong Dong!」からコンサートはスタート。続いて「花とみつばち」「誘われてフラメンコ」など、ファンにはたまらない懐かしいナンバーを立て続けに披露し、ド派手な衣装と圧巻のパフォーマンスで観客を総立ちにさせた郷ひろみ。「コンサートのテーマは[復刻]と[進化]。矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、10代の頃と今を比べてみて、少しずつ進化していて、それを成長とも言えると思う。今回の全国ツアーは4人のアレンジャーの方を起用して、昔の曲を編曲してもらったので、どう変わっているか楽しんでほしい」と会場のファンへメッセージを伝えた。

 中盤には「ベストテンコーナー」というウィット富んだ演出も披露し、世代や性別を超えて、誰もが知っている新旧交えたヒットナンバーを軸にステージが構成されている。

 コンサートではおなじみの『言えないよ』や『2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-』といった曲もラインナップしている。ただ、そこには“懐かしさを振り返る”といった趣きは微塵も感じられない。音楽シーンの最前線で活躍し、現代のトレンドを散りばめた、新たな解釈や挑戦的なアレンジによって名曲たちの鮮度をより高め、誰も見たことのないエンターテイメントに昇華させている。

 セットはステージ後方に巨大なLEDスクリーンを設置。ひとたび曲が始まると演奏とリンクした映像や、鮮烈な照明で楽曲の世界観に色を添える。また、コンサート後半にはNHK Eテレの大人気アニメ『おじゃる丸』のエンディングテーマ「GO!でおじゃる」も初披露するなど、大人も子供も楽しめるステージとなっている。

 更に、郷ひろみ70歳の誕生日となる2025年10月18日(土)と翌日19日(日)に日本武道館で2日間連続の記念コンサートを開催することもコンサート内で発表された。

 圧倒的な歌声と、キレのいいパフォーマンス。遊び心あふれる演出と最上級のエンターテインメントをギュッと凝縮したまさに[復刻]と[進化] を具現化させた全22曲のステージに、誰もが酔いしれたツアー初日のコンサート。70歳を迎え、なお進化を遂げ続ける郷ひろみの快進撃はここからスタートする。

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