大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)、菊池風磨(timelesz)、中条あやみ、岡山天音、豊島圭介監督が7日、都内で行われた映画『#真相をお話しします』大ヒット御礼舞台挨拶に登壇。全国141館の映画館に舞台挨拶の模様は生中継された。

 【写真】大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)映画『#真相をお話しします』大ヒット御礼舞台挨拶の模様

 W主演を務めた大森元貴、菊池風磨のほか、初日舞台挨拶でもその仲の良さを伺わせていたメインキャストの中条あやみ、岡山天音が登壇。豊島圭介監督と共に本作の「#真相」を目撃したばかりの観客から寄せられた質問に回答した。壇上には、「#真相」を目撃した観客から寄せられた感想を掲載した、特大バックパネルが設置。劇中さながらの配信画面のようにあふれるコメントたちをバックに、本作の反響についてもトークを展開。

 公開から3日間で観客動員35万人、興行収入4・8億円を記録し、邦画実写週末観客動員ランキング初登場 No.1(4/25~27 興行通信社調べ)でスタートを切った本作。本日、100万人を突破したことが報告された。

 観客から寄せられた質問に答えるコーナーでは、ビル内に事務所を構える、不思議な雰囲気の男・鈴木を演じる大森に、「鈴木に彼女や家族はいる設定ですか」というキャラクター設定に関する質問が投げかけられた。質問者は本作の主題歌「天国」の<そうだ 家に帰ってキスしよう>という歌詞から疑問に感じたという。

 それについて大森は、「鈴木には許せない親がいますよね。でも、『天国』を書いたのは、鈴木ではなくて僕、大森元貴です。『天国』はそもそも目の前にある幸せ、自分のためにある幸せを自分のためだけに、人々が奮起するということの愚かさ、愛しさみたいなもの描いています。世の中どうもうまくいかないし、どうしようもないことばかりだけど、そんなことは一旦置いておいて、家に居る大事な人に会えればいいやみたいな、どこか投げやりな歌詞だと思うんです」と説明した。

 また、「鈴木は彼女とか作れないんじゃないですか。彼が抱いているものとか、遂行すべく心に宿っているものというのは、彼女がいれば、もしかしたら鈴木は違う選択をしたのかもしれないです」と丁寧に回答した。

 それについて豊島監督は、「鈴木の家族と彼女についてはあまり考えたことはなかった。僕は映画に描いたところまでしか考えていなかったので、おもしろい質問だなと思いました」と話した。

 最後に大森は映画『#真相をお話しします』について、「SNSというものが基軸にあって、若い子向けのような雰囲気が出ている映画かもしれませんが、
ご覧いただいたとおり、ものすごくいつの時代も忘れてはいけないものが詰まっている映画だと思っています。今日感じたものを持ち帰って、誰かに観に行かない? とこの映画を忘れないで欲しいなと思います。僕はこの映画が本当に好きなので、僕も時間を見つけて観に行きたいと思っています」とイベントを締めくくった。

 本作はミステリー界の超新星・結城真一郎氏が2021年に発表した第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した短編「#拡散希望」。そして翌2022年に『#拡散希望』を含む、現代日本の〈いま〉とミステリーの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録した『#真相をお話しします』(新潮文庫刊)が発売。2023年本屋大賞ノミネート。その後、コミカライズ化、オーディオブック化、さらには韓国・中国・台湾・タイの4か国で海外翻訳された前代未聞の暴露(ゴシップ)系エンターテインメント『#真相をお話しします』が映画化。大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)と菊池風磨(timelesz)が映画初主演でW主演を務め、4月25日に全国公開された。

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