中条あやみ

 Mrs. GREEN APPLEの大森元貴、timeleszの菊池風磨、中条あやみ、岡山天音、豊島圭介監督が25日、都内で開催された映画『#真相をお話しします』初日舞台挨拶に登壇。本日、公開を迎えた本作への想いや、これまでに直面した“究極の選択を迫られた瞬間”を語った。

 【写真】中条あやみ『#真相をお話しします』 初日舞台挨拶の模様

 本作でヨガインストラクターを演じた中条あやみ。公開初日を迎え中条は、「朝からずっと(SNSで)感想を見ていたのですが、もう1回見たいっていう方がいらっしゃったり、この結末をみんなで話したいと言ってくれているのが、すごくいいことだなと思いました。これはみんなでいろんな意見を述べるべき、価値観の共有すべき映画になっていると思うので、そうやってどんどんみんなと話してどう思ったかっていうのを言っていただけたら嬉しいなと思ってます」と語った。

  イベント後半では、映画のストーリーにちなんで、これまでに直面した“究極の選択を迫られた瞬間”を、キャストそれぞれが回答。

 中条は、本作にクランクインする前に起きた出来事だと話す。電動自転車に乗っていて、爽快に走っていたとき、不注意で車輪が段差にぶつかったという。その時スローモーションになり、「これは転ぶな」と思い、「手から行くべきか、はたまた体のどこから落ちるべきか」、究極の選択を迫られたという。その時期、ちょうどオリンピックで柔道をよく観ていたことから、受け身を思い出し、肩から落ちることを選んだ。

 中条は、「傷が肩だけで済んだんですよ。これは成功!」と話すと、それを聞いた菊池風磨は「とんでもない傷を作っていて、ちょっと引いた...」と当時を振り返った。豊島監督は、映画の中で傷は、特殊メイクではなくリアルな傷だったと明かすと、中条は「傷を活かしたのでコスパもいい(笑)柔道のおかげですね」とポジティブ。

 中条の役者魂に大森元貴は、「プロだと思いました」と話すと、菊池は「(クランク)インの前にプロは転ばないのよ(笑)」とツッコんだ。

 本作はミステリー界の超新星・結城真一郎氏が2021年に発表した第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した短編「#拡散希望」。そして翌2022年に『#拡散希望』を含む、現代日本の〈いま〉とミステリーの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録した『#真相をお話しします』(新潮文庫刊)が発売。2023年本屋大賞ノミネート。その後、コミカライズ化、オーディオブック化、さらには韓国・中国・台湾・タイの4か国で海外翻訳された前代未聞の暴露(ゴシップ)系エンターテインメント『#真相をお話しします』が映画化。大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)と菊池風磨(timelesz)が映画初主演でW主演を務め、4月25日に全国公開された。

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