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月島琉衣が、作間龍斗と山下美月がW主演を務める映画『山田くんとLv999の恋をする』(3月28日公開)に出演。ネトゲ「Forest Of Savior」のギルドメンバーの佐々木瑠奈を演じる。本作は“キュンキュン度Lv999”のラブコメ・エンターテインメント。原作は、コミスマのマンガアプリ「GANMA!」連載のましろによる同名漫画。シリーズ累計600万部突破。総PV80億超えのメガヒットコミックスが映画化。月島は、「ミスセブンティーン2022」を受賞し、「Seventeen」(集英社)専属モデルとして活動。2024年は実写ドラマ『からかい上手の高木さん』でW主演を務め、第103回全国高校サッカー選手権大会で、20代目応援マネージャーに就任するなど、幅広く活動している。インタビューでは、挑戦だったという撮影エピソードから、本作でお気に入りのシーン、今後やってみたい役柄について、話を聞いた。(取材・撮影=村上順一)
初めての挑戦がたくさんあって嬉しかった
――本作はラブコメ作品ですが、お話を聞いたときの心境はいかがでした?
すごく可愛らしくて、ほんわかした心が和む物語なので、そこに「えっ、私が?」みたいな気持ちでした。私はロリィタファッションや個性的なヘアスタイル、瑠奈のような性格の役柄を演じるのは初めてだったので、自分が演じているところを想像するのが難しいところもありましたが、初めての挑戦がたくさんあったので、とても嬉しかったです。また、ロリィタ系は想像以上のボリューム感もあって、可愛らしい衣裳だなと思いました。これを着て撮影できるんだというワクワク感もありました。
――いろいろ可愛い衣裳がありましたけど、特にお気に入りは?
私、ピンク色が好きなのですが、パステルカラーも好きなので、ドリンクバーのシーンで着ているパステルカラーでうさぎちゃんのバッグを背負っている衣裳は特にお気に入りでした。衣裳が変わるごとに、どんどんボリュームが増していくのですが、焼肉屋さんのシーンで着ていた衣裳は、髪飾りもこれまで以上にボリューミーなものだったので、ぜひ注目していただけたら嬉しいです。
――新たな挑戦もあった役とのことですが、特に頑張ったシーンはありますか。
カラオケのドリンクバーのシーンです。なぜ茜(山下美月)さんは、こんなに優しく瑠奈に接してくれるの? といった疑問を抱きながら物語はスタートするのですが、そこから少しずつ茜さんに心を開いていきます。ワンシーンの中で気持ちの変化があり、それを表現するのはとても難しかったので、特に頑張ったシーンでした。
――表情の変化も印象的でした。
ありがとうございます。瑠奈のすぐに表情に出てしまうところも、彼女のいいところだと思いました。その表情は原作と照らし合わせて、意識しながら演じていました。
――表情は鏡の前で練習されたりも?
練習しました。また、撮影前に監督に「これくらいやってもいいですか?」と確認したら、「それくらいやってもいいかも」と言っていただけたので、思い切ってやりました。また、茜さんの部屋で一緒にゲームをしているシーンで心を開いているのですが、その切り替えの早さも瑠奈のいいところだからと教えてくださいました。ここはもう楽しくしていていいんだ、と確信を持って演じることができました。
――監督からのリクエストはありましたか。
瑠奈がカラオケの部屋に入っていくシーンなのですが、「ちょっと瑠奈が悪かったかも、という表情にしてみてほしい」とリクエストをいただきました。眉の下がり具合や口角の動きで、表情が大きく変わるという発見があったので、今後活かしていきたいです。
山下美月の笑顔に癒されていた
――本作ではタイトルからもわかるようにゲームも重要な役割を担っていますが、月島さんご自身はゲームはやりますか。
プライベートでゲームはあまりやらないのですが、『ツムツム』はやっています。また、最近は昔使っていたニンテンドー3DSを見つけたので、姉と一緒に遊んでいます。
――本作は人とのつながりも見どころだと思うのですが、月島さんはお友達など積極的に作りに行くタイプですか。
人付き合いに少し慎重になってしまうところがあります。人見知りではないのですが、友達は狭く深くというタイプです。
――さて、本作の共演者の方とはどんなことを話しましたか。
序盤、作間さんは撮影に集中されていたこともあって、あまりお話はできなかったのですが、撮影が重なるにつれてお話できる機会も少しずつ増えました。山下さんは最初からお話をすることができました。私が現場に早く馴染むことができたのは山下さんのおかげです。いつも笑顔で話してくださるので、撮影の緊張感も取り去ってくださり、笑顔に癒されていました。
――俳優さんの他に芸人さん、空気階段の鈴木もぐらさんもギルドメンバーとして出演されていますね。
もぐらさん演じる鴨田さんが、文化祭のシーンではゲームに挑戦します。鴨田さんは普段はとても穏やかで柔らかい雰囲気の方なのですが、文化祭ではまた違った一面を見ることができて面白かったです。意外な一面として見どころの一つです。
――月島さんが1番好きなシーンは?
コラボカフェのシーンがお気に入りです。店内もリアルでとても印象に残っています。瑠奈はまだ茜さんに対して打ち解けていないのですが、この作品はゲームから色々なことが生まれて、ゲームをやっていなければ、出会うこともなかったと思います。そのシーンの撮影が終わってから、キャストの皆さんとコラボカフェのメニューを一緒に食べたのですが、とても美味しくて、よい思い出になりました。また、ギルドメンバーと焼肉屋さんに行くシーンがあるのですが、そこで皆さんとしっかりお話しすることができて、楽しく撮影ができたので、印象に残っています。
猟奇的な役に挑戦したい
――先ほど、この作品で表情の発見があり、今後のお仕事にも活かしたいというお話もありましたが、今後演じてみたい役柄はありますか。
心の底から誰かを憎んでいるような役、少しサイコパス的な要素を持つ役柄にも挑戦してみたいです。
――普段、そういう映画を好んで見られたりしますか。
サイコパス系はたまに見ます。そういう役を演じられている方は迫力があって、とてもかっこいいなと思いました。本当にそういう人物が乗り移らないと、演じられないと思っていて、だからこそ挑戦してみたいです。
――最近観た中で、そういったミステリー、スリラー系の映画で印象に残っているのは?
『キャラクター』という映画が面白かったので、おすすめです!
――最後に月島さんのレベルを数字で表すとしたら、今いくつくらいだと思いますか。
最高レベルを100とするなら、今は16歳なのでレベル16くらいです(笑)。私は100歳を超えたいと思っていて、1年に1レベルずつ上げていけるよう頑張ります!
(おわり)
【作品情報】
「山田くんとLv999の恋をする」(公開中)
出演:作間龍斗 山下美月
NOA 月島琉衣 鈴木もぐら(空気階段) 甲田まひる
茅島みずき 前田旺志郎
監督:安川有果 脚本:川原杏奈
原作:ましろ「山田くんとLv999の恋をする」 (コミスマ「GANMA!」連載)
音楽:林イグネル小百合
主題歌:マカロニえんぴつ「NOW LOADING」 (TOY’S FACTORY)
製作:遠藤徹哉 中村浩子 小金山貴弘 佐藤光紀 舛田淳 青鹿敏明 五十嵐淳之
企画:二木大介
プロデューサー:高木智香 稲葉尚人
アソシエイトプロデューサー:木之内安代
音楽プロデューサー:剣持学人
撮影:趙聖來
照明:木村匡博
美術:太田仁
録音:原川慎平
装飾:高橋光
編集:田村宗大
スタイリスト:高田菜々子
ヘアメイク:正田篤子
ゲーム制作ディレクター:湯藤巧
ゲーム制作プロデューサー:飯島哲
VFXスーパーバイザー:古橋由衣
音響効果:大塚智子
キャスティング:川村恵
助監督:塩入秀吾
制作担当:嘉藤博
ラインプロデューサー:石渡宏樹
製作:『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会 制作:角川大映スタジオ
配給:KADOKAWA ©ましろ/COMISMA INC.
©2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
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