『上白石萌歌写真集 charm charm』(C)松岡一哲/講談社

 上白石萌歌が、28日に迎える25歳の誕生日を記念した写真集『charm charm』(講談社)が5月下旬に発売されることが決まった。「東洋の真珠」と呼ばれる南の島での「奇跡の休日」を切り取った。

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 2025年でキャリア14年目を迎えた俳優、上白石萌歌。昨今はヒロインを演じる映画やドラマが多数公開され、さらにadieu(アデュー)名義で音楽活動も盛んに行うなど幅広い活動で注目されている。

 写真家・松岡一哲氏から写真集の提案があったのが24年の春。もともと、上白石がカメラ好きで、松岡氏の写真のファンだったということもあり、「25歳のメモリアルに」と一気に話が進んだという。

 9月、映画やドラマの仕事で忙しい上白石が、やっと取れた1週間の「夏休み」に撮影旅行が組まれた。ロケ地はスリランカ。上白石が自ら選んだ、インド洋に浮かぶ美しい島。行く先々での現地の人とふれあう旅はまさにプライベート感たっぷりの夏旅を記録した。

 撮影衣装のセレクトや編集段階での構成会議にも本人がイチから参加。タイトルの『charm charm』(チャーム チャーム)も彼女の案だという、こだわりの一冊が出来上がった。

 この旅で上白石がこだわったのがスリランカ出身の名建築家「ジェフェリー・バワ」。「建築にもとても興味があって、行った先々でいろんな建物を見て回ります」という彼女は今回、バワが手掛けた建築物をいくつも訪れ、その圧巻の空間で自らの感性を開放している。

 トロピカル・モダニズム建築の様式に彩られたプールで泳ぐ姿や、シンプルかつ美しい部屋のなかで、まるで子供のようにはしゃぐ無邪気な姿は、これまでメディアには一切見せる機会のなかった「素」の上白石。もちろん美しいスリランカの自然、そして何より喧騒の街中で現地の人と自然にふれあう、生き生きとした彼女の姿もある。

 撮影の様子が気になって仕方ない子供たちや上白石の愛くるしさに興味津々の同世代の女性、たまたま電車で隣り合わせた親子や訪れたレストランの店員・・・、彼女は驚くほどフランクに人々とコミュニケートし、たわいもない話をし、笑顔を生んでいく。

 撮影を担当した松岡氏は「その大きな目で、ひとよりもたくさん世の中を、ひかりを映している人だと思いました。目に見える美しさはもちろんですが、その内から出る、貪欲にいろんなものを見ようとする強さ、いろいろな体験をしたいという生命力を感じました」と語っている。

『上白石萌歌写真集 charm charm』(C)松岡一哲/講談社

上白石萌歌:コメント

 このたび、25歳を記念して写真集を出版させていただくことになりました。人生に流れる時間の、どの地点がとくに重要でメモリアルである、ということはきっと存在せず、どんな瞬間であれ何にも変え難いものであると考えますが、たくさんのご縁と奇跡が折り重なり、25歳にこのような幸せな機会をいただくことができました。松岡一哲さんをはじめ、携わってくださったみなさまに心から感謝いたします。

 ジェフリー・バワの建築に強く惹かれ、旅先に決めたスリランカ。到着し、空港のエントランスを抜けた時、燻った草木の香りとともに、その地に生きる人々の息づかいのようなものが一気に迫ってきて、ひどく高揚したのを覚えています。スリランカという場所で息をし、全身で感じたこと、考えたことのすべてがこの一冊に焼き付いていると思います。

 “charm charm”という言葉はわたしの心のおまじない。”charm”には、おまもり、愛嬌、色香、などという意味があり、何かを見つめ、体温がほんのり上がるような、そんなニュアンスを込めました。手に取ってくださったみなさまの心をそっと温められるような、そんな作品に仕上がっていると思います。

 『charm charm』がみなさまのおまもりのような1冊になりますように。

 楽しみに待っていただけるとうれしいです!

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