『宇宙刑事ギャバン』は「ひどい現場だった」レーザーブレード割れると「皆ビリビリ」

　庵野秀明氏（脚本・監督）、尾上克郎氏（准監督）、田渕景也氏（アクション監督）が先日、都内で行われた『シン・仮面ライダー』Blu-ray ＆ DVD発売記念トークショーに登場した。

　『シン・仮面ライダー』Blu-ray & DVD が11月20日に発売される。初回限定版に付属する特典映像には、一部未公開映像を含む「OMIT シーン」や VFX を使用したシーンを振り返る「VFX BreakDown」など計２時間を超える特典映像を収録。

　さらに、映画本編を全５話に再編集し、新規撮影による各話エンディングを含む映像を収録した「各話フォーマット版」を収録した。

　トークは、80年代に放送された『宇宙刑事ギャバン』や『宇宙刑事シャリバン』の裏話にも及んだ。当時、現場にいた尾上氏は「80年代の東映はひどい現場だったな」と笑った。

　ギャバンのレーザーブレードは蛍光灯だったそうで「１話２本しかない。最初はアクリルのケースに入れていたけど映るからやめようとなってビニールを巻いた。でもだいたい割れる。下はドライアイス置いてるから、割れるとビリビリくる。折れたらみんなビリビリ」と明かすと、庵野氏は「確かにひどい現場ですね。よくやってましたね」と笑んだ。