作間龍斗、横浜流星の背中は「大きかった」ヒゲ姿は「びっくりした」

　横浜流星、黒木華、中村獅童、奥平大兼、作間龍斗、藤井道人監督が22日、都内で行われた映画『ヴィレッジ』公開記念舞台挨拶に登壇した。

　【写真】横浜流星のヒゲ姿

　「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々のきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を描いたサスペンス・エンタテインメント。同調圧力、格差社会、貧困、そして道を誤ったら這い上がることが困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇をあぶり出す。

　霞門村で生まれ育ち過去のある事件によって村中から蔑まれながら希望のない日々を送る青年・片山優を演じた横浜流星。内気な性格で優に憧れる美咲（黒木華）の弟・中井恵一を演じた作間龍斗。

　作間は横浜の印象を「最初に撮影で会ったのがヒゲを生やされているシーンでした。僕はテレビとかで見ていたキラキラしている横浜流星さんのイメージしかなかったので『ヒゲ生えてるッ！』って（笑）最初びっくりして。でもその表情で僕も気が引き締まったというか作品のこういう感じなのかというのが分かって。恵一として追いかけていく背中として大きかったです」

　また、自身が演じた恵一については「とてもピュアな子で、精神的に言ったら幼いだけどそのピュアさがそのまま出せたらいいなと台本を見て感じたものを出しました。社会の縮図を試写して受け取って時に、恵一みたいなピュアな子が、夢を追い続ける子の力になれる、力をつけるキャラクターになれたらいいと思いました」

　そんな恵一を演じた作間に横浜は、青年・筧龍太を演じた奥平大兼と共に「素晴らしい」と絶賛。「どの言葉もナチュラルで優にとっても気になる２人。自分自身も優と同じ感情を抱いた」と絶賛した。