広瀬すず「エル ベストアクトレス賞」受賞、来年は「もうちょっと前のめりに」
エル シネマアワード 2022
ファッションメディア「ELLE(エル)」(株式会社ハースト婦人画報社)がその年に公開された映画作品を独自の視点で選定する映画賞『エル シネマアワード 2022』で、広瀬すずが日本の映画界で輝く女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」に輝いた。
凪良ゆうの傑作ベストセラー小説を映画化した『流浪の月』で松坂桃李とW主演を務め、誘拐事件の“被害者”というレッテルを貼られて生きてきた女性という難役を繊細に演じ、日本映画界に鮮烈な印象を残したことが評価された。
広瀬は「賞という形で作品を通していろいろな方に届いたことはすごく嬉しくありがたいなと思います」と喜んだ。
ほか「エル メン賞」に窪田正孝、「エル ベストディレクター賞」に早川千絵、「エル・ガール ライジングアクトレス賞」に河合優実が輝いた。
広瀬すず:コメント
作品を賞という形でいただけたことは素直にものすごく嬉しいし、ありがたいなと思います。そんな風に一人でも多くの方に自分が出た作品を通していろいろなものを届けられたんだなと実感できました。『流浪の月』はいまだに、きちんと観ることができないんです。共演者の方や、撮影チームが韓国から来てくださったので、自分にはない引き出しを発見できて、すごく刺激的な作品になっているので、自分自身では見返すことができていないです。今までは心の支えになるような作品が多かったのですが、何か自分を奮い立たせたいときに見る作品だなと思っています。感情に触れる瞬間までストイックに全員が向き合っていくというのは、かなりぜいたくで心強い現場でした。
来年は、自分発信でいろいろできたらいいなと思います。私は自分から積極的に行動するよりも人についていくタイプなので、2023年は25歳になり、仕事を始めて10年経つので、ちょっとずつ自分自身でも動いていかなきゃ、自分で何か作っていかなきゃという気もしています。もうちょっと前のめりに(笑)。その行動力がほしいなと思っています。

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