アイドルが呼び掛ける平和へのメッセージソングとして国内のみならず海外からも共感と感動を呼んでいるSTU48の「花は誰のもの?」。これまで様々な壁が現れても決して諦めず立ち向かってきた彼女たち。約1年を通して歌い続けてきた同曲をどう捉えているのか。選抜メンバー一人一人の思いを届ける連載。第8回は小島愛子。
小島愛子(2期生、兵庫県出身)
――「花は誰のもの?」を歌い続けてきて捉え方やご自身に変化は?
世の中の情勢とリンクした楽曲なので、最初はどんな気持ちで歌うべきか悩みましたが、自分の環境を見つめ直したときものすごく恵まれていることを実感しました。
美味しいご飯を食べる、あったかい布団で眠る、頑丈なお家に住む、戦争のない守られた場所にいる、当たり前のようでこれはすごく幸せなことです。
平和な日常や当たり前の幸せをみんなが受け取れる世界になってほしいそんな気持ちで今は歌っています。
――平和やコロナ禍など、このような状況下でアイドルの存在価値、存在理由は何だと思いますか?
アイドルは元気を届ける存在だと思います。
世の中を明るくする、誰かの沈んだ心を救う、暗い状況に光を届ける。
人に対してだけでなく世の中への希望の光になる存在だと感じています。
――この1年はご自身にとってどういうものでしたか?新たに芽生えた目標、決意があったら教えてください。
個人的には選抜メンバーに2回選んでいただいたり、朗読劇や舞台など初めて演技にも挑戦し着実に歩みを進めた年だと思いました。ただ、もっと結果を残せたと思う部分は沢山あるので、来年はさらに飛躍し、しっかり実績を残せる1年にしたいです。
――コロナや5周年コンサート中止(その後実現)など様々な壁に当たりそれでも乗り越えてきた皆さん。壁を乗り越えるために必要なことはありますか?また壁は乗り越えられると思いますか?
わたしは壁に当たると気が済むまで落ち込みます。
すぐに立ち直れる性格ではないので辛かったら、今本当に自分は辛いんだと認識して痛みを無理やり治さないようにしています。
壁を乗り越えようと自分を犠牲にしたりせず、気持ちが整ったら一つ一つ岩を登るような感覚で過ごしています。
小島愛子