BiSH

 BiSH(アイナ・ジ・エンド、ハシヤスメ・アツコ、アユニ・D、リンリン、モモコグミカンパニー、セントチヒロ・チッチ)が10日、都内で行われた映画『BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL』公開記念舞台挨拶に登壇した。

 6人揃って登壇した。まずはそれぞれが挨拶。

 アイナ・ジ・エンド「私たちは、この日をとても待ち望んでいました。2020年ころに撮影したものだったりするので、コロナ禍などを経て公開できるという事が幸せでたまらないです」

 ハシヤスメ・アツコ「BiSH6人が主演をやらせていただき、6作品とも感情の喜怒哀楽があり、すごくいろんな感情になっていただけると思います。全身全霊捧げて映画に挑みましたので、ぜひ楽しんでください」

 アユニ・D「本当に6人6色、顔の違う6つの物語なので、観終わった後息切れしてしまうかもしれませんが、今日は楽しんでってください!」

 リンリン「この作品は3年ほど前から計画が進んでいて、撮ったのもだいぶ前ではあるのですが今日やっと皆さんの前にお見せすることが出来てすごく嬉しいです」

 モモコグミカンパニー「結構前からこの企画は進んでいて、“撮ったけど、やっぱり公開しません”みたいなことも、もしかしたらあるんじゃないかと、自分の作品についてはカオスすぎて思ってたんですけど(笑)やっと公開されたので、皆さん是非今日の舞台挨拶も含め楽しんでいただけたらと思います」

 セントチヒロ・チッチ「このオムニバス映画を作るにあたって、初めてみんなでお芝居というものに向き合って、それぞれがそれぞれの監督とタッグを組んで本当に飛び込む気持ちで挑んだ大切な時間でした。私も観ていろんな気持ちになり、笑いあり涙あり…本当に“PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL!!”という気持ちになりました!(笑)このBiSH6人の個性があったからこそできた作品だと思いますので、心して観てください!」

作品への想い

 田辺秀伸監督との『リノベーション』で主演したアイナは役柄と重なる部分を聞かれ、「自分自身ダンスがずっと好きで、BiSHでも振付をやらせてもらい、本当に生活の一部と言っても過言じゃない」と告白。

 大喜多正毅監督との『レコンキスタ』で主演のハシヤスメは、ループしているというお話に因みずっと続けられることを聞かれると、「こうやって喋る事は大好きなのでいっぱい喋りたいですし、BiSHではコントを担当していて、コントはやり続けられるな。でも付き合ってくれる人がいないとできないな…」と、メンバーにラブコールを送ると、アユニに完全遮断される場面も?

 そんなアユニはエリザベス宮地監督作『オルガン』で主演。役作りについて聞かれると、「本来の私が練りこまれているというか、役作りというよりかは、自分自身を見つめなおすような感じでした。実際でも妹ですし、生意気なんでダメですね」と笑いを誘った。

 山田健人監督作『VOMiT』で主演のリンリンは、コンテンポラリーダンスに挑戦している。「付いていただいたseishiro先生に、コンテンポラリーダンスには正解がない、という事を何回も言っていただき心が軽くなりました。」と感想を述べ、タイトル『VOMiT』(=吐き出す)に因んでストレス発散方法を聞かれると、「お家で枕にうずくまってすごく大きな声を出します。1か月に1回くらい…」と明かした。

 渡辺淳之介氏が監督を務めた『PEACH CHAOS PEACH』で主演のモモコは「渡辺さんが監督に決まったことで覚悟はしていたんですが、とにかくタイトルにもあるようにカオスで。この作品にはWACK事務所のメンバーがたくさん出ていて、そこも見どころの一つです。本当に個性のある子たちばっかりで、元EMPiREのメンバーは、オシャレでクラスの一軍って感じがして怖かったです(笑)」。

 行定勲監督作『どこから来て、どこへ帰るの』で主演のチッチは、役への向き合い方を聞かれ、「行定監督が脚本を送ってくれた時に、行定監督が私に“こういう一歩を踏み出しなさい”という気持ちを込めて書いてくれたのかなって思って、私もここで覚悟を決めた物語でした。人間の醜い部分と美しい部分を、モノクロの世界で描いているので、それぞれ皆さんがいろんな気持ちが湧き出てくるような物語だと思うので、まっすぐに受け取ってもらえたら」と語った。

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