レイリはどんな人?新世代アーティスト発掘レーベルからデビュー
歌手のレイリ(21)が初のソロシングル「ぼくとキミのものがたり」を、ポニーキャニオンが新世代アーティストを発掘・サポートするレーベル「early Reflection(アーリーリフレクション)」からデジタルリリースした。楽曲提供したのは、乃木坂46、欅坂46、日向坂46など、数々の人気アーティストに楽曲提供する音楽クリエイターの和田春氏。MVは映像クリエイターのGyu氏が担当した。MVには上野一稀と鳴海唯が出演する。レイリのオフィシャルインタビューを以下に紹介する。
――今回の曲はどんな曲で、どのようなメッセージが込められていますか?
この曲は、夢や目標を持って活動をしている中で、途中挫けそうになっても、「応援してくれる人がいる」「一人じゃない」とそっと背中を押してくれる楽曲です。
私も目標に向かって活動をしているのですが、どうしても不安や孤独を感じてしまう時があります。歌詞の冒頭にも「1人じゃ無理だからそんなに強くないから」とあるのですが、表では明るく見せていても弱い部分ってみんなあると思うんです。
そんな時に、優しく声をかけられたり、そんな自分に気づいてくれたりすると、凄く力になるのと同時に、自分も誰かの力になりたいとも思わせてくれる楽曲です。
――この曲を最初聴いたときの印象を教えてください。
一つの物語を聞いているような感覚でした。
イントロ、Aメロを聴くと儚げな曲に感じますが、Bメロ、サビにいくに連れて何かを訴えかけてくるようなメッセージ性の強さを感じました。
――デビュー曲がリリースされる今の気持ちを教えてください。
素直に嬉しいです!
普段は3人グループで活動しているのですが、今回初めてのソロで、最初は凄くプレッシャーや不安がありました。
でも、レコーディングやMVの撮影に沢山のスタッフの方々がいて、ここでも「一人じゃない」と思わせてくれました。
この曲が好き過ぎて、今は早く沢山の方々に聴いてほしいという気持ちでいっぱいです。
――レコーディングに向けて準備したことを教えてください。
まずは、今まで自分が目を背けてきた辛かった時のことを振り返って、向き合ってみました。
今回の曲を作詞作曲してくださった和田春さんから「歌詞に意識を向けて!」と言われていたので、どうしたら一つ一つの歌詞の意味を歌にのせて表現できるかを考えました。
自宅で自分の歌を録音して、聴いて、修正してをとにかく何度も繰り返しました。
私の歌声はどうしてもフワッと聴こえちゃうところがあって。。。
どのように歌えば聴いている方に響くのか、色んな歌い方を試しました。
――レコーディングで苦労したことはありますか?
今回、初めて1人でのレコーディングでとても緊張しました。
あれだけ練習したのに、緊張するとなかなか思い通りに声が出なくて一瞬不安になりました。
でも歌っていくうちに緊張がやわらいで段々と普段通りに歌えるようになって、最終的には納得いくものが出来上がったと思います!
――曲の内容と自分がリンクする部分はありますか?
歌詞の全てが私そのものです。
普段LINELIVEでライブ配信をしているのですが、その配信を見にきてくれたり、bancessのリアルライブにも足を運んでくれたり、いつも支えてもらって感謝しかありません。
活動していると楽しいことだけじゃなく、どうしても辛い事とか上手くいかない時があるのですが、そんな時に、今回の歌詞にもある、「何があっても応援してるよ」って言葉だったり、「もう十分頑張ってるよ。レイリらしく!」ってファンの方が励ましてくれるんです。
私が出来ることは歌ったりお話しすることだけで、何か特別なことをしてあげることができないのですが、そんな私を応援してくれるファンの方々には感謝しかありません・・・
本当にファンの方は私にとって大切な存在で。だからこそ、時々「なんでこんな私を応援してくれているんだろう」とか思ってしまうことがあります。
応援してくれる人がいてくれるから「もっと頑張ろう」とか「応援してよかったって思ってもらえるような自分でいよう」とか思うことができるので、本当にありがとうだけじゃ私の感謝の気持ちを伝え切れないです。
――MVはどのような内容ですか?
楽曲や歌詞では届けきれない部分を物語にしたドラマ仕立てのMVとなっています。
俳優を目指す川島が挫折を繰り返して夢を諦めそうになるのですが、同じく俳優を目指す野口によって励まされ、再度夢を追いかけるところから始まります。
でも野口には俳優の夢を諦めないといけない理由があって、それを知った川島が野口と共に野口の分まで自分の夢を追いかけることを決心する、という物語です。
何をやっても上手くいかない時は、他人が輝いて見えて、自分だけがダメに見えたりします。でも、その輝いて見える誰かもまた違う苦しみを抱えていたりします。
このMVは、そんなことを気づかせてくれて、「1人じゃないんだ、自分だけじゃないんだ」「応援してくれる人のためにもう一度頑張ってみよう」
そう思わせてくれるMVになっています。
――MVはどんな思いで撮影に入りましたか?
私自身、MVの撮影というものが初めての経験だったのでとても緊張しました。
撮影前にレコーディングした曲に合わせたVコンテが届いたのですが、MVが形になっていくのを見て泣きそうになりました。
「絶対にこのMVをいい作品にしたい!」と更に強く思いました。
撮影当日まで家の鏡の前に立って、ギターを片手に表情のつけかたの練習をするという、今まで経験したことのない練習をしました。
ヘアメイクさんやスタイリストさんも付いて、撮影場所も代々木公園やハウススタジオなど様々で、全てが新鮮で贅沢な撮影でずっとワクワクしていました。
――上野さんと鳴海さんと共演してみていかがでしたか?
映像現場のお芝居を直接見るのが初めてだったのですが、お2人のシーンによっての気持ちの切り替えや、その時の心情によっての細かい表情やちょっとした動きの変化がとても自然で引き込まれました。
私は、見ている人に届けよう!伝えよう!とどうしても大袈裟に表現してしまうことがあります。お2人のお芝居を見て、表現力というものを凄く考えさせられ、とても勉強になりました!
――MV撮影をしていて印象的だったエピソードを教えてください。
撮影が1月下旬だったので外での撮影が本当に寒かったんです!笑
そんな中、撮影直前に私のギターの弦が外れてしまって。。。
指から血を流しながら直している私を見たスタッフの方が遠くまで弦を買いにいって付け替えてくださって。しかも絆創膏もくれて。
そんなスタッフさんの温かさにほっこりしました。
私にとって、その絆創膏がその日のお守りでした。
ここ最近で一番人の優しさに触れた1日で、帰りの電車の中で1人余韻に浸っていました。
――歌手になろうと思ったきっかけはなんですか?
歌うことが好きだからです!
姉がミュージカル女優を目指していてステージを立つ姿を横から見て私もステージに立って歌いたいなと思ったのがきっかけです。
――自分の性格をズバリ一言で言うと?
平和主義。
私は、3人兄弟なんですが、弟が思春期だった時に凄く喧嘩を売られて、私はそういう喧嘩とか言い合いが面倒くさかったので、それを無視していたり、学生の頃もこの子とは合わなそうだなという子とは、関係を保ったまま自分から離れていったりしていました。
――チャームポイントを教えてください。
たまに聞かれた時は「すぐ笑うところ」って答えているんですがあまりピンときてなく・・・
みなさんでぜひ探してください!笑
――今年の目標と将来の目標を教えてください。
今年の目標は、すこしでも多くの方にbancessを知ってもらうことです!
路上ライブやライブ配信、リアルライブなど、きっかけはなんでもいいので多くの人に知ってもらい、また聴きたい応援したいと思ってもらえるように歌や容姿、気持ち、パフォーマンスを磨いていきたいです。
そして、今回のMVに携わった際、曲だけでは感じ取れないものがあるんだなと知ったので、今後もMVを撮影していきたいです!
私個人としては、歌詞を書いてみたいと思ってます!
私自身凄く自信がなくて。
SNSの普及によって、人と自分を比べてしまう事がよくあるのですが、そんな自分自身を追い詰めてしまう時の本音というか、捌け口になるような、そんな歌詞をかきたいです。
将来の目標はbancessで武道館でワンマンライブをしたいです。
今の自分は何かあるとすぐ落ち込むし、いっぱいいっぱいになってしまいますが、色々な経験を積んで、歌を生きがいと心から思えるように、レイリというアーティストを作りあげていきたいと思います!