[写真]新人バンドのフレデリックがフェスで入場規制

初出場の「COUNTDOWN JAPAN 14/15」で8000人超を動員したフレデリック

 昨年9月にデビューをしたばかりのバンド「フレデリック」が、昨年末開催の年末最大のフェス『COUNTDOWN JAPAN 14/15』に初出場した際、8000人を超える観客が詰めかけ、入場規制となるほどの盛況ぶりとなった。動員のきっかけとなったのはYouTube上で公開したミュージックビデオ(MV)への反響だった。

 動画:YouTubeに公開されたMV ※外部サイト

 話題となっているのはミュージックビデオ「オドループ」。昨年8月にYouTube上で公開され、国内外で話題を集め再生回数が増加。12月中旬には100万回を突破。動画を評価するいわゆるいいねの数も7500件を超えている。

 なぜ、ここまで再生回数が伸びたのか。

 MVを視聴したユーザーのコメントをみると、「この電波のようなシュールなような歌詞が病みつきになってしまう」や、「ずっと頭の中でループしている」「なんてこったハマる」「聞いちゃったからもう飽きるまで聞いちゃうな」「脳内再生回数トップ。なのに飽きない」といった声がある。

[写真]新人バンドのフレデリックがフェスで入場規制

話題を集めているフレデリック「オドループ」のミュージックビデオの一コマ。女性2人のダンスも好評だ

 また、ダンスに対しても「ダンスが素敵」「この女性2人を見るだけのためについ再生してしまう」「無表情な女性のダンスが、ツボに来ました」「ハマる曲に、目を引くダンス」と評価を与えており、シンプルながらも独特のあるサウンド、頭から離れないボーカルと歌詞のインパクトが“中毒性”を生み、更に、MVに登場する2人の女性が繰り出す独特のダンスが“クセ”になっているようだ。

 このMVでの反響がライブ動員へと繋がった。しかも29日の『COSMO STAGE』の入場規制はフレデリックのみであった。

 この人気が裏付けられるように、同フェスでフレデリックが「オドループ」を演奏した時、観客の大多数がMVのダンスを踊っていた。MVの人気によってフェスで多くの人が動いたという現象は、MV配信がきっかけでブレイクする近年に見られる音楽シーンの象徴的な出来事とも言える。  【紀村了】

 ◆フレデリックとは 三原健司(Vo/Gt.)・三原康司(Ba/Cho.)の双子の兄弟を中心に赤頭隆児(Gt)、kaz.(Dr)とで結成された神戸出身の4ピースバンド。神戸最大級の音楽チャリティーフェス『COMIN’KOBE』に結成当初から毎年出演、オーディション『MASH A&R』では初年度で特別賞を受賞した。2014年9月24日にミニアルバム『oddloop』でA-Sketchよりメジャーデビューした。ユーモアと幅広い音楽的背景から生みだされる「忘れさせてくれない楽曲群」とアッパーなライブパフォーマンスに中毒者が続出している。

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