菅原亜未

 かつて読売巨人軍公式マスコットガール「VENUS」2019のリーダーを務めた菅原亜未(すがわらあみ/30歳)が、“日本一親しみやすい30歳”としてジワジワと注目を集めている。そんなキャッチコピーを菅原に与えた場所こそ、『ひとつ屋根の下』『高校教師』『高嶺の花』などで知られる名脚本家・野島伸司が総合監修を務める「ポーラスター東京アカデミー」だ。同所は、芸能プロダクションや劇団に所属せずともドラマ・映画出演のチャンスを得ることができる俳優養成スクール。映画やテレビドラマで活躍中の女優・奈緒が新人時代に研鑽を積んだ場所としても広く知られている。「VENUS」として東京ドームの5万人の観衆を前に見事なパフォーマンスを見せた菅原が次に目指すフィールドとは?“日本一親しみやすい30歳”誕生秘話と思い描く未来を聞いた。

――ポーラスター東京アカデミーを受講しようと思った理由は何ですか?

 きっかけは、ポーラスター東京アカデミーの『君は何者か?』という広告を目にしたことです。私は読売巨人軍公式マスコットガール2019のリーダーを務め、東京ドームの5万人の観客の皆さんを前にパフォーマンスをしてきました。そこで培ったものを活かせるものが芸能界だと思って、芸能事務所を探し始めました。そんな時期にポーラスター東京アカデミーの体験レッスンを受けたところ、スクールの方から「プロへの近道は芸能事務所を探すことではなく、オーディションに勝つことだ」と言われて。その言葉が、必死に芸能事務所を探していた私の胸に突き刺さりました。

――レッスンを通してどのようなことを学びましたか?

 お芝居の基本的ノウハウもさることながら、他者からの自分の見られ方を知るという視点を与えられたことは大きな学びでした。レッスンの中で、私がどのように周囲から見られているのかを知るワークショップをしていただき、そこから出た言葉をヒントに“日本一親しみやすい30歳”というキャッチコピーが生れました。そのキャッチコピーを付けたことで、SNSのフォロワーが3か月で1万人増えました。自分が思っている自分と他人から見た自分の印象が合致したからこそ、そこまでの数字を伸ばすことができたんだと思います。

――どのような反応がありましたか?

 SNSではアジア全般からの反応が多いです。もしかしたら私のイスはハリウッドなどの英語圏ではなく、アジア圏にあるのではないかと思い、語学勉強に励んでいる最中です。

――ちなみに野島伸司さんとお会いしたことはありますか?

 ポーラスターの自主制作映画の本読みの際にお会いすることができました。雲の上の存在過ぎて“野島さんって本当に存在するんだ!”と驚きましたし、優しそうな空気感とそこにいらっしゃるだけで背筋が伸びる思いというか…。いつかプロの女優としてお仕事の現場でご一緒できたらいいなと思いました。

――ポーラスター東京アカデミー内で作品も作るんですね!

 そうなんです。しかもそれに出演するための校内オーディションもあって、動画審査のための自己紹介動画を自分で作るんです。それが本当のオーディションに向けての予行演習になるし、動画の画角やライティングもすべて自分で決めるので、自分の見せ方の勉強にもなります。とくにコロナ禍になってからのオーディションは動画審査が必須の場合が多いので、それにあらかじめ慣れておくことができるのはラッキーだと思いました。

――俳優としての仕事場でスクールでの学びが活きたことはありますか?

 撮影現場に行ったときに、レッスンで学んだ臨機応変さを活かすことができました。講師の方々からは「カメラがどこにあるのか常に意識」「顔を映しに行く気持ちで」というマインドも叩きこまれるので、たかが歩くシーンでもされど歩くシーンという考えに至って現場に立つことができるのはレッスンのお陰です。講師の方々からは常に実際の仕事場で必要なことを言ってもらえるのが素晴らしいところです。

――OBである奈緒さんの活躍も励みになりますよね!

 OBの奈緒さんは憧れの存在です。奈緒さんもポーラスター東京アカデミーで私と同じような経験を積んでいらっしゃったはずですから、同じスクール出身に大きな目標になる方がいるというのは励みにもなります。奈緒さんの背中を追いかけて追い付いて、いつか作品でご一緒できたら嬉しいです。

――菅原さんの武器や長所があれば教えてください。

 やはり度胸があることでしょうか。読売巨人軍公式マスコットガール2019のリーダーとして東京ドームのグラウンドで5万人を前にしたときは心臓が飛び出しそうなくらい緊張しましたが、それを「楽しい!」と思えた時がありました。パフォーマンス中にハプニングが起きた時、いかに自然に振る舞ってカバーするか。臨機応変に行動することを経験として体験しているのが私の武器でもあります。リーダー時代に培ったものとポーラスター東京アカデミーでの学びを掛け算しながら、菅原亜未としての個性が出せるよう、ありのままの自分で勝負していきたいです。

――先輩として、これからポーラスター東京アカデミーの門を叩こうとしている後輩にメッセージをお願いします!

 映画やドラマ、舞台の仕事はもちろんのこと、CM関係や企業PR関係でのオーディションもあるので、幅広く自分の可能性を広げて経験とチャンスを掴むことができるはずです。自分を変えるのは自分でしかなく、何もしない人のところにチャンスはやって来ません。一歩踏み出すだけで大きく変わることもあります。ポーラスター東京アカデミーは、自分の殻を破ることのできる場所になるはずです。

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