イベントに登壇した松本潤、香川照之、杉咲花、片桐仁、馬場園梓、西島秀俊、道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠、木村ひさし監督(撮影・木村武雄)

 松本潤、香川照之、杉咲花、片桐仁、馬場園梓、西島秀俊、道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠、木村ひさし監督が22日、都内で行われた映画『99.9‐刑事専門弁護士‐ THE MOVIE』(12月30日公開)の完成披露イベントに登壇した。38歳の松本は、ジャニーズ事務所の後輩でなにわ男子の道枝とは年齢差が2倍。「もうおじさん」と笑った。

 TBSテレビで2016年、18年に放送され反響を呼んだドラマの劇場版。個性豊かな弁護士たちが、99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく。劇場版では15年前に起きた事件の真実に迫る。

 主人公の弁護士、深山大翔を演じる松本は公開を控え「いよいよだなという気持ちです」と喜び、「昨年末に嵐の活動が一時休止して、リスタートという意味でこの作品がやれたのはありがたいです」と思いを明かした。

 深山が所属する法律事務所所長、佐田篤弘を演じる香川も「撮影は春から夏。連続ドラマと同じ時間を過ごして、こうして年末に公開される。ありがたい1年。封切られるのが待ち遠しい」

 同事務所に所属する新米弁護士、河野穂乃果を演じる杉咲花は本作がシリーズ初参加。「一視聴者として楽しませて頂いた作品に私が参加できたのが嬉しい。どんな風に見て頂けるか緊張感もあります」

 木村組に何度も参加している西島だが、本シリーズは初。「特にこの作品は異質で、監督も(台本の中身を)変えますが俳優の皆さんがアドリブをどんどん出してより面白く伝わるようにやっていて、現場のダイナミックな感じが刺激的でした」。

 同じく蒔田も「台本はあってないようなもので、セリフはもちろん覚えているけど、そのセリフが言えないというのがあって面白かったです」と刺激を受けたようだ。

 なにわ男子の道枝は「デビュー前に撮らせて頂いた映画がデビュー後に公開されるのはありがたいです。キャストの皆さんがこだわりにこだわった作品。それを間近で見られて幸せでした」

 ドラマシリーズから続投となる片桐仁、馬場園梓も「参加できてうれしい」と喜んだ。

凛々しい松本潤(撮影・木村武雄)

 話題は、本作が「どう広がってほしいか」。杉咲は「素敵な気持ちになる作品なので皆が笑顔になってくれたら」。

 対する香川は「99.9と言えばオヤジギャグ。このオヤジギャグを見直してもらってその輪を広げたい」とし「意外と(キャストは)オヤジばかりですからね」と、松本に向かい「あなたもですからね。『おじさんだ、もたない』って言っているじゃない」。これに「そうですよ。おじさんですよ」とうなずく松本は道枝に向かい「道枝君みたいな人が横にいたらね…」と言うと道枝が「そんなことないです」と否定。それでも松本は「倍だぜ」とその年齢差に苦笑いを浮かべた。

 松本は38歳、道枝は19歳だが、56歳の香川は「3倍したら俺だよ。もうおじいちゃん」と声を震わせると、松本は「(99.9は)三世代で楽しめる作品だ」と笑った。

 改めて松本は「大切な人の輪が広がったらいいなと思います。21年の締めくくりに公開されますが、家族や友人と楽しめるコンテンツになったら嬉しいです」と思いを伝えた。

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