『ELLE CINEMA AWARDS 2021』で受賞した古川琴音

 古川琴音が映画賞『ELLE CINEMA AWARDS 2021』で「エル・ガールライジングスター賞」に輝いた。

 ファッション雑誌『ELLE Japon』を始めとする『ELLE』が、独自の視点で選定する映画賞。古川は今後活躍が期待される若手に贈られる「エル・ガールライジングスター賞」を受賞した。

 同映画賞で「エルベストディレクター賞」を受賞した濱口竜介監督作『偶然と想像』にも出演。他にも、『花束みたいな恋をした』『街の上で』と今年は3本の映画に出演。作品を重ねるごとに女優として新たな側面を見せ、日本映画界での存在感を増している。

 古川は「うれしいです。いただけてとてもありがたく思っていますし、これからも頑張っていきたいなと思います」と受賞の喜びを語った。

 同映画賞の授賞式は、『ELLE』グループ(運営・ハースト婦人画報社)がSDGsをテーマに初開催した配信イベント『ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2021』内で開催された。

 同映画賞では、有村架純、北村匠海、濱口竜介、古川琴音、齊藤工が受賞している。

古川琴音:受賞コメント

 2021年は、まだ自分が成長している実感というのがなかなか持てなくて、長の途中だと思うのですが、たくさんの幅広い役をやらせていただいて、いろんなチームに加われて、とても恵まれた1年だったなと思います。この前できるようになったことが、今回通用しないなって思うことがあったり、掴んだと思ったら逃げていくような、そういう感覚がすることもあって、一概に掴み切れたとか、ここは成長できたとか言えることはまだないです。受賞作『偶然と想像』では、今の自分のお芝居をするうえでの基盤を、濱口監督には作っていただけたなと思っています。撮影したのは 2 年くらい前で、撮影当時は、自分が参加した作品が世界的に観ていただける考えずに演じていたので、監督と他のキャストの皆さんで作り上げたものの結果かなと思っています。(自分が)濱口さんが作る作品の世界にちゃんと入っているなと思って。見る前はとてもハラハラしてたんですけど、そういった意味では少し安心しました。私がいろいろな映画を見て思うことは、生きるうえで、タフに生きるためのパワーを映画から教えてもらうことが多いなと思ってます。2022年は1月からミュージカルに初挑戦で、1月から挑戦することがたくさんあるので、まだ目の前のことでいっぱいいっぱいで、計画ができないというか一年を見通せていないんですが、目の前の仕事に誠実に続けていきたいですね。

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