歌手で俳優の星野源が、7日放送のMBS/TBS系『日曜日の初耳学』に出演。同局系の大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)の主題歌で、社会現象を巻き起こした「恋」の誕生秘話を明かした。

 この日の放送で「インタビュアー林修」のコーナーに登場した星野。林氏との1対1のトークを展開する中で、「恋」にまつわるエピソードに触れた。

 自身に仕事がなく、時間を持て余していた当時に言及する星野は「季節が、夏だったり、冬だったりがうんざりするくらい迫ってきてた記憶がある」といい、6畳1間のアパートで「途中まで冷房もなかった」暮らしをしていたこともあり、季節に対して敏感だったという。

 ところが、「今、なかなか季節を感じられなくなっているのは忙しいからかな」との感覚も抱くようになったという星野。「恋」の歌詞<営みの街が暮れたら色めき 風たちは運ぶわカラスと人々の群れ>を持ち出して紹介する林氏に星野は強くうなずき、季節というものを思い出すことで生まれた楽曲が「恋」だったようだ。

 さらに、林氏から「あの曲は、大河の現場で作られた?」との疑問が持ち出され、苦笑いを見せながら「そうですね」と星野が肯定すると、スタジオのSexy Zone中島健人らは驚きの声を挙げた。

 星野は「『逃げ恥』を撮影しながら、『真田丸』の撮影をしながらとんでもなく忙しかったんですよ」といい、自身が徳川秀忠を演じた2016年放送のNHK大河ドラマ『真田丸』の撮影当時を振り返る。

 続けて「“本当申し訳ないんですけど”って言って、大河のNHKのスタジオにギターを持って行って、楽屋で空き時間に、歌詞を考えたり、曲作ったりというのをやっていました」と明かした。

 林氏から「ドラマの収録に影響はなかったんですか?」と心配げに尋ねられたが、「大丈夫でした」という星野。「時代ものって待ち時間がしっかりあったりするので」といい、「割と作れる…作れるってあれですけど」と苦笑いで誕生秘話を語っていた。

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