佐藤健、30代で心境に変化「そんな優雅なことを言っていられない」
壮大な目標「絶対に日本でも作りたい」
俳優の佐藤健が10日放送のTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演。30代を迎えて初めて抱いたという目標を語った。
20代の初め頃は「自分の地位を確立しないといけない」と俳優として高みを目指す気持ちだったという佐藤。ただ、20代後半になるにつれて「ある程度、イメージもつけられたかな」と感じ、「遊んでも大丈夫かな」「やりたいことをやろう」との考えを持つようになったという。
佐藤は「夢とまでいかなくても、目標みたいなものを持ったことがないんですよ」と明かす。スカウトをきっかけに芸能界入りし、「なんとなくオーディションに行ったら始めてたってことだし。仕事を始めると目の前の作品のことしか考えられない」と続けた。
俳優としての将来を熟考する機会がない中、「30代以降は、本当にそれこそパリとかに住んで、基本優雅な生活を送って、たまに1年に1回くらい日本に戻って作品1本撮って…」とのライフスタイルのイメージを抱くようになったようだ。
ところが、実際に30代を迎えると心境に変化があった。「いざ30代になってみたら、いや、ちょっと待てと。そんな優雅なこと言ってらんねえな。もっとやらなきゃいけないことがめちゃくちゃあるじゃないか」と感じるようになり、「この年齢になって初めて目指すべきものが出た」と、初めて目標が芽生えたという。
中居正広から具体的に問われた佐藤は、「日本の作品を、日本だけじゃなくてもっと世界中に観てもらえるようにしたいんですよ。自分たちが作った作品をもっと広げたいというか。自分の30代はそこに捧げたいと思ってるんですよね」との目標を明言。
続けて「そうなってくると時間がないというか。観れる環境は整っている。あとは広げるだけというか」とすると、中居は「難しい」と広げていくことの大変さを指摘。これに同意した上で佐藤は「でも実際、韓国ドラマってアジア中で観られている」とし、「めちゃくちゃ面白いなって思いますし、羨ましいなって」と述べた。
そして、「それこそこれくらいのビッグバジェットの作品を絶対に日本でも作りたい。我々にもできるべきじゃないですか。そこを目指していきたい」と自身が進むべき道に挑んでいく気持ちを語っていた。
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