上野優華「共感を大事に歌っていきたい」輝く世界を歌える喜び
INTERVIEW

上野優華

「共感を大事に歌っていきたい」輝く世界を歌える喜び


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:21年03月17日

読了時間:約5分

 上野優華が17日、シングル「愛しい人、赤い糸」を配信リリース。本作は、楽曲「魔法の絨毯」がバズり中のシンガーソングライター川崎鷹也が書き下ろした珠玉のバラード。上野の突出した表現力と切なさを含んだ沁みる歌声と融合した、心を震わす一曲。YouTubeで400万回再生を記録した「好きな人」(奥 華子 作詞作曲)、最速再生記録を更新中の「あなたの彼女じゃないんだね」(wacci橋口洋平 作詞作曲)など、失恋・片思いソングが共感を呼んでいる上野に、最新作の話題を中心にメールインタビューをおこなった。【取材=平吉賢治】

“皆さんの心に寄り添えている”という感謝の心境

「愛しい人、赤い糸」

――2018年12月にリリースした「好きな人」のMVがYouTubeで400万回再生を突破、2020年2月にリリースした「あなたの彼女じゃないんだね」のMVは200万回再生を突破と、大きな反響を呼んでいますが率直な心境はいかがでしょうか。

 本当に嬉しく思っています。曲が広まっていくのももちろんですし、上野優華の声を届けられていることも。提供していただいた奥華子さんや橋口洋平さんが描く世界を歌手として伝えられていることもとても嬉しいなと思います。どちらも切ないラブソングで、そこに共感してくれている方がたくさんいて。そんな皆さんの心に寄り添えているんだというのが一番嬉しいです。

――最近の音楽活動の中で特に印象的なことは?

 昨年10月に、中止したツアーの代わりとしてオンラインで無観客ワンマンライブを開催したのですが、それが一番印象的でした。このような状況になる前からオンラインで歌うことはずっとやっていたのですが、やはりお客さんがいないことにどうしても寂しさを感じていて。でも10月のそのワンマンで、ようやく上野優華のオンラインライブを作り上げることが出来たなと感じたんです。出来ないことより、いま出来ることを考えよう!と前向きになれたのは、このライブがあったからだと思います。

――上野さんが最近特に注目しているトピックなどは?

 自粛期間中に自炊を頑張るようになって、フードロスについて少し考えるようになりました。注目しているといっても自分の生活の中でできることをしっかりしよう!程度なのですが、意識は変わったと思います。その問題について色々なサイトを見たり、野菜の使い方とか食品の保存の仕方とか。コロナ禍で以前よりも注目されている問題だと思っているので、私が学んでいく中で同世代の方にも何か発信できるものがあればいいなと、いま勉強中です。

衝撃を受けた本作「愛しい人、赤い糸」

――「愛しい人、赤い糸」は、川崎鷹也さんが作詞作曲を手がけた楽曲ですが、最初に聴いた時の印象は?

 私が川崎鷹也さんに出会った楽曲が「魔法の絨毯」という曲で、なんてキラキラした世界を歌う方なんだ・・・!という印象が強かったんです。他の楽曲も聴かせていただいたんですが、とても幸せな曲が多いイメージだったので「愛しい人、赤い糸」を初めて聴いた時、衝撃でした。こんなに切なくて儚い曲になるなんて想像していなかったんです。

 でも、”切ない”だけが強いラブソングではなく、川崎鷹也さんの世界にしかない「愛しい人を想う心の温度感」とか「未来への灯り」とか、そういった温もりも感じました。改めて川崎さんが生きている世界は輝いているんだなと。そんな世界を歌える喜びを感じました。

――どのような想い、感情を込めることを意識しましたか。

 真っ直ぐ!!シンプルに!!を心がけました。いつも歌う時は、曲の主人公の心の奥まで、心の裏までを考えながら歌詞の世界に潜っていくのですが、この曲はこの歌詞に書いてあることが全てなんだと思い、良い意味で深く考えずに歌うことを意識しました。

――上野さんの川崎鷹也さんに対しての印象は?

 とても気さくで、お話が上手な方で、はじめましての時もここまで自然体で会話できる人はいないなっていうくらい人の心を開くパワーを持った方だなと思いました。

――本作を歌うにあたり、川崎鷹也さんからのオーダーやディレクションはどのようなものだったのでしょうか。

 レコーディングに立ち会っていただき、ボーカルディレクションもしていただいたのですが、とにかく思った通りに!気持ちよく!優華さんらしく歌ってください!と言っていただきました。すごい褒めてくれるんですよ・・・。いいね!!! 今の声の感じ良かったよー! って。私が気づいていないくらい細かな部分もひたすら褒めてくださって。レコーディングはあっという間に終わりました。あまりに早いので、「記念にもう一回歌います!」って言ったほどでした(笑)。

――以前のインタビューで、「レコーディングは恥ずかしくて見られていると歌えないんです――」と仰っていましたが、今作のレコーディングはどのような雰囲気でおこなわれたのでしょうか。

 今回は見えていたのかな? どうだろう・・・・(笑)。私からは見えていなかったです。大きなスタジオの隅っこで歌いました。見られている!と思うと恥ずかしいのは、いまも変わらずです。こっそり見られていたのかなぁ。いや、うまく隠れていたと思います。笑

大切にしているスタンスは“心に寄り添えるということ”

――最近、特に注目しているアーティストは?

 yamaさん。声がどタイプです。低音にも高音にも色気があって、表情の付け方も今にも消えてしまいそうな掴めない空気感があって。車に乗っている時に聴いたりします。

――ちなみに影響を受けた、バックボーンとなるアーティストは?

 正直いないです。影響を受けたと思ったことが音楽にも人生観にもなくて。素敵だなと思うことや、好きな音楽はたくさんありますし、知らずに影響を受けていることもあると思うんですけど、この人!っていうのは浮かばないです。尊敬する人はいても憧れる人はいないというか、そういう性格なんだと思います。

――上野さんが歌で表現するにあたり、最も大切にしているポイントは?

 心に寄り添えるということ。歌手として頑張っていこうと思った瞬間から変わらず一番大事にしていることです。生きていく中で悩みとか辛いとか楽しいとか、色んなことがあるけれど、そういう時にそばにいられる存在でありたいなと思っています。何かメッセージを届けたい! というよりも、共感を大事に歌っていきたいです。

――『上野優華 23rd Birthday & Debut 8th Anniversary LIVE ~Smile & Song~』に対しての意気込みはいかがでしょうか。

 昨年の2月以来の有観客ライブなので、それを噛みしめたいです。一人一人の顔を見ながら、同じ時間、同じ空気を味わっているんだということを感じられるライブにしたいです。それがどれだけ幸せなことなのかを会場にいるみんなで共有できる時間を作りたいと思います。

――今後、どのような世界観の楽曲を歌っていきたいという展望は?

 やっぱりラブソングを歌っていきたいです。恋は大きな力を持っていると思うし、私は恋をして生きていきたいから。

(おわり)

作品情報

上野優華「愛しい人、赤い糸」

DL&サブスク https://lnk.to/itoshiihitoakaiito_uy

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