関ジャニ∞

 関ジャニ∞の45枚目シングル「キミトミタイセカイ」が、オリコン週間シングルランキング(2月22日付)で1位を獲得。同曲で、「Wonderful World!」(2010年)から32作連続、通算40作目の1位となった。シングルの表題曲としては、「ここに」(2018年)、「友よ」(2019年)など友情や夢を題材としていた楽曲が続いていた関ジャニ∞。同曲では、久々のラブバラードに挑戦している。

 メインボーカルを担っていたメンバーが抜け、メインの音域が変化したことにより、「キミトミタイセカイ」では、ボーカル面での新たなチャレンジをすることになった。ゆったりとしたメロディの同曲は、音域が高くうえにファルセットが多用されており歌うのは難しい。そのためメンバーは、昨年3月から楽曲に向き合い、各自でボイストレーニングに通うなど練習を積み重ねてきた。ここまで1曲に時間をかけて取り組むのは初めてだという。

 レコーディング風景に密着した『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)では、5人が真摯に音楽と向き合っている姿が映し出されていた。今回の制作を主導した大倉忠義は、作曲者にコンタクトを取ったり、メンバー全員のプリプロに立ち会ったりと奮闘。他のメンバーも、リズムの修正や歌い方の工夫など、与えられた課題に向き合っていた。「僕が歌うより、みんなが歌った方がいい。グループに迷惑がかかる」と歌に苦手意識のあった横山裕も、ボイストレーニングを経てレコーディングに臨んだ後には、「ちょっと上手くなったかなと思いました」と清々しい表情を浮かべていた。

 彼らのこうした成長は、同番組にゲスト出演したゴスペラーズの北山陽一も、「1年でここまで来たかと衝撃を受けた」と評するほど。まさに、同曲で関ジャニ∞は、新たな可能性を広げたといえる。

 また、同曲は、大倉が主演を務めているドラマ『知ってるワイフ』(フジテレビ系)の主題歌でもある。恐妻に悩まされる主人公が、タイムスリップで妻を入れ替えることで、本当に大切なものに気付いていく…というドラマに繋がる歌詞にも注目したい。

 ドラマのクライマックスが迫るとともに、「キミトミタイセカイ」の切なさも増していくことだろう。“明るく元気”な関ジャニ∞に新たに加わった“聴かせる”関ジャニ∞。表現の幅を広げていく彼らの今後の楽曲が早くも期待される。【かなぴす】

筆者紹介

かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink

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