TFG「楽しむ心は忘れたくない」改めて感じた原点とは
INTERVIEW

TFG

「楽しむ心は忘れたくない」改めて感じた原点とは


記者:榑林史章

撮影:榑林史章

掲載:21年02月17日

読了時間:約11分

 五感をコンセプトとした新感覚アーティストグループのTFGが17日、2ndアルバム『vacaTion』をリリース。2019年7月にシングル「My dear Summer」でメジャーデビュー。メンバーそれぞれMANKAI STAGE『A3!』、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』、ミュージカル『テニスの王子様』など2.5次元舞台に出演する俳優としても活動している。今作『vacaTion』は“空想の旅に出て思い切り楽しもう!”をテーマに、さまざまな国の民族音楽が取り入れられた。クリエイターには大黒摩季、和田唱(TRICERATOPS)、山崎あおい、SANABAGUN.の岩間俊樹、wacciの橋口洋平などが参加。コロナ禍だからこそ出来たという今作について話を聞くとともに、旅にまつわるエピソードなどを語ってもらった。(※佐藤信長は舞台出演のため欠席)【取材=榑林史章】

どこにいても楽しんでもらえる作品

――『vacaTion』はどんなアルバムになりましたか?

前川優希 2020年は我慢することも多く、思い通りにならないことも多かったと思います。世間のムードとして、楽しいことをしてはいけないみたいな風潮がありますけど、何かを楽しむ心は忘れたくない。楽しさは、気持ちが動かされることによって生まれる感情です。共感して切なくなったり盛り上がって気持ちが昂ぶったり、それこそ旅行をして感じるような興奮や刺激が詰まっているので、このアルバムで聴く人の背中が押せたら良いなと思います。

前川優希

堀田怜央 『vacaTion』のテーマは、「音で空想の世界を廻るバーチャルトリップ」です。こういうご時世だからこそ生まれた作品です。音楽という空間を、一緒に旅をしているような気持ちになっていただければ嬉しいです。

堀田怜央

桜庭大翔 1曲ずつ国もジャンルも違いますけど、共通しているのは僕ら自身が歌っていて楽しいということ。みなさんに楽しんでいただくためには、まず僕らが楽しくならなければいけないと思って、歌っている時の楽しい気持ちを大事にレコーディングしました。音程をはずさないことも大事だけど、それ以上に歌詞の意味や歌っている時の気持ちを大事にしました。聴いてくださるみなさんも、きっと僕らと同じ楽しい気持ちになっていただけると思います。

桜庭大翔

赤澤遼太郎 今作にはメンバーそれぞれの新しい個性を見つけるという裏テーマもあって、ソロパートが多いところは前作よりも進化しているところだと思います。例えば「fallin」という曲の8割を桜庭くんがラップしているなど、新しい試みをたくさんしているので、今までとは違ったTFGを聴いていただけると思います。

赤澤遼太郎

坂垣怜次 どこにいても楽しんでもらえる作品になっています。メンバーそれぞれの思いや声の特性が詰まっているので、それらを踏まえて楽しんでいただけたら良いなと思います。

僕らからも何かの形でみなさんのことを応援したい

『vacaTion』初回盤ジャケ写

――それぞれでお気に入りの曲はありますか?

坂垣怜次 僕のお気に入りは、シンガーソングライターの山崎あおいさんが作詞作曲をしてくださった「彼方のリナリア」です。僕はバラードが好きで、こういう曲をずっと歌いたいと思っていたので、こういう曲をいただけて「ありがとうございます!」という気持ちです。今までもバラードチックな曲はあったけど、こういう和テイストのバラードを歌わせてもらったのは初めてで、すごく嬉しかったです。切ない歌詞も良いし、音とメロディも聴き心地が良くてすごく好きな曲です。山崎さんとはお会い出来ていませんけど、機会があったらぜひ僕らのライブを見て欲しいなって思います。

坂垣怜次

赤澤遼太郎 怜次くんは感情を出しながらもきれいな声が出せるから、そこはバラードの「彼方のリナリア」ともすごく合っていると思いますね。僕が個人的に好きなのは「恋の変換点」です。雰囲気と言い歌詞と言い、可愛らしくもありセクシーさもある感じで、いじらしさも詰まっています。聴いて自然と楽しくなる、良い意味ですごくちょうど良いポップな曲だなと思います。

――「恋の変換点」は、TRICERATOPSの和田唱さんの作詞・作曲・編曲です。

赤澤遼太郎 和田さんはすごく優しくて格好良かったです。レコーディングでは優しく丁寧にディレクションしてくださって、「ここはもっとこうしたいからこう歌って欲しい」という言葉から、和田さんのこだわりが伝わってきて僕らのやる気もさらに増しました。

桜庭大翔 僕はやっぱり「fallin」です。

――先ほど桜庭さんがラップを担当しているというお話が。

桜庭大翔 はい。僕はラップの曲が好きで、ライブで歌ったカバーメドレーでも、ラップの曲を歌わせていただいていました。今回は、僕自身も好きでよく聴いているSANABAGUN.の岩間さんと直接お話をさせていただきながら、僕がどういう曲にしたいかを尊重して作ってくださって。それで最初のラップも、僕の好きなように歌って良いと言ってくださったので、本当に僕の趣味が満載の1曲になりました。

――こういうクール系のラップがお好きなんですか?

桜庭大翔 80年代の熱いラップと言うよりは、夜の街で聴きながらひたれる感じの、エモさがあって今流行っている感じのラップが好きです。最近はKREVAさんをよく聴いているんですけど、特に「音色」という曲が大好きで、今もよく聴きます。「音色」は格好良さと美しさがあって、ガツガツせず静かに訴えかける感じは「fallin」にも通じているかもしれません。

堀田怜央 そういう話を聞くと、「音色」も聴いてみたくなりますね。僕は、大黒摩季さんが作詞をしてくださった「!Hola! !Hola! !Hola!」がオススメです。スタッフから大黒さんが作詞してくださったと聞いた時は、「本当ですか?」って自分の耳を疑うほど驚きました。僕らの曲にはいろいろな恋の曲がありますけど、どの曲よりも情熱的で、メラメラと燃える愛の歌です。内気な僕の心をも解き放ってくれるような曲で、この歌詞のような熱い言葉を言える男になりたいと思いました(笑)。ちなみにこの曲は大黒さんがハモリを入れてくださっていて、大黒さんのコーラスのおかげで楽曲がより色づいて格好良さも増して、贅沢な1曲になりました。

前川優希 僕は、wacciの橋口さんに作詞・作曲、編曲をwacciさんに手がけていただいた「瞬間」がお気に入りです。もともと邦ロックのバンドが好きで、ライブのカバーメドレーでwacciさんの「別の人の彼女になったよ」を歌ったことからご縁が生まれました。どういう曲にするかという段階から橋口さんとお話をさせていただき、僕が好きな感じやどういう曲にしたいと思っているかなどを汲み取って書いてくださって。歌詞は、言葉にして出したことはないけど僕が普段から思っていることで、それをすごく素敵な言葉に変換して書いてくださいました。

――「瞬間」の歌詞からは、ファンに対するみなさんの気持ちもメッセージとして感じられました。

前川優希 僕らはいつもファンの方から応援していただいているという立場ですが、僕らからも何かの形でみなさんのことを応援したいし、みんなの力になりたいと思っています。ただそれをストレートに「頑張れ」と言うのも違うと思っていて、人それぞれ事情も違うし、すでに頑張っている人に頑張れと言うのは失礼だなと思っていて。そういう直接的な応援ではなく、僕らが夢を追いかけて幸せだと思う瞬間のことを歌うことで、きっと力になれるんじゃないかと思いました。辛いことや大変なこともあるけど夢を追いかけるのは、こういう素晴らしい瞬間があるからなんだよって、みんなに気づいたり思い出したりしてもらえたら良いなと思います。

メンバーみんなで行くならキャンプ!

『vacaTion』通常盤ジャケ写

――今作は『vacaTion』というタイトルで、様々な国がモチーフとしてなっています。みなさんは舞台で各地に行くことも多いと思いますが、思い出に残っている旅や休暇という言葉で思うことはありますか?

前川優希 僕は趣味がカメラで、どこに行くにもカメラを持って行くんです。舞台で地方に行くと休演日という身体を休める日が設けられているんですけど、僕はいつもカメラ片手に1人で街ブラしています。だから僕は旅と聞くと、写真を撮りに行きたいなって。知らない街の路地裏にどんどん入って行って、地元の人しか行かないおばちゃんが一人で営んでいるような喫茶店に入るのも楽しいです。

――撮った写真はSNSに上げたりするんですか?

前川優希 たまにインスタに上げていますけど…。基本フィルムカメラで撮ることが多いので、現像して1冊にまとめてあって。でもそれは、メンバーにもまだ見せたことがないです。

堀田怜央 僕は旅と言うか…純粋に知らない道や街を知りたいという願望があってよく歩くんですけど、事務所から自宅まで5~6時間かけて歩いて帰ったことがあります(笑)。

前川優希 その気持ちは分かる。でも5~6時間は無いな(笑)。

堀田怜央 その時は道に迷ってしまって(笑)。普通に電車に乗るとスマホを見て景色はほとんど見ないから、それがもったいないと思うんです。自分だけのお気に入りの眺めが発見出来たりするからすごく楽しいし、気分転換にもなるからオススメです。

桜庭大翔 僕は旅と言うと、TFGのリリースイベントです。デビュー曲「My dear Summer」の時は関東圏だけだったんですけど、2ndシングル「神様 お願い」のリリースイベントは、初めてメンバーと地方にも行かせていただいたんです。みんなでその土地のご飯を食べたりしたのが、すごく楽しくて最高でした。その旅でメンバーとの距離が一気に縮まった実感もあります。

赤澤遼太郎 僕は、初めての写真集『にじゅういち』を出した時に撮影で行かせていただいた、グアムがすごく印象に残っています。自分にとってすごく特別な旅だったので、いつか『アナザースカイII』(日本テレビ系)でグアムに行って、「ここが私のアナザースカイ」って言うのが夢です(笑)。

――グアムで何か転機になるようなことがあったんですか?

赤澤遼太郎 僕は2.5次元の舞台に多く立たせていただいていて、ビジュアル撮影をする機会も多いんですけど、それは全部キャラクターとしての写真なんです。だから、いざ赤澤遼太郎として撮られる時にどういう表情で、どういうポーズをしたら良いのか分からなくなってすごく悩んでしまって。でもカメラマンさんとセッションすることで自分を引き出してもらって、最終的に着飾らずに素のままで良いんだ、それがまぎれもない赤澤遼太郎でそれが僕の個性だと気づくことが出来ました。そういう経験もあってグアムは、僕の中ではすごくキラキラとした思い出として残っています。だからこそ将来またそこを訪れた時に、どんなことを感じるのか楽しみです。

坂垣怜次 僕も仕事で海外に行ったことがあって。上海だったんですけど、忙しかったし仕事の緊張もあって、まったく楽しめなかったんです。だから次に海外に行く機会があったら思い切り楽しみたいです。韓国料理が好きなので韓国が良いですね。今は行けないけど、行けるような状況になったらすぐにでも行きますよ(笑)。

――メンバーみんなで行くとしたらどこが良いですか?

桜庭大翔 韓国も行ってみたいけど、例えばキャンプとか良いですね。どこかの山でロッジを借りるのも良い。みんなでご飯を作ってしゃべったりしたら、きっとすごく楽しいと思う。

前川優希 僕らはおごそかな場所は無理で、どうしたって騒いじゃうから。山とか騒いでも大丈夫な場所が良いよね。

堀田怜央 山でもうるさそうだけど(笑)。

――メンバーでどこかに行く時に、率先して仕切るメンバーっているんですか?

赤澤遼太郎 絶対に前川だと思う。

桜庭大翔 仕切るという感じじゃないけど、人一倍好奇心が強いから、「ここが面白そうだから行こうよ」ってグイグイ引っ張ってくれそう。

前川優希 確かにそうかも。「何にする?」「どこへ行く?」って、迷っている時間がもったいないと思うタイプだから。

堀田怜央 こういうメンバーがいて本当に助かっています。

坂垣怜次 わりとみんなすぐ決められないほうだから(笑)。

(おわり)

作品情報

TFG
2ndアルバム『vacaTion』
2月17日発売

■初回限定盤:CD+DVD+PHOTOBOOK / VIZL-1847 / 5000円+税
■通常盤:CD / VICL-65469 / 2500円+税

<収録曲>
01「Vacation」(Instrumental)  作曲・編曲:古林潤也
02「PA! PA! PA! Party Love!」  作詞・作曲・編曲:笠原康博
03「!Hola! !Hola! !Hola!」  作詞:大黒摩季/作曲・編曲:徳永暁人
04「恋の変換点」  作詞・作曲・編曲:和田 唱
05「瞬間」  作詞・作曲:橋口洋平/編曲:wacci
06「fallin」  作詞:岩間俊樹/作曲・編曲:五十嵐凪月
07「彼方のリナリア」  作詞・作曲:山崎あおい/作曲・編曲:鶴﨑輝一

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