INTERVIEW

越智ゆらの×小南光司

自然体で臨めた。
初恋ドラマ『はつ恋とビー玉』でW主演


記者:木村武雄

写真:木村武雄

掲載:21年02月05日

読了時間:約10分

 越智ゆらのと小南光司が、Twitterドラマ『はつ恋とビー玉 ~10の約束~』(2月5日配信スタート、川野浩司監督)でW主演を務める。東京都品川区が、区内の魅力を発信するため制作。区内の観光スポットを舞台に、幼馴染の2人の恋物語を描く。

 子供の頃からずっと好きだった武流に想いを伝えられないまま大学4年生になった優希は、ある事情から品川区を離れなければならなくなる。その前に、武流とデートをして初恋の思い出を残したい。その一心で、優希は武流と「10回デートをする」という約束を取り付ける。「…今好きな人いるの?」その一言から、2人の時間が動き出す。優希を越智ゆらの、武流を小南光司が演じる。

(C)品川区

鍛えられた精神力―小南光司、繊細さ―越智ゆらの

 昼から行われた取材は数十媒体にも及び、日も暮れて終わりを迎えようとしていた。しかし、2人は疲れた表情も見せず笑顔で受けていた。その表情に周囲も自然と明るくなった。

――そのバイタリティはどこからきていますか?

小南光司 お仕事が好きですからね!

越智ゆらの 私は、お喋りが好きですし、人と関わるのが好きなので全然疲れないです!

小南光司 1人でいるより人と居た方が楽しいもんね!

――小南さんは高校時代、野球部で特待生だったそうですね。その時の経験が今に活かされている?

小南光司 活かされています。仲の良い友達に、先輩への距離の詰め方上手いよねとか、先輩に気に入られるよねとよく言われます。ただ、自分の中では意識はしていなくて。最近も言われたんですよ。打ち上げの場とかで先輩の隣で一緒に飲むこともあるんですけど、後日また呼んでもらえることが多くて。それは野球部の経験が活かされていると思うんですよ。野球部は上下関係が厳しいですから、怒られないようにするために顔色をうかがう部分もあって。でもそれは意識的にしていなくて。だから面倒を見てくれる先輩が好きというのは野球部の時から変わっていないんだろうなと思います。あと根本的に体力はあるほうかな。自分の中では弱いと思っているけど、精神面も追い詰められる部分も何だかんだ踏ん張れているのは、学生時代ハードな練習に耐えていたメンタルが活かされているからだと思うことはあります。今はお芝居という好きな事をやれていますから苦ではありませんし、疲れても寝れば回復します(笑)。

――ゆらのさんは寝れば回復するタイプですか?

越智ゆらの 寝ればというよりかは、幸せであれば全然疲れないです。現場が楽しかったら疲れないですし。寝たら回復することもあるかもしれないですけど、主には幸せな出来事だったり楽しいと思うことがあったら回復します。

――幸せの基準は人それぞれですが、ゆらのさんの思う幸せは?

越智ゆらの 心から笑っている時です。その日を満足して眠ることです。今日良い日だったなと眠れたら幸せだなと思いますし、逆に良いことが無かったり、満足できなかった日はなかなか眠れなかったります。

小南光司 それって日々満足するように過ごしていることだから大変だよね。でも裏を返せば意識が高いというか、自分をどう充実させるかということを考えて日々を生きている。繊細でもあるし。僕の場合はどちらでも寝られるからな(笑)。

越智ゆらの ひとつのことで頭の中でいっぱい色んなことを考えてしまうタイプなんですよ。本能的というか直感的ではないかもしれない。だから心や脳が疲れちゃう。仕事で嫌なことはないんですけど、普段過ごしているなかで、例えばタクシーで移動中の時にその運転手さんがたまたま嫌な人だったらすごく疲れて、それで心がやられてしまって。

小南光司 俺はどっちも平気だな(笑)。

越智ゆらの だから私電車に乗らないんです。結構電車って時間に追われて急いでいる人も多くて落ち着かないというか、そういう方々を見て頑張ってるんだなと思って譲ってしまうというか…。それがかえって肩身が狭く感じてしまって、一駅でもすごく疲れちゃう。あと、電車をよく間違えるので、そのストレスでも疲れます。だから長丁場の現場や取材は平気なんです!

目で表現する感情―小南光司

木村武雄

越智ゆらの×小南光司

――ゆらのさんは色々な事を繊細に感じるんですね。何かを演じるのにはいいかもしれないですね。感じることがなければ表現することもできないので。そのなかで今回の役はどう捉え、演じましたか。

越智ゆらの 自分と近いキャラクターで、小南さんや川野監督、スタッフさんにもそのままじゃんって言われるくらいでした。なので役作りで苦労した点はないんですけど、ツイッターで配信されるともあって小さい画面を意識して、顔のアップ、表情が見えるシーンが多かったので、瞬きのタイミングや表情1つ1つに気を配って優希ちゃんの感情を顔に出せるよう心掛けました。

――小南さんはどうですか。

小南光司 最初のシーンがしながわ水族館で、脚本はまだ武流は乗り気じゃないけどデートに付き合ってあげている状態。でもそこから武流は心を動かされていくイメージが僕のなかであって。浮かない顔でやっていたんですけど、川野監督からは楽しむときは楽しんでと。僕の最初の芝居プランとは全く違っていたので新鮮な刺激を受けました。そこから役としても変わって。武流は、優希に対してお兄ちゃん的な立場で、優希を子供扱いするんですけど、デートではしゃいでいる優希を見て、こちらも浮かれるみたいな心境にもなりました。セリフには出てきませんが、心の部分でそういう感情が自然に生み出されました。青春しているなという感覚があり、演じながらこういうのっていいなって思っていました。

――ゆらのさん、小南さんと一緒にやって引き出されたものはありますか。自分が描いていたプランが現場に入ったら変わったとか。

越智ゆらの 監督が思い描いていた優希ちゃんと一致するところが多かったので、やりやすかったです。小南さんには、こうしたほうがいいんじゃないみたいなアドバイスをいただいて、セリフの言い方、身振り手ぶり表情を考え直した部分はありました。

――川野監督はアップを多めに撮られる監督だと思いますが、先程表情とか意識されたと話されていて、舞台とはまた違う感覚ですよね。

小南光司 こういう話は少し恥ずかしいんですけど…(笑)。舞台でも映像でも目のお芝居は結構好きで、舞台でも後ろの人は見えないかもしれないですけど、リアルというか、映像に近いお芝居をします。芝居の感覚的には表情は舞台の時から細かくやっていますので、自分の中であえて表情を作ったというのはなく、自然といいますか、リアルな表現を意識しました。

――全体的な見た目ではなくて、目で何かを語るように意識されているということですね。

小南光司 そうです。見た目だけだと嘘をついているように見えるときもあると思います。本当に思ったときに人間はそういう目をするというか、そういう顔になると思うので。演じる時には「心」を大事にしました。

自然体でまっすぐに―越智ゆらの

(C)品川区

――今回出てくるロケーションはどれもいいですね。

小南光司 今回、ダブル主演ですが、もう一つの主演として「品川区」を入れて欲しいぐらいうまく主張し合い常にバランスよく絵に収まっている感じがありました。

越智ゆらの 映像を観て私たちのお芝居だけではここまで良いものにはならなかったと思います。品川区の彩りによってロマンチックに描かれています。もちろん川野監督やカメラマンさんのおかげでもありますが、品川区のスポットは日常に彩りを添えてくれるような場所が多いなと思いました。

――ロケーションが生んだ感情はありましたか?2人が対峙した時に心の底からキュンときものとか。

小南光司 はしゃいでたり楽しんでいたり一生懸命な所とか、優希が「デート行きたい。10回デートするって言ったでしょ」と言ってくるところは、純粋な気持ちがビシバシ伝わってきて、そのニュアンスが可愛らしいなと思う部分が多くありました。

越智ゆらの おんぶのシーンでは距離が近いというのもありますし、私が休憩中に重いでしょと言っていたので、気を遣わせてしまって、そのシーンのときはすごく優しくしてくれたので、すごくいいなって思いました。そのシーン以外はいじってくる感じだったんで…(笑)。観ている方もおんぶのシーンはキュンとするんじゃないかなって思います。

――作品を見ていてゆらのさんのピュアな感じが印象的でした。意識されたことは?

越智ゆらの もともと結構、ピュアな方なんです(笑)。

――無理して演じようとしないで、そのまま出すようにしたんですね。

越智ゆらの 優希ちゃんはピュアですし、そもそもピュアは混じりけのない純粋なものなので、付け足すことはできないと思うんです。なのでとにかく真っすぐに思いのままに演じればそれが伝わると思いました。

――モデルで撮影されるときの感覚とは異なるもの?

越智ゆらの まったく違います。モデルのお仕事の時は、とにかく自分が一番可愛く綺麗に見える写りを気にして、ポーズをとったり表情を作ったりメイクをしてもらっています。撮られたものは(スチール)カメラの画面やパソコンでも見れますし、それを見てより良く見えるようにやれますが、お芝居はカメラのモニターも見えない事も多いですし、監督が受け取ってくれたらそれが正解なので、自分の映りとかを意識的に気にすることはないです。思いのままに演じれば画面に伝わるかなって。モデルの仕事は自分を良く見せようとするけど、お芝居のお仕事で良く見せようとするのはだめじゃないですか。とにかくカメラを気にせずに自然に感情を作るというのを心掛けています。

原動力になっているもの

木村武雄

越智ゆらの×小南光司

――さて、芸能活動で原動力になっているものは何でしょうか。

小南光司 アニメやゲームが好きなので、好きなアニメのキャラクターだったり、そうした推しが原動力です。そして、それを共感してくれるファンのみんな。ファンクラブ、Twitter、SNSで話すと、みんなが共感してくれたり、こういうのが面白いよとか教えてくれるので、それが原動力です。

――共感してもらうためには、自分自身を追い込まないといけないときもありますね。

小南光司 そうですね。自分がやっていることや、お芝居もそうですが、突き詰めて磨いて出てきたものをみんなに魅せる。それをお客さんが喜んでくれてこの人のお芝居もっと見たいなって思ってくれたり。それも1つの僕の芝居感を共感してくれていることだと思うので。好きな物をみんなと共有したいです。自分のやりたいことをみんなに共有したいですね。

――ゆらのさんは?

越智ゆらの 好きがお仕事になるというのが原動力です。今回の品川区は思い入れがあるところの近くに住んでいたこともあって、思い出深い街。こういう形で好きな場所とか自分の心にある何かとお仕事できるというのが一番の原動力になりますし、家族や応援してくれるファンのみんなが喜んでくれる、その姿を想像すると頑張れます。

(おわり)

 ドラマ『はつ恋とビー玉 ~10の約束~』はTwitter(@hatsukoi_bdama)で配信。

【取材・撮影=木村武雄】

■小南光司

ヘアメイク:谷本明奈
スタイリスト:OBU-

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