STU48連載企画
〜こんな時代こそ、アイドルが必要だ。〜

岩田陽菜


記者:木村武雄

掲載:21年01月29日

読了時間:約9分

 STU48が2月17日に6thシングル「独り言で語るくらいなら」を発売する。穏やかな大海原を爽やかな風を帆に受け、ゆっくりと進んできた彼女たち。更なる活躍が期待される今年は日本武道館公演も実現させ、いよいよ彼女たちが先頭を切る大航海時代の幕開けを感じさせる。その最初のシングルで示すのはこれまでの雰囲気とは異なる楽曲だ。選抜メンバー16人はどのような思いで臨んだのか。16人全員のインタビューを16日間連載する。

武道館に立つ岩田陽菜

◆岩田陽菜
 AKB48に憧れた少女は、いま、華やかなステージに立っている。アイドルになりたくてオーディションを受けるも落ち続けた。STU48は5回目だった。

 15歳の頃。2ndシングル「風を待つ」に選抜入りした彼女は取材のため東京に来ていた。目を輝かせながらアピールする。好きな食べ物は?「イチゴです!!」、デビュー1年振り返って?「トークもできるようになりました!!」。伝えたい思いを一生懸命に頭の中で言葉に変換して答える。その姿はまだ初々しさがあった。それがここ最近大人っぽくなった。

 取材でも「辛い時はもちろんありますが、100%以上に自分の力を出してどんな活動も楽しんで、アイドルしているとおもいます」としっかり。「大人っぽくなったね」と言えば「2期研究生が入って来たことや、高校卒業して進学する年頃でもあるのでしっかりしないといけないと思っています」と返す。

 それには理由がある。理想のアイドルは小嶋陽菜。

 「小嶋陽菜さんは自分のやりたいことがしっかりあって、アイドルでありながらも自分の道を進んでいました。ファッションも好きで、今ではファッションブランドも持っていて、モデルとしても活躍されています。とても素敵で私もそうなりたいです」

 無意識のうちに背中を追いかけている。

 昨年3月に国立代々木競技場第一体育館で開催された『第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER』では、蜷川実花がプロデュースするステージにAKB48グループの一人としてランウェイを歩いた。

 「すごく緊張しました。でも素敵なメイク、そして衣装をまとって晴れ舞台を歩けたのは本当に嬉しかったです。何かを演じているような気分で歩きました!」

 “何かに変われる”“何かを演じる”――。

 デビュー1年目、劇場公演にメンバーのなかで一番多く出演した。当時、「本当に嬉しくて。私自身も公演が大好きだし、アイドルをしているときが一番大好きなんです」と語っていた。改めて公演は自身にとってどういうものなのか?と聞くと「ファンの皆さんに楽しんで頂く場所」と前置きした上でこう答えた。

 「自分にとっては一番楽しい時間です。今までやってきたことを出す場所で、本来持っている自分もありますが、曲によってはかっこよくなれますし、かわいくもなれる。しっとりした自分も出せます。そういうことも含め自分が出せるので大好きです」

 岩田陽菜がアイドルになる場所。それがSTU48。モデルになれる場所がランウェイのように、何かに変わることに憧れを持っているのかもしれない。

 「言われて見たらそうかもしれないです。普段の自分とは違うところに憧れがあって、例えば曲に理想を抱いてその曲の主人公になり切るのは楽しいです」

 大人になった理由にはそうした背景があるようにも思える。何より、小嶋陽菜の存在が理想の自分に近づける。

 「昔からアイドルになりたいと思って、それで叶ったのがSTU48でした。アイドルが好きという気持ちと仕事ができる嬉しさは昔も今も変わらないです。仕事に慣れないこともありましたが、それでも前に進めるのはアイドルが好きだからです」

 しかし、そんな機会をコロナは奪った。

 「やっぱりファンの皆さんに会えないから、寂しくて、私は1人なんだって気持ちになることが多かったんですけど、SNSを通して言葉を届けたり、届けてくれたり、配信を通してお話ししたりで会えなくても想ってくれる皆さんに対して好きだって気持ちが増す期間でした」

 これまでで大きな出来事といえば「日本武道館公演が決定したときです」

 「頑張り続けていたら武道館に立てるんだなって、さらにもっと大きいステージにみんなで立ちたいなって改めて思いました。頑張れば報われることもあるって思えました。」

 「もっともっと沢山の方に知ってもらってファンの皆さんと笑顔溢れる幸せな年にしたいです」。アイドル・岩田陽菜。きょうも笑顔を届ける。

こんな時代だからこそ「アイドル」としてできることは何か。

 笑顔、元気、勇気をプレゼントすることだと思います。こんな時代じゃなくても意識していることではありますが、今はより大切なことだと思っています。それを実現させるために、ステージで歌ったり踊ったりももちろんですが、毎日のSNS投稿だったり、個人配信も大事にしながらファンの皆さんと向き合うことが大切だと思います。自分でできることは精一杯頑張っていきたいです。

写真のエピソード

初詣にて(岩田陽菜・提供写真)

 初詣に行きました。吉でした。

6thシングル「独り言で語るくらいなら」インタビュー

――表題曲の印象と、それをどう捉え臨みましたか。あるいは自身と重ねた点がありましたら教えて下さい。

 夢に向かう自分を奮い立たせてくれるような曲だなぁって思いました。夢を追いかけていた時に、1人で夢に向かうのは心細かったので、曲の1人で夢に向かって頑張るところが凄く共感できました。STU48に入る前に4回オーディションに落ちても一人で夢に向かって頑張っていました。だけど、心細いですし、諦めたくなるような気持ちもありました。その時の心境と同じようなことが歌詞に書かれていて、昔の自分と重ねました。

――当時の自分に言ってあげたい言葉はありますか?

 頑張ることを続けた方がいいよ、夢は叶うからそのまま頑張って!と言ってあげたいです。いま、こうしてアイドルをやっていることが不思議な気持ちになることもありますし、タクシーやロケバスで皆と現場に移動しているときにふと「アイドルしているな」と思う時があります。自分を振り返られる瞬間というか、それがこの曲にもあるなと思います。

――そのなかで印象に残っている歌詞は?

 「しあわせとかふしあわせは想像じゃ見分けつかない」です。

 未来は幸せなのか不幸せなのか見分けはつかないですが、でも今を頑張っています。幸せになれるのかな、もしかしたら違う方向で頑張った方がいいんじゃないかなと思うこともあります。迷いながらアイドルという仕事をしています。その点がこの歌詞に重なりました。

――迷っても行方知れずにならないようにしていることは?

 好きな事ややりたい事を決めてやるのが大事だと思っています。それと、メンバーの存在も戻ってこられる場所です。同じ経験をしているからこそ分かり合える大切な存在です。

――レコーディングの秘話、自身が担当した歌唱パートはいかがでしたか。

 今回は優しく歌ったり力強く歌ったり、ここは優しくここは強くみたいに歌ったりしたのでどれが使われるか楽しみです。「忘れものを思い出して」のパートは曲調とか好きなので感情を込めて歌えました。

――振付はどうでしたか。

 振り付けはピーターパンや魔法使いのような特徴的で面白いなぁって思えるところが盛りだくさんなので皆さんに見てもらいたいです。

――MVの撮影はどうでしたか?

 MVはダンスシーンが今回初めてスタジオ撮影だったので寒くない!ってみんなで喜んでいました。でも、照明が朝日や夕暮れのような感じになっていて、CGも色々凄くて感動しました。
野外の撮影も寒い中、走るシーンで猛ダッシュを繰り返して頑張りました(笑)。

――大人っぽい表情も印象的でした。

 この歌詞、曲調は、夢に向かって頑張るぞ!という気持ちもありますが、強がっているところもあります。それを表情に表さないといけないので難しかったです。でも新しい自分が出せたと思います。

――この楽曲に、MVに、歌詞に、これまでのSTU48にないものがあるとしたら?

 スタジオ撮影は初めてでしたし、曲調も凄く斬新でSTU48に今までなかったイメージがまたつくと思います。

――ご自身にとってこの曲はどういうものになりそうですか?

 夢についていろいろ考えたりしている夜に聴きたい曲です。そんな時に聴いたら共感できるし、背中を押してくれると思います。

 ◇

武道館に立つ岩田陽菜

 2021年1月15日、STU48初の日本武道館コンサートが行われた。憧れのステージでアンコールを含め全22曲を披露した。夢舞台に立ったのは1期生・ドラフト3期生。そして、6thシングルの選抜に入った2期研修生、原田清花、高雄さやかが一部参加した。

――日本武道館コンサートを振り返っていかがですか。

 とても楽しかったです!久々にファンの方にお会いするのも、武道館のステージに立てたことも本当に嬉しかったです。客席がペンライトでキラキラしていて、タオルやうちわも色鮮やかで、とってもきれいな景色でした。コンサートが終わった後もずっと心に残っています。ただ、めちゃくちゃ緊張しました。「Overture」が流れてから心臓の音がうるさいくらいでした(笑)。

 なかでも印象に残っているのは、「重力シンパシー」で客席をあおるシーンでした。大きい会場でやってみたいことの1つだったので、やっていてとても楽しかったです!コンサートでは新曲「独り言で語るくらいなら」も初披露しました。緊張しましたが、精一杯のパフォーマンスはできました!客席で撮影OKにしていたので、間違えたら一生残る…とプレッシャーを感じながら頑張りました(笑)。

 それと、私の所属する「Charming Trip」では、ユニットの良さがたくさん出ていたと思います。本当に好きなユニットなので、これからも色々なところでこのユニットのかわいさを広めていきたいです。

 改めて、このグループで武道館のステージに立てたことは私の人生の誇りです。ここで立ち止まらずにもっともっと素敵な未来を皆さんと作っていきたいなと思いました。

プレゼント情報

Twitterフォロー&リツイートで抽選で1名様にサイン入りポラロイドプレゼント。

【応募方法】
・@MusicVoiceEntをフォロー
・下記のツイートをリツイート

【応募期間】
・2月17日〜2月25日23時59分まで。

当選された方には、TwitterのDMでご連絡をさせていただきます。

【注意事項】
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は応募対象外となります。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は応募が無効となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
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