STU48連載企画
〜こんな時代こそ、アイドルが必要だ。〜

中村 舞


記者:木村武雄

掲載:21年01月27日

読了時間:約10分

 STU48が2月17日に6thシングル「独り言で語るくらいなら」を発売する。穏やかな大海原を爽やかな風を帆に受け、ゆっくりと進んできた彼女たち。更なる活躍が期待される今年は日本武道館公演も実現させ、いよいよ彼女たちが先頭を切る大航海時代の幕開けを感じさせる。その最初のシングルで示すのはこれまでの雰囲気とは異なる楽曲だ。選抜メンバー16人はどのような思いで臨んだのか。16人全員のインタビューを16日間連載する。

武道館で熱唱する中村 舞

◆中村 舞
 「みんなの前では大人しくしているタイプで、変わっているねって言われるけど、みんなも変わっているねって思うんです」

 「舞Q」のあだ名で親しまれる。彼女にはどこか品の良さを感じる。きっとバレエの経験がそういう雰囲気を作り出しているのかもしれない。2歳から習い始めたバレエ歴は16年。「痛みと苦しみに強くて、辛抱強いです」バレエの経験は彼女を強くさせている。

 そんなバレエだが、1年前までは「自分の武器とは思っていない」と語っていた。

 その後にTDCホールで行われた『STU48選抜メンバーコンサート』では歌わず踊りだけの演出。その舞はシルクのように美しく、特別な空間を作り出していた。

 「あんなに大勢のなかで披露するのはなかなかないのでとても嬉しかったです。自分の個性を披露できるのはありがたいと思っています」

 「武器ではない」と言っていたバレエ。今は自己を表現する大切なものになっている。

 バレエは、手足のつま先まで意識して表現する。もちろん顔の表情も大切だ。「バレエでは音楽に歌詞は付いていないのでその物語を表情でもどう伝えるかは意識していています」

 それがアイドルとしても、活かされている。

 そんな中村。これまでの活動を振り返り「感情がジェットコースターの毎日でした。ですが、日々いろんなことに刺激を受けて、考え方も変わったなと思います!!」と語った。

 消極的な性格は昔も今も変わらない。昨年1月のインタビューでも「直さないと…。でも直しすぎると自分じゃなくなる気もするので、毎日葛藤しています」と明かしていた。でも変わったところもある。「笑うことは多くなりました」

 変えたのは仲間との別れ。

 「仲間との別れも考え方を変えるきっかけになりました。仲がいい大切なメンバーが卒業するのはとても寂しい。でも新しく前向きに卒業していく仲間を見て、新たなスタートなんだなという認識に徐々に変わっていって。それぞれの人生だから前を向いて進もうと。挑戦する仲間をみて勇気をもらえたので、背中を押してあげられるメンバーになりたい!全てを受け入れて流れのままに生きようと思っています」

 コロナ禍も影響を与えたが、前向きだ。「当たり前と思っていたことが当たり前ではないんだと改めて気付かされました。ですが、今まで気づけなかった日常の有り難みをすごく感じました。今こうして、健康な体で過ごせているだけで幸せだなと思いました。きっと、またファンの方に会えた時の喜びは今までの何倍にもなると思うので、その日を楽しみに待ちたいと思います」

 今年の目標は「笑う」こと。

 「私は元々、いろんな事を気にしてしまう性格です。活動していく中で、辛いことがあって葛藤することもありました。グループ内で競うこともあります。自分の立ち位置を気にすることもあり、ファンの皆さんにも心配させてしまいました。そんなことを考えた2020年でした。ですので、今年は自分が心から楽しめるアイドル活動をしたいなと思います!ファンの方と一緒にずっと笑顔で過ごしていきたいです!!」

 幼少期、娘のバレエ姿を見て親も笑顔になったことだろう。時を経て、いまそのワルツでファンを笑顔
にさせる。

こんな時代だからこそ「アイドル」としてできることは何か。

 人を笑顔にすることだと思います!アイドルとして当たり前のことかもしれませんが、改めて意識しないといけないんじゃないかと思います。今、コロナ禍で暗いムードが漂っていたり、苦しい思いをすることが増えたこともあると思いますが、そんな中だからこそ私たちが笑顔になるきっかけになりたいし、少しでも癒しを届けたいなって思います!たくさんの人を笑顔にできる人になりたいです。それを私になりに行動に移していくとすれば2つあります。1つは生配信です!普段からファンの方たちとコミュニケーションをとったり、プライベートの自分をお届けしたりしています!ファンの方たちとの心の距離を縮めたいなと常に思いながら配信しています。そしてもう1つは自分自身が沢山勉強して発信していくことです。私は愛媛県出身なのですが、愛媛県のことや瀬戸内のことを調べて、それを発信し、瀬戸内の魅力を国内外の人に知ってもらえたら嬉しいなと思います。そして、実際に旅行や観光でいつか来ていただきたいなと思っています!ファンの方の楽しみが少しでも増えたら嬉しいです!

写真のエピソード

お雑煮を食べる中村 舞(中村 舞・提供写真)

中村 舞が作ったお雑煮(中村 舞・提供写真)

 自宅でお雑煮を作りました!生配信していたんですが、その配信中に作りました!

6thシングル「独り言で語るくらいなら」インタビュー

――新曲の印象と、それをどう捉え、臨みましたか。または自身と重ねた点があるとしたら何でしょうか?

 この曲は最初に「いつもとは違う 反対のホームから ガラガラの電車に 衝動的に乗った」とあり、主人公が1人で知らぬ街へと繰り出して行く様子、心の中の孤独さや強い意志など、その中にある複雑な心情を歌っているのですが、Dメロででてくる「忘れものを思い出して」というフレーズでガラリと変わる印象を受けました。その「忘れもの」はそれまでに起こした行動によって気付かされたもので、「自分の本当の夢」なのかなと今は思っています。この主人公は孤独や反抗など自分と強く重なる部分はありますが、違う点は強い意志なのかなと思いました。なので、私も強い意志を持ってこの曲を歌いたいと思います!

――印象に残っている歌詞は。

 「今日は人混みで 足を踏まれたくない」

 この主人公の生き方や存在がどんなものであるのか深く考えさせられました。

――レコーディングの秘話、自身が担当した歌唱パートはいかがでしたか。

 AメロBメロは四拍子なのですが、サビは三拍子で少し難しかったです!曲調が違うのは振付の段階で気づいて「アイドルっぽくないな」と。どんな感じになるのか楽しみでした。この歌詞は主人公の意志の強さが全体的に出ていると思ったので、単語の1つ1つを強くはっきり歌うよう心がけました!

――振付はどうでしたか。

 前シングル「思い出せる恋をしよう」と同様、辻本知彦さんの振付によるダンスだったのですが、2ndシングル「風を待つ」から挑戦してきて今回4回目で、自分自身慣れてきた気がします!予想のつかない動きをすることが多いのでとても難しいですが、その分インパクトも大なのではないかなと思います。今回はサビだけで5通りの振り付けがありとても苦戦しましたが、個性を出しつつ、揃えて頑張ることができたと思います!

――そのなかで意識されている点は?

 こういう動きをしてくださいと言われますが、その動きのなかに自分らしさを出すことを意識しています。揃えるところは揃えますが、表情を意識したり。歌詞にもいろんな解釈があるので、私なりの解釈で表情を付けました。

――MVの撮影はどうでしたか。

 初のスタジオ撮影ということでとても新鮮でした。今までは外での撮影だったので日の入日の出を確認したり、天候にも影響されたりしていたのですが、室内だとそれが無いのはもちろん、時間感覚も失った気がします(笑)まだ完成はみてないのですが、どんな風になっているのかとても楽しみです!

――この楽曲に、MVに、歌詞に、これまでのSTU48にないものがあるとしたら?

 三拍子の曲!ワルツっぽい感じでSTU48には今までにない曲調です!

――ご自身にとってこの曲はどういうものになりそうですか。

 自分の中にいるもう1人の自分と真摯に向き合わせてくれる曲、私自身を見直せる曲になると思います!

 ◇

日本武道館のステージに立つ中村 舞

 2021年1月15日、STU48初の日本武道館コンサートが行われた。憧れのステージでアンコールを含め全22曲を披露した。夢舞台に立ったのは1期生・ドラフト3期生。そして、6thシングルの選抜に入った2期研究生、高雄さやか、原田清花が一部参加した。

――日本武道館コンサートを振り返っていかがですか。

 本当にあっという間でした。始まってからの時間が幸せすぎて、気付いたらコンサートが終わっていました……!そして、ファンの方の姿が見えた時、すごく感動しました。今はすごく大変な状況ですが、変わらずに応援してくださっている方たちに私達の思いや感謝、そして勇気と夢を伝えようと言う気持ちで挑みました!

 緊張は、めちゃくちゃしました!いつもの公演とは違う謎の緊張感とこれから始まるぞって感じのワクワク感でいっぱいでした!普段から緊張するタイプなのですが、メンバーもみんな緊張していたので、同じ気持ちを共有してステージに立てた気がして安心できました。

 それと、アンコールでは生バンドによる演奏で、いつもの公演やコンサートではあまりないことだったので新鮮でした!音全体が体に伝わってきて、心臓がどこどこ言ってました!あとは、ファンの方は声が出せない状況で、すごくもどかしい状況だったと思うんですけど、それでも会場から熱が伝わってきて、私達も刺激を受けました!

 印象に残っているのは、「overture」の後の「出航」です。キャプテンの今村美月さんのソロから入って、その後メンバーみんなで歌うという演出だったのですが、ステージの1番前にいるみちゅ(今村美月)さんが振り返ってメンバーみんなを見たとき、ファンの方とみんながひとつになった感じがしてすごく高まりました!

 ステージでは、新曲「独り言で語るくらいなら」も初披露しました。新曲を披露するときはいつもドキドキよりもやってやるぞ!っていう気持ちが勝つんですけど、今回は大きなステージですし、なによりも撮影OKタイムだったということでとても緊張しました!良い意味でアイドルらしくない楽曲でインパクト大だったんじゃないかなと思います。

 それと、課外活動ユニットの曲は各ユニット公演でしか歌わないので、私たち「勝手に!四国観光大使」の楽曲である「海の色を知っているか」を武道館のステージで披露できてとても嬉しかったです!各ユニットそれぞれ演出があって、「勝手に!四国観光大使」はNMB48さんの「サングラスとうち明け話」を披露したのですが、サングラスを付けてパフォーマンスという粋な演出もあってとても楽しかったです!

 改めて、日本武道館というステージに立って、たくさんの人に支えられているんだなと感じましたし、温かい愛が見えた気がします。いつも初心と感謝の気持ちを忘れず、グループみんなで上を目指していきたいなと思いましたし、どんな方からも愛されるグループになりたいです。そして、ファンの方の人生に残る思い出を届けたいなと思いました。

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【応募期間】
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当選された方には、TwitterのDMでご連絡をさせていただきます。

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