STU48連載企画
〜こんな時代こそ、アイドルが必要だ。〜

矢野帆夏


記者:木村武雄

掲載:21年01月25日

読了時間:約9分

 STU48が2月17日に6thシングル「独り言で語るくらいなら」を発売する。穏やかな大海原を爽やかな風を帆に受け、ゆっくりと進んできた彼女たち。更なる活躍が期待される今年は日本武道館公演も実現させ、いよいよ彼女たちが先頭を切る大航海時代の幕開けを感じさせる。その最初のシングルで示すのはこれまでの雰囲気とは異なる楽曲だ。選抜メンバー16人はどのような思いで臨んだのか。16人全員のインタビューを16日間連載する。

日本武道館のステージに立つ矢野帆夏

◆矢野帆夏
 「この大会を通して、私のアイドル人生は変わりました」

 1期生で抜群の歌唱力を持つ。AKB48グループのなかで歌唱力の女王を決める『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』には第1回から決勝に駒を進めている。矢野にとっては成長するきっかけにもなり、改めて歌が自身にとっての個性で「生き甲斐」であることを再確認した大切な大会だ。

 もともと自分の気持ちや感情を表に出すのは苦手だ。選抜入りを逃した時も悔しさがあったがそれを口にすることはなかった。そんな矢野を変えたのがこの大会だった。

 「ただ歌うだけではだめでどれだけ人に思いを届けられるかが大事だということに気づきました。もっと素直になっていいんだとも感じました。歌で人の心を動かすことや何かを伝えることがこの大会をきっかけにできるようになったと思います」

 そんな矢野にとって大切な “歌唱力決定戦”だが、優勝候補の一角として期待された第2回大会はケガで決勝大会出場を辞退した。

 「本当に悔しくて…」。

 第3回大会ではファイナリストになるも優勝を逃し、2期研究生・池田裕楽がその座を手にした。後輩の活躍は嬉しいはずだ。しかしステージ上で後ろを振り向き涙した。「私は泣いていないと思っていたけど、周りは泣いていたよって。その時泣いていたんだと気づきました」

 それでも前向きに捉えている。悔しさをばねに目指すのは優勝。

 「第4回大会が開催されるか分かりませんが、あったとしたら優勝を目指したいです。歌声だけでなく手の仕草や気持ちの伝え方によっても変わることを改めて実感しました。歌だけでなく表現者として雰囲気を作り、会場の人の心をつかみたいです」

 この大会と同じように意識を変えたコロナ禍。ファンの大切さを改めて実感し、ファンのために何ができるかを探った。「メンバーと、自分達が出来ることは何かと考える時間も増えましたし、仲も深まりました」

 取材などや人前に立つ機会が増え自身を見つめ直すことも増えた。今回の選抜入りで思いも新たにした。

 「お姉さんのようにしっかりとしていきたいです。1期生も何人か卒業して減ってきていますし、こういう状況でシングル選抜に2期研究生も入ってきて、よりグループを引っ張っていきたいという気持ちは強くなっています。もちろん個人は大事だけど、グループのために頑張りたい」

 そんな彼女には常に思っていることがある。

 「一人で公演以外の活動をするときもSTU48を代表してお仕事をしていると言う気持ちでいます。それはテレビでもラジオでも、歌唱力決定戦も。そこでやったことは全てSTU48に還元されると思って取り組んでいます」

 歌に見出された彼女。喜びも悔しさも、それらを含めてのアイドル人生。力強く繊細な歌声で歌に込められた思いや世界を表現するように、STU48という物語を“謳歌”する。

こんな時代だからこそ「アイドル」としてできることは何か。

 歌を届けることです!支えてくださっている方々に感謝と恩返しをしていきます!

写真のエピソード

矢野帆夏が提供した写真

 2021年一番最初の食事は牡蠣を食べました。

6thシングル「独り言で語るくらいなら」インタビュー

――新曲の印象と、それをどう捉え、臨みましたか。または自身と重ねた点があるとしたら?

 ポップで女の子らしい恋愛アイドルソングじゃないところがSTU48らしくて好きです。綺麗でかっこいい女性っぽい印象です。更に、16人選抜に選んでいただいたのが嬉しいです。絶対に沢山の人に届けたいという気持ちです。アイドルソングではないのは、4thシングルの表題曲「無謀な夢は覚めることがない」もそうですが、今回の曲はかっこいいだけでなく、神秘的で美しい。その雰囲気はMVでも伝わると思います。

――印象に残っている歌詞は?

 「夢はもっと近くにある/ここまで来て気づいたんだ」

 4年やってきて、いろんなことに挑戦し、どうしたらいいか分からないと思う時もありました。挫折や辛いことも沢山あったけど、根本的なことを大切に行い続ければ夢が叶うと思いました。もちろん日本武道館での公演とか大きな夢もあるけど、ファンの皆さんや地元など、足元をしっかりみて感謝しながらやっていきたいです。

――レコーディングの秘話、自身が担当した歌唱パートはいかがでしたか。

 サビ前のBメロ終わりが歌割りだったのでサビの印象に繋げられるように歌詞の通り広がるように歌いました。全体的にリズムやメロが難しかったので何度も聞いて練習しました。3拍子自体がAKB48グループのなかでも珍しくて、レコーディングの時にAKB48さんの「願いごとの持ち腐れ」のような感じだと気づきました。歌うのは難しかったです。なのでファンの皆さんにも挑戦して欲しいです!

――振付はどうでしたか。

 今回も辻本さんチームの方々が振り付けしてくださって、自分的には好きな感じの振りで踊っていて楽しかったです。メンバーのいい所を振りに取り入れてくれる所が好きです。

――MVの撮影はどうでしたか?

 STU48では初のロケでは無く、スタジオでの撮影で、外の環境や天気に左右されずに撮影出来ましたが、特に時間に限りはなかったのでずっと踊っていたのが印象に残っています。世界感を一番大事にして撮影しました。

――この楽曲に、MVに、歌詞に、これまでのSTU48にないものがあるとしたら?

 今回のMVはSTU48史上初めて室内での撮影だったのでメンバーの表情や衣装など、全てが鮮明に撮影されていると思います。なので、今の私たちがハッキリ伝わる今までとは違うカッコイイ楽曲だと思います。また、カッコイイだけじゃなく綺麗な雰囲気もある神秘的な世界感が今までと違う所だと思います。

――ご自身にとってこの曲はどういうものになりそうですか?

 このコロナ禍の厳しい状況で有難いことに出すことの出来たシングルなので、歌う度に 皆さんのことを想って歌いたいです。STU48も5年目で、変化の年だと思います。気持ちも新たに、この曲を聞くと何年経っても今の気持ちを思い出せるような楽曲にしたいです。2020年は多くのことが当たり前ではなくなり、大変な1年だったので、この新曲から心機一転、2021年をスタートしたいと思っています。

 ◇

日本武道館のステージで熱唱する矢野帆夏

 2021年1月15日、STU48初の日本武道館コンサートが行われた。憧れのステージでアンコールを含め全22曲を披露した。夢舞台に立ったのは1期生・ドラフト3期生。そして、6thシングルの選抜に入った2期研究生、高雄さやか、原田清花が一部参加した。

――日本武道館コンサートを振り返っていかがですか。

 コンサート前日に最終確認をしていたらどんどん緊張してきて「明日は大丈夫だろうか」と思ったけれど、当日ステージに立ってファンの顔やペンライトを見た瞬間、ほっとした気持ちで心の底から楽しむことが出来ました!でもメンバー・スタッフ・ファンの皆さんが元気に無事に帰宅出来てまでが武道館コンサートだと思っていたので、本当に無事終わって良かったです。

 リハの時からイヤモニをして踊るのが最初は慣れませんでしたが、それくらいやっぱり自分たちは広い場所でコンサートをしてるんだと思いました。けど、イヤモニをしてる自分がカッコいいなと思う余裕もありました(笑)。

 印象に残っているのは、「チームSTU推し」のパフォーマンス中に岡田奈々さんに絡まれたところです。ファンの方からも印象に残っているところはそこだと言われたので、間違いないです!

 「独り言で語るくらいなら」では、撮影タイム中に新曲を公開という珍しい形で初披露させていただきました。こんな時こそSNSに拡散して、より多くの方に聞いて欲しい!という思いでした!

 課外活動ユニットでは、皆さんに会えなかった期間に課外活動ユニットで配信限定公演を行っていた時期を思い出しました。STU48には色んな個性のメンバーがいて色んな色があります。それがとても伝わるようなユニットブロックだったんじゃないかなと思います。レッスンの時からこのブロックを見るのもやるのも好きでした。あと、衣装の早替えが大変でした(笑)

 ちなみに、ユニットの最後にAKB48「離れていても」を歌唱させていただいたのですが、『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』の決勝まで進んだSTU48メンバーで歌わせていただきました。この状況のなか皆さんの応援でここまで来れた自分たちが伝えたいことにピッタリの楽曲で、様々な理由で現地ではなく家で配信を見守るよってというファンの方もいらっしゃったので、画面のまえで私たちを見てくださっている方にも伝わるような歌を届けようと思いました。「君のために離れていよう」という歌詞が特に好きです。

 改めて、武道館単独コンサートが決まった時、嬉しい反面、「自分は果たしてそこに立つ相応しい者なのか」とか、グループで武道館のステージに立つことに対して色んなことを考えました。しかし、初めは専用劇場がなく陸上公演をずっとしていた時期を乗り越えた私たちなら、この舞台も必ず成功できるという思いをもってステージに立ちました。無事武道館コンサートを成功する事が出来たのは、本当にたくさんの方の協力のおかげです。ここを最大のゴールとせず個人としてももっと上を目指したいと思いました。武道館コンサートはSTU48のターニングポイントです!

プレゼント情報

Twitterフォロー&リツイートで抽選で1名様にサイン入りポラロイドプレゼント。

【応募方法】
・@MusicVoiceEntをフォロー
・下記のツイートをリツイート

【応募期間】
・2月15日〜2月23日23時59分まで。

当選された方には、TwitterのDMでご連絡をさせていただきます。

【注意事項】
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は応募対象外となります。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は応募が無効となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・転売行為は固く禁止させていただきます。

この記事の写真

記事タグ

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事