STU48連載企画
〜こんな時代こそ、アイドルが必要だ。〜

石田みなみ


記者:木村武雄

掲載:21年01月21日

読了時間:約10分

 STU48が2月17日に6thシングル「独り言で語るくらいなら」を発売する。穏やかな大海原を爽やかな風を帆に受け、ゆっくりと進んできた彼女たち。更なる活躍が期待される今年は日本武道館公演も実現させ、いよいよ彼女たちが先頭を切る大航海時代の幕開けを感じさせる。その最初のシングルで示すのはこれまでの雰囲気とは異なる楽曲だ。選抜メンバー16人はどのような思いで臨んだのか。16人全員のインタビューを16日間連載する。

日本武道館のステージに立つ石田みなみ

◆石田みなみ
 努力家で、年下メンバーから相談されることが多く、お姉さん的な存在として周囲から信頼を集める。

 「家族の中では三姉妹の末っ子なので、どうしたらお姉さんのように見られるかを意識しているなかで、そう評価して頂けるのは嬉しいです」

 お姉さんと言っても威張るのではなく、寄り添う。何より謙虚さがある。

 「オーディションの時にファンの方と約束したんです。活動していくことでもし天狗になったら握手会でその天狗の鼻を折りに来てくださいと。私自身もそうさせたくないし、そうすることでファンの方を辛い思いにさせたくないのでそれは守りたい」

 その思いを今も貫き通している。

 周囲に意見を求め、自身を客観視し、何が足りないのかを考え、それを補うために努力する。一方で、もともと自信がある方ではなく、自分の意見を言えるタイプでもなかった。一歩下がって周囲を見ていた彼女の背中を押したのは、仲間でもありライバルでもあるメンバーの存在だった。

 「2期研究生も入り、グループでは22歳で年齢は上の方。フレッシュさではなく、経験を積んだ上で自分をどう見せるかという時期にいると思っています。与えられているばかりではだめで、体裁を意識しすぎてもだめ。自分のやりたいことを伝えてそれを叶えているメンバーを見て見習いたいと。選抜など何事も16位以内に入ることを目標にしていて、有難いことに1stシングル『暗闇』から選抜に入れて頂いていますが、このままじゃ埋もれてしまうと思いました」

 埋もれないためには意見や行動することが大事だが、その前に個性を見つけなければならない。もともと漫画やアニメは好きだったが、自分の個性は何かと言われても分からなかった。しかし、ある時に巡り合えた。「声」だ。

 「声が通るタイプではなくて、大きな声を出してもなかなか届かなくて。でもその声が良いと言って下さって。地元でラジオをやらせて頂く機会に恵まれて、放送後『声が好き』『声からファンになりました』と言って下さることが多くて、そこで私の長所は声なのかなと思いました」

 石田の声には優しさがある。現在は2番組にレギュラー出演しているがそのうちの『STU48石田みなみの虹色えんぴつ』(Kiss FM KOBE)は自身初の冠番組で夜の時間枠。一日の終わりを優しい声による朗読で癒している。

 その個性に気づけたのは「人の意見を聞く」というアンテナを張っていればこそ。「ファンの方々のお陰です。活動5年目になって少しずつ自信が持てています」

 一方、人の意見を聞きすぎて迷わないようにもしている。「精神的にマイナスなことがあると夢に現れてしまうんです。きょうもラジオのハッシュタグをチェックしていたら悪口が書かれているという夢を見ました。人の意見を気にするのも大切ですが、聞きすぎて迷わないように、家族の率直な意見を聞いています」

 この5年を振り返れば「順風満帆なアイドル活動ではありませんでした」。それでも徐々に変わりつつある。コロナ禍の1年でファンと直接会って交流が出来ず寂しい日が続いた。「当たり前であることの大切さ」も改めて感じた。今はこう思う。「ひとつひとつのお仕事に対する大切さが以前より強くなりました。今のご時世だからこそできる取り組みをしていきたい」

 昨年は『SEPT×STU48』で初の演技に挑戦。「初めて演技をして、演技の楽しさを知ることもできたので、演技の仕事も挑戦したいと思っています」。夢は広がる。

 今年の目標は「ファンの方をもっともっとしあわせにするために、ラジオといえば『石田みなみ』となるくらい頑張っていきたい」。地元兵庫でのSTU48の認知度はまだ低いといい「地元のラジオを通して広めていきたい」と意欲も見せる。

 歌も芝居も声の表現が大事だ。「声」で始まる新たな可能性が彼女にはある。

こんな時代だからこそ「アイドル」としてできることは何か。

 オーディションでの質疑応答や、様々なところで「ファンの方に笑顔をプレゼントできるアイドルになりたい」ってずっと言っていて。こういうご時世だからこそ、自分自身が塞ぎ込むのはいけないなと思います。今だからこそ「笑顔」は大事だし、今だからこそ、ず「笑顔をプレゼントできるアイドル」という夢を、叶えなきゃいけないなと思います。

 ファンの方って本当に優しくて本当に良い方ばかりで、私にとって嬉しいことがあると、自分のことのように喜んでくれて、私がしあわせだと、自分もしあわせって言ってくれる方ばかりで、本当にいつもありがたいなって思います。だからこそ、お仕事で良い報告ができるように、全ての事柄を全力で頑張るのを心がけています。去年の6月に冠ラジオが決まった時のように、これからも良い報告をして、もっともっとファンの方の笑顔を見れるように、頑張っていきたいと思います。

写真のエピソード

石田みなみが提供した写真

 2021年になって初めて食べた母の手料理との写真です。私の大好物の母の手作りから揚げです!

6thシングル「独り言で語るくらいなら」インタビュー

――新曲の印象と、それをどう捉え、臨みましたか。または自身と重ねた点があるとしたら?

 最初聴いた瞬間から好きな曲調だと思いました。個人的に盛り上がったり、明るいテイストの曲も好きなんですが、1stシングルの「暗闇」のように聴き終わったらひとつの物語を見終えたみたいな感動する曲が好きなので、聴いた瞬間「好き…」ってなりました。

――印象に残っている歌詞は?

 「しあわせとかふしあわせは 想像じゃ見分けつかない」

 何がしあわせで何がふしあわせかは、行動を起こした本人にしかわからないもので、想像でふしあわせと決めつけて、行動にしないことが1番罪なことだと思いました。

――レコーディング秘話、自身が担当した歌唱パートについて。

 今村美月ちゃんと2人でレコーディングをしたのですが、今回の楽曲は難しい曲調で、ブレスのタイミングとかを事前にしっかり確認して臨みました。ブレスは声のお仕事でも大切だと聞いたことがあるので、この経験を活かしたいです。

 それと、私と今村美月ちゃんはレコーディング前に2人で仕事もあったので、今村美月ちゃんに難しいところを教えてもらったりして完璧にしてからレコーディングに臨んだので、体感では早く終わってしまって。終わった瞬間今村美月ちゃんが「もっと歌いたい」って大きな声で言ってました。

 あと、Dメロの「大きな声で僕は叫ぶ」の部分が私の歌割りなのですが、今村美月ちゃんが羨ましいって言ってくれて帰り道そのパートをずっと歌ってました。

――振付はどうでしたか

 今回も2ndシングル「風を待つ」、4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」、5thシングル「思い出せる恋をしよう」に引き続いて辻本知彦さんチームの方々が振り付けをしてくださったので、4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」の振り付けが入っていたりして、辻本さんチームの愛を感じました。あと、MVの振付では演技みたいに感情をのせる振り付けもあったりして、パフォーマンスさせていただいて本当に楽しかったです。

――MVの撮影はどうでしたか。

 今までSTU48は様々な瀬戸内の場所でMV撮影をさせていただいていて、今回初めてスタジオでの撮影だったので、すごく新鮮な気持ちになりました。でも瀬戸内での野外の撮影だったとしても、スタジオの中での撮影だったとしても、本当にたくさんの方が携わってくださって、本当にありがたいことだと思いました。そしてSTU48として目に見える変化をしたMVに、私自身が"その撮影場所に"いられるということが嬉しかったです。

――この楽曲に、MVに、歌詞にこれまでのSTU48にないものがあるとしたら?

 4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」も2期研究生が入ってきたタイミングで、これまでの殻を破るというイメージがあったMVだったのですが、個人的に今回の楽曲は殻を破ってからどう変化していくのか、、、新しい風とともにどう成長していくのか、というのを表しているのかな、と思いました。

――ご自身にとってこの曲はどういうものになりそうですか?

 先程の質問で答えたこと重なる部分があるのですが、殻を破った先の成長を、変化をどう魅せるか、という部分を追及していきたいなと思っています。これまでも自分の立場に甘えてるつもりはなくて、どちらかというと常にいい意味で余裕を捨てて、全てを全力で頑張ると決めていて、その部分で得たことを魅せる絶好の場所を私はいただけたと思うので、AKB48グループの末っ子ではありますが、もう5年目になるので、STU48の新たな一面を見せたいと思います。

 ◇

日本武道館のステージに立つ石田みなみ

 2021年1月15日、STU48初の日本武道館コンサートが行われた。憧れのステージでアンコールを含め全22曲を披露した。夢舞台に立ったのは1期生・ドラフト3期生。そして、6thシングルの選抜に入った2期研究生、高雄さやか、原田清花が一部参加した。

――日本武道館コンサートを振り返っていかがですか。

 本当に夢のような1日でコンサートを終えて数日が経つのですが、夢に見たり、写真を見返したりして未だに余韻に浸っているくらい幸せでした。普段はどちらかというと緊張をめちゃくちゃするタイプで時には涙を流してしまうくらいなのですが、今回はどちらかというと楽しみの方が強くて、早く本番にならないかな、と毎日思っていました。このようなご時世により最近は少人数での公演を無観客で行っていて、お客さんのお顔が見える状態でのライブは久々だったので、ステージに立ってファンの皆さんの姿を見た時涙が少し出てしまいました。

 そのなかで印象に残っているのは1stシングル「暗闇」を久々に披露させていただいたことです。そして私は「暗闇」の振りにある防波堤ジャンプを1番目に飛ぶ人で私のファンの方はもちろん、私じゃないメンバーを推しているファンの方も私の防波堤ジャンプを好きと言ってくれる方が多いので、武道館のステージで防波堤ジャンプができて嬉しかったです。後日ファンの方に聞いたのですが、今までで1番跳躍力が凄かったと言われました。課外活動ユニットではライトパネルを使った演出で私の所属する「Charming Trip」はパネルを動かしまくる曲や間奏で武道館の為に作ったオリジナル振り付けを踊ったりと覚えることもたくさんありました。全てがガチッとはまったとき「チャートリらしい」可愛さもありながら、かっこいい一面もファンの方にお見せできたんじゃないかなと思います。

 武道館では6thシングル「独り言で語るくらいなら」も披露させて頂きました。今回の楽曲は世界観が作り込まれている振りで私の好きな曲調だったので、早く披露したい!という気持ちでいっぱいでした。武道館コンサートはマイク振りだったのですが、次はヘッドセットマイクでの両手振りをファンの方にお見せできたらいいなと思っています。

 改めて日本武道館という誰もが知っているステージでのパフォーマンスを経験させていただいたことは、本当にこれからの活動にも大事なことを教えていただいたと思います。今回初披露させていただいた「独り言で語るくらいなら」も斬新な曲調だったり、武道館での演出やセットリストも新しい部分が多かったので。STU48としても個人としてもいろいろなことに挑戦していかないといけないなって思うようになりました。

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