2020年大みそかに生放送された『第71回NHK紅白歌合戦』の世帯視聴率がビデオリサーチの調べでわかった。午後7時30分から8時55分まで放送された前半戦は関東34.2%(前回34.7)で関西は32.8%(31.9)。午後9時から11時45分まで放送された後半戦は関東40.3%(37.3)で関西は39.3%(36.2)だった。※参考:2019年(第70回)の放送時間:午後7時15分〜8時55分(前半)、9時00分〜11時45分(後半)

 総合司会は内村光良と桑子真帆アナウンサー。紅組司会の二階堂ふみと白組司会の大泉洋は初の紅白司会を務め、紅組が勝利した。

  今年の紅白は「今こそ歌おう みんなでエール」をテーマに、日本中の視聴者に歌でエールを送る。コロナによって傷ついた人や 疲れ切った人々の心を癒し、少しでも明るい気持ちで2021年を迎えられるような歌の数々を届けた。毎年、NHKホールから生放送で届けている『NHK紅白歌合戦』。今年はNHK放送センター全体が舞台となった。主なステージは「NHKホール」「101スタジオ」「オーケストラスタジオ」「審査員ルーム」の4会場。各会場のステージならではの“スペシャルな演出”が行われた。

 大トリはMISIAが務め、玉置浩二が24年ぶり紅白出場、嵐の活動休止間の紅白ラストパフォーマンス、X JAPANのYOSHIKIがロサンゼルスからサラ・ブライトマンやLiSAらと「ENDLESS RAIN」をコラボするなど、盛り上げた。
  

二谷裕真氏コメント(第71回NHK紅白歌合戦実施本部長)

「第71回NHK紅白歌合戦」を終えて」

 ほんとに紅白はできるんだろうか、いや、やっていいんだろうか、、、新型コロナウイルスの猛威に、何度となくそんな気持ちにさせられました。それでも、「今こそ歌おう みんなでエール」 、私たちが紅白に託した思いは、ご出演くださったみなさんのお力を借りて届けることができた、、、放送してよかったと、今は誇りを持って、そう思います。

 『第71回紅白歌合戦』は、史上初めて無観客で行いましたが、NHKホールだけでなく複数のスタジオからお送りする異例のスタイルになりました。無観客だからこそ実現したNHKホール改造ともいえるステージは、全方位からカメラが映し出す見たこともない映像を生み出しました。また、別スタジオをオーケストラスタジオとして、性格の全く異なったステージを作ることもできました。そんなこれまでにない紅白の空間で、内村光良さん、二階堂ふみさん、大泉洋さんら司会陣は、縦横無尽に絶妙のコンビネーションを見せてくださいました。

 そしてどの歌唱シーンも、勇気、元気、共感、感動、さまざまなエールをお茶の間に届けきったと思います。医療現場の最前線でコロナと戦ってくださっている医療従事者に感謝と希望を歌い、子供たちの笑顔を守りたいと願い、けん玉で世界記録を打ち立て、紅白で世界がつながりました。両軍の最後は、優しくも力強い愛が歌われ、視聴者のみなさまそれぞれの心に響いたと思います。

 黒柳徹子さんや宮崎美子さん、NHKドラマの主役・吉沢亮さん、杉咲花さんら豪華なゲスト審査員の方々も 今回はリモートでの審査をお願いしました。同様に、紅白レジェンド・北島三郎さんもリモートで新しい紅白を一部始終見守ってくださいました。そして今年は、視聴者のみなさまの投票を大切にするために、視聴した時間に応じて投票できる票が多くなるという新しい試みをしました。お客さんがいらっしゃいませんでしたが、その分も、テレビをご覧のみなさまに深く紅白に関わっていただくことができたと思っています。

 『第71回紅白歌合戦』は、いくつもの制限の中で、新しいスタイルを模索し、その片鱗をつかんだのかもしれません。無事放送できたことが奇跡のようにも感じます。改めて、全ての出演者のみなさん、そして全国の視聴者のみなさまに心より感謝申し上げます。今年が晴れやかな年となりますように・・・。

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