THE RAMPAGE from EXILE TRIBEが22日、LDHが新たに仕掛けるライブエンタテインメント『LIVE×ONLINE』第4弾となる『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』に登場した。オンラインならではの演出や映像を体験できる有料配信ライブで、今回は日替わりで7日間10組のアーティストが登場する。

 初日に登場したのは、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。彼らが得意とするヒップホップ調の勢いある楽曲だけでなく、初パフォーマンスとなる楽曲や、武者修行で披露していたパフォーマンスを盛り込むなど、また新たな表情を見せてくれた。武者修行は、メンバーが3つのグループに分かれて全国各地でライブを開催し、デビューへ向けて行っていた修行のこと。デビュー前から今までのTHE RAMPAGEの軌跡を辿ることができるライブとなった。

 彼らが1曲目に選んだのは、「Can’t Say Goodbye」。ボーカル・RIKUによるピアノからスタートし、ボーカル・川村壱馬、吉野北人とともにしっとりと歌い上げ、パフォーマーが1人ずつソロダンスで登場してくる。続けて、「INTO THE LIGHT」「ESCAPE」「All day」をパフォーマンス。初披露となる「ESCAPE」は、パフォーマー・与那嶺瑠唯が振付を担当した。今までのTHE RAMPAGEにない、ゆったりとした雰囲気が魅力の楽曲だ。

THE RAMPAGE

 「Nobody」ではボーカル陣がスタンドマイクで歌い、パフォーマーは1人の女性ダンサーに対し、代わる代わる踊りながらアプローチしていく。ストーリーのある演出はまるでMVを見ているようだ。その流れのまま「Knocking Knocking」「BAD LUV」と続いていく。ストーリーはそのままに、EXILE「Change My Mind」のカバーへ。続く「So Good」でも、これまでのライブで見せていた“男らしさ”や“力強さ”を封印し、ビシッとしたスーツ姿で大人の色気を漂わせながらパフォーマンスしていった。そして、吉野のアカペラからスタートしたのは「Starlight」。ボーカル3人のみで「MY PRAYER」も続けて披露した。

 ガラッと雰囲気が変わり、パフォーマー・龍のMPCプレイがスタート。そのプレイに合わせて踊るのは、数々のLDHアーティストのサポートダンサーを務めたメンバーで構成された新グループ・PSYCHIC FEVER。後半から白を基調としたストリート系ファッションに身を包んだパフォーマーが続々とソロダンスを披露していく。それぞれが得意とするダンスジャンルで踊るため、13人の個性溢れるパフォーマンスを楽しむことができる。

THE RAMPAGE

 勢いは止まることなく、THE RAMPAGEの派生ユニット・MA55IVE THE RAMPAGEが登場。パフォーマー・LIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀がマイクを持ち、「Determined」「No.1」を披露した。続く「13SAVAGE」で川村が加わると、突然のコラボに「かっこよすぎる」「えぐい」とコメントが殺到。「GO HARD」では川村がラップをパフォーマンスし、ファンに感謝の気持ちを込めて締めくくった。

 再び、THE RAMPAGEが揃い「THROW YA FIST」をパフォーマンス。「FAST LANE」では、グループ名が書かれたトラックをセットに披露し、前半で見せていた大人っぽい雰囲気からだんだんと彼らが持つ本来の泥臭さやカッコよさがむき出しになってくる。バックスクリーンに炎が映し出され、実際に炎を上げながらパフォーマンスした「100degrees」では、全員が拳を上げると「僕らと心をひとつにしていきましょう!」と、ファンへ声を掛ける場面もあった。「ELEVATION」「FIRED UP」「Fandango」「LA FIESTA」と、止まることなくパフォーマンスしていく。川村が「皆さん、楽しんでくれていますか。『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』初日で、僕らは今日が今年最後の単独ライブになります」「今年は、僕たちも皆さんも本当に大変な状況に襲われて、今でも苦しい状況にいらっしゃる方がたくさんいると思います。そんな中で、僕たちも日々、自問自答しながら2020年を過ごしてきて、エンタテインメントの可能性を信じながらここまでやって参りました」とコメントし、披露したのは「Move the World」。世界中に蔓延する新型コロナウィルスの影響でなかなか終息する気配が見られない現状にエールを送った。

THE RAMPAGE

 ついにライブは終盤となり、2016年、2017年から2018年に行われた武者修行の映像が流れると、「待ってました!」「きたー」「セトリが神」などとコメントが殺到。16人という大所帯のグループだったこともあり、Route A・B・Cの3組に分かれて全国各地を回りながらライブを開催した武者修行は、LDHの風物詩となっている。Route A(吉野、LIKIYA、神谷、藤原、龍、鈴木)は「リフレイン」、Route B(RIKU、陣、岩谷、浦川、後藤)は「1st Place」、Route C(川村、与那嶺、山本、武知海青、長谷川)は「FIGHTERS」と、それぞれ三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの楽曲をカバー。デビュー前から応援しているファンにとっては懐かしく、当時を知らないファンにとっては新鮮なパフォーマンスとなった。3組がそれぞれのステージから「FIND A WAY」を披露し、ひとつのステージに3組が揃い、THE RAMPAGEとしてひとつになるとデビュー曲である「Lightning」をパフォーマンス。真っ白な空間で、バックにグループのロゴが描かれているステージに立つ彼らの姿は、原点回帰を意味しているように思えた。

THE RAMPAGE

 MCでは、川村が「最初から飛ばしてはいないけど、その分、気持ちの高鳴りはいつも以上だった」と、ここまでのライブを振り返った。吉野は「いつもはバイブスで乗り切れることが多かったけど、バラードから始まるということで本番前ずっとそわそわしていて(笑)」と、ライブ前の心境を明かした。1曲目からピアノの弾き語りを披露したRIKUは「いつもは(ピアノの弾き語りを)中盤でやらせてもらっていて、温まっていたところでやれたから気持ち的に楽な部分はあったけど、今回『やらせてください』と言ったもののめっちゃ緊張した」という。すると、吉野が「(歌いながら)RIKUさんのことをめっちゃ見てたけど、RIKUさんはピアノしか見てなかった(笑)」と、緊張具合がバラされていた。

 武者修行時代の3組でパフォーマンスしたことについて吉野が「感慨深い。パフォーマンスをしていて昔を思い出して、いい意味で初心に帰れて、うるうるしそうでした」と、心境を明かした。RIKUは、当時のリハーサルなどを思い出したそうで「『まずはデビュー!』という目標に向かってひたむきに走っていた頃の気持ちを思い出すことができた。こういう機会をいただけて本当に嬉しかったです。感謝しています!」と、コメント。川村は「最近僕らのことを知ってくださった方にとっては初めて見る表現だったと思うので、いろいろな方に楽しんでいただけていたら幸いでございます」と、ファンへメッセージを送った。

 「今この瞬間も、来年もついてこれますか! (拳を掲げ)しっかり握って、しっかりついてきてください! まだまだブチ上がっていけますか! THE RAMPAGE最先端行く気はありますか! 行くぞ、てめぇら!」と、自身が出演する映画『HiGH&LOW THE WORST』のセリフを引用すると、同作の主題歌であり、本ライブ最後の楽曲となる「SWAG&PRIDE」をパフォーマンスし、ライブは終了した。

 バラード、ストーリー仕立ての楽曲、THE RAMPAGE王道の楽曲、武者修行時代のパフォーマンスと大きく4つに分けて構成され、約2時間で31曲をパフォーマンス。グループの新たな可能性だけでなく、グループ結成時から今までの成長も感じられる、THE RAMPAGEの魅力と歴史が詰まった2020年最後の単独ライブにふさわしい内容だった。

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