DOBERMAN INFINITY「“ここが居場所だから”と直接伝えたい」5人の願い
INTERVIEW

DOBERMAN INFINITY

「“ここが居場所だから”と直接伝えたい」5人の今の願い


記者:編集部

撮影:

掲載:20年12月03日

読了時間:約8分

 DOBERMAN INFINITYが2日、10枚目となるSingle「6 -Six-」をリリースした。「We are the one/ずっと」から約1年ぶり。「6 -Six-」は「HiGH&LOW THE WORST」11月19日より日本テレビで全6話で放送の新作スピンオフドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』の挿入歌で、「ここが居場所だから」と固い絆と仲間の大切さを現した歌詞になっている。今作をどのような流れで制作し、どんな想いを込めたのか、以下オフィシャルインタビュー。

100点を越える仕上がりになった

ーー新曲「6 -Six-」は放送中のドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』の挿入歌として書き下ろされた友情ソングです。トラックも歌詞もメンバー全員で話し合いながら制作されたそうですが、まずトラックはどのような流れで形にしていったんでしょうか?

P-CHO:「6 -Six-」のトラックは、前回出したシングル曲「We are the one」を作曲してくれたRIMAZIさんにお願いしたんですが、「『We are the one』とは違う新しいものを作りたい」というのを僕らからリクエストして、それに応える形でベースを作っていただきました。ポイントはギターですね。作ってもらったトラックを聴いて、僕らの中で「ギターを入れるとさらにいい雰囲気が出るんじゃないか」という話になって。いつもドーベルのツアーに同行してくださっているギターのTakuさんと一緒にスタジオに入って、ディスカッションしながら生のギターを入れました。

SWAY:歌詞を考えたのは、ベースとなるトラックに仮のメロディがついてからで。各自が自分の歌唱パートに歌詞をつけていきました。そして僕らが軽くレコーディングした後、再びRIMAZIくんに投げてブラッシュアップしてもらって。キャッチボールみたいな感じで作っていきました。

ーー今回の制作は、カップリング曲も含めてリモートで制作する部分も多かったんでしょうね。

GS:そうですね。2~3月あたりからライブができなくなって、表立った活動を自粛しないといけなくなって。その中でもできることを……ということで、まずはリモートで制作を始めました。最初の頃は新たな試みだったので、やりにくい部分もありましたけど、リモートだと時間にゆとりがあるのでいいですね。移動する時間も必要ないし、メンバーと打ち合わせをするにしても、家で何か作業をしている合間にできたりするので。この期間はやりたいことにたっぷりと時間を使えたなと思います。

 ただ、リモート明けで久しぶりにみんなでスタジオに入った時は、やっぱり同じ空間で同じ音を聴きながらどう思うかをディスカッションできるほうが、僕らには合ってるなって思いました。おそらくリモートだけだったら、どんなに練っても100点のものしかできなかったんじゃないかなって思うんですよ。でも最終的にみんなで集まったことで、この曲が持つ温かさや熱さやメッセージの強さが増して、100点を越える仕上がりになったなと思います。

ーータイアップもありつつ、メンバー各々が作詞をするにあたって共通認識として見据えていたものは何ですか?

SWAY:ドラマ挿入歌ではあるんですが、ドラマの内容に寄せるというよりは、僕ら目線の“仲間”をテーマに作詞していきましたね。ドーベルの楽曲には仲間との絆を描いた曲がいくつかあって、今までは「頑張れよ。お前ならできる」みたいな、自分達から仲間に向けた応援メッセージを歌うことが多かったんですけど、今回は「みんながいてくれるから、自分が自分らしくいられる」という視点で、仲間に向けての感謝を書かせてもらいました。

GS:みんなで作詞をするにしてもいろんなスタイルがありますけど、この曲では全員の想いを1つにして、1mmもズレないようにっていう作り方をしましたね。

「ここが居場所だから」と直接伝えたい

「6 -Six-」ジャケ写

ーーレコーディングをする際に考えていたことや、各自がこだわったポイントについても教えてください。

KAZUKI:たぶんRIMAZIさんは、全体的にオートチューンを使ってパキッとした音色にしたかったと思うんです。だから最初は僕のパートも、そういう感じで仕上げたほうがいいのかなと思っていたんですけど、今回は歌詞のメッセージ的にも生歌のほうが伝わるものがあるんじゃないかなと思って、オートチューンを使わずに仕上げましたね。

SWAY:KAZUKIがオートチューンを外したように、自分も「音楽的にカッコいいものを」というよりは、仲間に対する熱や一生懸命さが伝わったほうがいいんじゃないかなと考えて歌いました。仮歌は自宅でも録っていたんですけど、徐々にみんなで集まる機会が増えて、ちょっとずつ日常が帰ってくる感じが嬉しくて。そういう状況の変化も楽しみながら制作していました。

KUBO-C:俺は、この曲だからこう歌おうっていう感じじゃなくて、変に力むことなく、自然に歌詞に気持ちを乗せて歌いましたね。自分のバースに関しては地元の友達のことを中心に書いたんですが、ドーベルも自分の居場所なので、ドーベルへの想いももちろん反映されています。

GS:僕は曲によってアプローチの仕方を変えているんですけど、わかりやすく言うと、ラップ曲か、人に歌ってもらえる曲かっていう2パターンに分かれていて。ラップ曲は人に歌ってもらうことを一切意識しないんですけど、カラオケでみんなに歌ってもらえる曲になるといいなって思う場合は、みんなが歌いたくなるようなメロディを考えるんです。でも、長年ラッパーとしてラップをやってきたプライドもあるので、みんなにも歌ってもらえそうなメロをつけようとすると、自分の中で葛藤があるんですよ。でも、前作の「ずっと」からそういう作り方に変えて、「6 -Six-」がその2作目なんですけど、殻が破れたなって思いました。ちょっとでも後ろめたい気持ちを持ってやったらダサくなるなと思って、今回は1回聴いたらすんなり言葉が入るように歌っています。

P-CHO:レコーディングブースでは1人で歌っているんですけど、気持ちの面ではメンバーと肩を組んでいるような感覚で歌いました。今はソーシャルディスタンスと言われている世の中ですが、この曲が世に出て歌う時には、肩を組めるような世界になっていてほしいなという願いも込めています。

ーーカップリングの「SO WHAT」は、世の中に蔓延する“負”に対して「だから何?」と一蹴するストレス解消ソングです。コロナ禍の今、こういう楽曲を発表しようと思った理由はなんですか?

SWAY:自粛中には本当にいろんな曲を作ったんですけど、「みんなで集まって作れないんだったら、離れていても作れる曲を作りません?」というのが、この曲を作り始めたきっかけでした。今のもどかしい感じとか、ニュースで流れてくるネガティブなことに対して、家の中で吐き出せるものを……と思って。それぞれがリモートで作って録っておいて、『6 -Six-』のリリースが決まった段階で「『SO WHAT』も入れましょう」という話になりました。

P-CHO:トラックを作ってくれたNAKKIDとも完全にリモートだったんですけど、直接顔を合わせなくてもいい感じに仕上がって、僕らのことをよくわかってくれてるなって思いました。

ーー全員で1つのものを目指していた「6 -Six-」に対して、「SO WHAT」の歌詞はいい意味で統一感がないというか(笑)。1人1人のキャラクターが際立っているなと感じました。

GS:「SO WHAT」のサビはみんなで作ったんですけど、各自のパートにはノータッチだったんですよ。

SWAY:それぞれが違った角度から挿してくるので、メンバーのパーソナルな部分が見えて面白いなって思いますね。レコーディングする時も、この作り方ならではの勢いやノリが活きたんじゃないかなと思います。

KAZUKI:それこそ俺、歌詞しか書いてなかったですからね。「SO WHAT」は歌詞だけ用意してレコーディングに入って、その場でメロディを考えて歌ったので。KUBOさんも、スタジオで「あれ、どんなラップだったっけ?」って言ってましたよね?(笑)

KUBO-C:あまりにも前に書いた曲だったから、思い出しながら歌ってた(笑)。リモート明け1発目のレコーディングが「SO WHAT」でしたからね。曲調的には今まで歌っていなかった気持ちを吐き出すような感じですけど、実際は感覚を取り戻すのに必死でした(笑)。

ーー今作にはKAZUKIさんとSWAYさんのコラボ曲「DESTINY -S.O.L- feat.SWAY、KAZUKI」も収録されます。

KAZUKI:11月に行ったオンラインライブ『DESTINY -S.O.L-』に向けて作った1曲なんですけど、今回は候補曲を出し過ぎちゃってヤバかったですね(笑)。

SWAY:KAZUKIとリモートを繋いで「出し過ぎたね~」って話しながら、さらに追加で候補曲を作って(笑)。その中でKAZUKIが「これいいんじゃないですか?」と言ったのが、R&Bテイストのこの曲でした。

ーー“運命=DESTINY”というテーマは、ライブの演出も考えた上で出てきたものですか?

KAZUKI:いや、ライブにどう絡めていこうかというのは、特に考えていなかったですね。トラックができた段階で、どう考えてもポジティブな曲調じゃなかったから、歌詞には切ない要素がほしいなと思っていて。

SWAY:そこに、僕が「遅かれ早かれ=sooner or later/S.O.L」という言葉を提案しました。じゃあ、何が遅かれ早かれなのかを突き詰めていったら、“DESTINY”というキーワードが見えてきましたね。わかりやすく言えば、男女の出会いと別れを描いた曲なんですけど、出会うことも運命だったし、別れることも運命だった......遅かれ早かれ、みたいな。そういうストーリー性のある歌詞になっています。

KAZUKI:二人で聴き心地のよさや色っぽいニュアンスにかなりこだわって録りましたし、アレンジもD&HというR&Bを得意とするチームがカッコよく仕上げてくれたので、じっくり聴いてほしいですね。

ーーでは最後に、2021年に向けての目標をお願いします。

P-CHO:今年は予定していた47都道府県ツアーも中止になり、『D.Island』も本当は野外でやりたかったんですけど、『LIVE×ONLINE』としてオンライン上で開催することになり、生で皆さんにお会いできなかったことが残念でした。だから来年はツアーを回って、いつも応援してくれている皆さんと顔を合わせて『6 -Six-』の楽曲をお届けしたいですね。「ここが居場所だから」って直接伝えたい、それが僕らの今の願いです。

(おわり)

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