大阪で結成された3Vo+1DJのボーカルグループTHE BEAT GARDENが11月28日、生配信ライブ『The Beat Garden on line live―Roots―』を開催した。生配信ライブは『Roots』と『Emotional』の2つのコンセプトを掲げて11月と12月にそれぞれ内容が異なるパフォーマンスを行うというもの。今回行われた『Roots』をコンセプトにしたオンラインライブは、デビュー以来掲げてきた「エレクトリック・ダンス・ロック」をテーマに、新曲「マリッジソング」などアンコール含め全16曲を披露した。このライブの模様を以下にレポートする。(※ネタバレあり)【村上順一】

「マリッジソング」をライブ初披露

 11月28日19時、開演時刻になり、オープニング映像から眩い光に包まれるなか4人の姿。一曲目を飾ったのは「Sky Drive」でライブの幕は開けた。ライブでも定番曲として盛り上がる一曲だ。ハードチューンに合わせて激しいパフォーマンス、エネルギッシュな歌声を届け、これ以上ない最高のスタートダッシュ見せた4人の気概がこの曲から溢れていた。

 会場は「Sky Drive」のミュージックビデオを撮影した思い出の場所YELLOW STUDIOからの配信。それもあってメンバーそれぞれ懐かしい想いの中のパフォーマンスになっているようだ。

 その勢いは続いての「SLY」に引き継がれる。スピード感のあるナンバーだが、ハーフテンポになったり、緩急をつけた躍動感のあるアレンジで楽しませてくれる。そして、力強いコーラスが印象的な「One hundred」と怒涛のパフォーマンスで息もつかせぬステージ展開。

 メンバーからのツッコミも入る、仲の良さが伺えるらしさ溢れたメンバー自己紹介を挟んで、REIがこのライブのためにアレンジし直したというラブソング「Carried away」、初のライブ披露となった全編英詞の「Heart Beat」と聴かせるナンバーをメドレーで披露。洋楽のテイストを感じさせる2曲は、彼らの音楽性の幅広さを感じさせてくれる。

 そして、場面が切り替わるかのようにオーロラのようなライティングが幻想的な空間を作り出すと、メンバーの姿が映し出され「Just like strange rain」 へ。この曲ではREIがキーボードをプレイしていたのが印象的で、メンバーの頭上から雨のように青い光が降り注ぐ演出が、楽曲の世界観をより強くしていた。美麗な空間はこのライブのハイライトの一つになっていた。

 ここでリスナーからのコメントをタブレットで確認する4人。次々と送られてくるライブへの好反応を示すコメントに手応えを感じている様子。4人の笑顔からそれが伝わってきた。

 そしてUが「大切な人を思い浮かべて聞いてください」と投げかけ、12月7日に配信リリースされる新曲で現在放映中のドラマ特区『社内マリッジハニー』のエンディング曲となっている「マリッジソング」をライブ初披露。キャッチーなメロディ、表現力の高い歌、そして「君のずっと側にいたい」と、彼らの活動にも重なるようなグッとくるメッセージを丁寧に届けた。

 ライブも佳境に向かうにつれ上がり続けるメンバーの熱量のなか、4人はタオルを手に取りビートの効いたナンバー「FLOWER」を投下。SATORUのDJプレイがクールに決まる、オリジナルバージョンをブラッシュアップしたアレンジになっていた。歌唱後にはこのアレンジをメンバーも気に入った様子を見せ、手応えを感じているようだった。

僕らが大好きだった毎日がこの先に待っていると信じて

THE BEAT GARDEN(撮影=TSUBO)

 MCでUは「なぜ出来なかったんだろう」とこのコロナ禍での自分たちの無力さを感じていたという。それを支えてくれたのはファンからのメッセージだったと話す。「優しく寄り添ってくれるみんなに、どのアーティストよりも寄り添える音楽を作ろうと思いました。今はまだ(THE BEAT GARDENは)小さいけど、大きくなってもそうであろうと思いました。今日もそばに居てくれてありがとう」と決意と感謝を告げ「ぬくもり」を歌唱。サビでのエモーショナルな3人の歌は、画面の向こう側にいるリスナーにも確実に届いたはずだ。

 そして、本編ラストはメジャーデビュー曲「Never End」を披露。信じる道は続いていく、永遠を約束するかのように4人はステージを後にした。

 画面には楽屋に戻ったメンバーの姿。リスナーから届いたコメントを読みアンコールの声に応える4人。グッズのロンTeeに着替え「Re,story」を披露。出だしはMASATOの歌声からスタート。軽快なビートに、3人の優しい声に包み込まれるなか、オリジナルではMASATOが歌唱しているパートを、サプライズでSATORUが歌う場面も。落ちサビを気持ちよく歌い上げるSATORUに注目が集まる。

 この日の感想を4人がそれぞれ語った。

 REIは「2カ月間このライブに向き合って、良い意味でルーツに向き合うことが出来たなと思います。また何かに特化したライブを次は生で皆さんと共有したいなと思っていますので、楽しみにしていて下さい」

 MASATOは「リハーサルの時からこのステージ、みんなの顔をイメージしてやっていたんですけど、想像以上に4人は楽しかったと思えています。みんなも予想以上に楽しかったと思ってもらえたらと思っています。今日という日を俺たちのルーツにして、未来を育んでいきましょう」

 SATORUは「このライブにめちゃくちゃ時間をかけたので、このライブをみんなの前でもう一回やりたい!」

 Uは「俺らのライブはみんなの声とか汗が半分以上を占めているんだよね。歌もライブもそういう風に作っているからリハーサルで物足りなさを感じるんだけど...。また生で出来るようになった時に、こういうライブが観たいと思ってもらえるようなライブを目指して作ってきました。僕らが大好きだった毎日がこの先に待っていると信じてこれから歩んでくれたら嬉しいです」

 「また生でライブで会おう」とビートガーデンが結成される前に生まれた、まさにルーツとなる1曲「BAD THE NIGHT」を披露。4人が一体となった全身全霊のパフォーマンスでライブは大団円を迎えた。エンドロールは「Fly Me High」に乗せて、このライブに至るまでのアイデア出しから、リハーサルなどのオフショット映像で締めくくった。

 今のビートガーデンを形成するセットリストで、ルーツを垣間見ることができたコンセプチュアルなステージは新鮮だった。12月20日に行われる『Emotional』も期待が高まる。今回のライブの模様は12月2日(火)19:00~12月13日(日)23:59まで公開される

セットリスト

「The Beat Garden on line live―Roots―」

M1.Sky Drive
M2.SLY
M3.One hundred
M4.Sky's the limit
M5.Carried away
M6.Heart Beat
M7.Just like strange rain
M8.SHAKE IT OUT
M9.WELCOME TO THE NEW WORLD
M10.マリッジソング
M11.The Freedom
M12.FLOWER
M13.ぬくもり
M14.Never End

ENCORE

M15.Re,story
M16.BAD THE NIGHT

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