『ソウルフル・ワールド』で日本版声優を務める川栄李奈と浜野謙太(C)2020 Disney/Pixar.

 浜野謙太と川栄李奈が、ディズニー&ピクサーの最新作『ソウルフル・ワールド』(ピート・ドクター監督)の日本版声優に決定した。日本版声優に洋画アニメーションの声優初挑戦となる浜野は音楽教師のジョー役、川栄はこじらせソウルの22番役の声を務める。

 ジャズ・ピアニストを夢見る音楽教師のジョーはある日、ニューヨークで一番有名なジャズクラブで演奏するチャンスを手に入れるが、浮かれ気分で街を歩いている最中にマンホールへ落下してしまい、目を覚ますと青く可愛らしい姿に──。そこは生まれる前に「どんな自分になるか」を決める“魂<ソウル>の世界”だった。その世界でソウルたちは夢や情熱、興味など自分の人生を輝かせてくれる“人生のきらめき”を見つけることで、人間の世界に生まれることができる。そこでジョーが出会うのは、自分のやりたいことが見つけられず、「人間の世界に行きたくない」と何百年もソウルの世界に留まっているソウルの22番。何を試しても“きらめき”を見つけられず、「人生って、そんなに大切なものなの?」と言う22番にジョーは、「人生には楽しいことがたくさんある」と“きらめき”を持つことの素晴らしさ伝えようとするが…。まるで人生の迷子のように“生きる目的をみつけられない”22番と、ジャズ・ピアニストになりたいという夢だけを追いかけ、“夢を叶えるためになんとしても地上に戻りたい”ジョー。正反対の2人の出会いが生んだ驚くべき奇跡とは…?

 ジャズ・ピアニストを夢見る音楽教師のジョーを演じるのは、バンド「在日ファンク」のボーカル兼リーダーで俳優としても活躍する浜野謙太。やりたいことが見つけられず何百年もソウルの世界にとどまっている“こじらせ”ソウルの22番を演じるのは女優として活躍する川栄李奈だ。

 2人は、US本社のオーディションを経て、ディズニー&ピクサーの日本版声優の座を射止めた。共にディズニー&ピクサー声優初挑戦となるが、浜野は「オーディションに参加できるだけでもすごく嬉しかったですし、本気で頑張ったので、受かったことが単純に嬉しかったです」。川栄は「本当に嬉しかったです。嬉しすぎて叫びました!」と喜んだ。

 ジョーは、音楽こそが自分の人生のすべてだと疑わないまっすぐなキャラクターで、ミュージシャンになる夢を叶えるためにソウルの世界から地上に戻ろうと奔走する役どころ。ミュージシャンとして活動している浜野は「自分に本当に近い存在ですね。プロのジャズ・ピアニストになる夢だけを追い続けるジョーを観て“俺だ!”と思いました」とジョーとの共通点を語る。

 さらに本作は、ジョーと22番の正反対の二人によるコミカルなかけあいも魅力のひとつ。「面白いポイントをもっと面白くしたい、と何度もやらせてもらいました」と語る通り、俳優としてコミカルなキャラクターを演じることも多い浜野だからこそ、ジョーのコミカルさも見事に表現。

 そんなジョーを「いろんなことを見失ってしまうことはあるけれど、一途に追い求めて一生懸命になっているというところが愛らしいですね。それがコメディーにもなったりして、そのジョーの必死なところが僕は大好きです」と語り、キャラクターへの愛も明かした。

右がジョー(浜野謙太)、左が22番(川栄李奈)(C)2020 Disney/Pixar.

 一方22番は、「人間に生まれたくない」と何百年もソウルの世界に留まっている“こじらせ“ソウルで、ジョーが地上に戻るため共に冒険をするジョーの相棒のようなキャラクター。どこか憎めない天真爛漫なキャラクターを川栄が見事に演じ切っている。

 やりたいことが見つからない22番について、川栄自身も学生の頃は将来の自分がイメージできず22番のようだったと振り返り「22番のように、“何をしたらいいのか”“自分のやりたいことってなんだろう”と悩んでいる人が私の周りや若い世代には多いかもしれないです」と22番が多くの人の共感を呼ぶキャラクターと語る。

 さらに、「そういう悩みを抱えている方はこの映画を見て考え方が変わると思います。これから先の大切なものが見つけられる映画です」と作品への期待が高まるコメントを寄せた。

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