宇野実彩子「常に嘘がない信じられる人がいい」失恋ソングから語る恋愛観
INTERVIEW

宇野実彩子×山田裕貴

「常に嘘がない信じられる人がいい」失恋ソングから語る恋愛観


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:20年11月10日

読了時間:約5分

 AAAの宇野実彩子が11月4日、ソロ初シングル「最低な君にさっきフラれました」を配信リリースした。都内で俳優・山田裕貴と共に合同取材をおこなった。今作は宇野作詞による失恋バラードソングで、MV(ミュージックビデオ)に俳優の山田を迎えた宇野自身初のドラマ仕立ての映像。監督には日本アカデミー賞受賞経験のある藤井道人氏を迎え、出逢いから別れまでを逆再生で遡っていくMVになっている。

 本作完成の心境について宇野は、「私の中で今までにない切ない、心をえぐられるようなラブバラードが出来たと思います」と手応えを言葉にした。また、別れた直後の女性の心境は「そんな綺麗ではなく、痛くて毒が混じっている」と続け、人間だからこそ出てきてしまう言葉、本音を歌詞にするのは難しかったと語った。

宇野実彩子

 MVのオファーを受けた山田は、男女のリアルなドラマだということを聞き「自分の恋愛などを思い返しながら撮影に参加できたらいいな」という心境を述べ、「宇野さんは明るそうな人だからたぶん大丈夫」と、率直に嬉しかったと述べた。

 宇野は、これまでの山田の作品を観る中で「本当に変幻自在、柔軟な方」という印象だったという。そして「お会いしたら凄くきさくな方。私は人見知りのタイプだけど凄く話しやすい」と、笑顔を見せた。

 また、MVの2人のケンカのシーンについて宇野は「本当に壮絶でした!」と興奮気味に語る。ケンカをして別れることに対しては、「お互いを感じながら別れに向かっていくのはもの凄く心がきつい」と、笑顔交じりではあったが心境的な苦労も語っていた。

 また、「アドリブはあった?」という点に対し山田は「けっこうというか全部。15分くらい(カメラを)まわしていた中でのセッションでした。リアルなケンカの声のトーン…」と、そのシーンの生々しさを言葉にした。一方、宇野は「人生史上一番のケンカ(笑)」と、撮影を振り返ると山田も「あれはなかなかないです!」と、笑顔で共感。

山田裕貴

 その他の印象的なシーンについて山田は「いちゃいちゃしているというか、距離が近いところはドキドキする」と、照れ笑いで語り、山田が宇野の頭にアゴを乗せる歯磨きを提案したことを明かした。それを受け宇野は「あれはカップルにやってほしいです。楽しいから(笑)」とそのシーンをプッシュ。“壁ドン”のように、使いやすいフレーズがないかと2人が模索する中、宇野から“アゴ乗せ歯ブラシ”という案が出ると一同笑いに包まれた。

 また、MV完成の心境について宇野は「素敵という言葉だけでは足りない。自分の今までの失恋を乗り越えるきっかけになってくれたら嬉しい」と話し、山田は「誰もが感じたことがある苦しさや悲しみに寄り添える曲とMV」とコメント。

 歌詞について宇野は「女性のリアルな苦しい感じを出すには、言われた言葉などを書かないと毒にならないと思ってけっこう苦しかったです――書くことを何回もやめそうになりました」と、作詞面においての苦労もあったことを明かした。

 歌唱面について宇野は、今まで様々なレコーディングをした中でも、今回の曲で何度もやり直したというエピソードを語った。そこには「繊細なバラードを作りたかった」という想いがあり、自分が納得いくまでやり直さなければいけない心境だったという。そして、「この曲をとにかく自分の中で後悔なく、自分の伝えたいものを伝えたい温度で繊細に作品に残したい」という強い想いがあったと語り、「声にならない声を歌いました」と述べた。

 そして、異性に対する「ここはゆずれない」というポイントを聞かれると、山田は「明るく前向きな感じでいてくれたら…」と答え、「言い切らないところが優しい(笑)」と、宇野が笑顔を見せる場面も。最終的に山田は「いてくれたらそれだけでいいです(笑)」と語り、2人で笑みを交わした。一方、宇野は「誠実な人。常に嘘がない信じられる人がいいかなと思います」というポイントを挙げた。

宇野実彩子

 恋愛観について宇野は「頭の中ではなく心と心がぶつかるから全然うまくいかないこともあるし、だからこそ奇跡みたいなことが起きたりしてびっくりする幸せ、見えない幸せみたいなものが起きたりする」と述べた。

 山田は、自分が相手をちゃんと想っているという前提で、「僕のことに対して諦めない人がいい」と語る。どんなことがあってもちゃんと向き合える人、愛情や楽しみを共有できる人がいいと語った。

 また、出逢いから別れまでを逆再生で遡るMVについて「感情の乗せ方が難しかった?」という質問に対して山田は「ぐちゃぐちゃでした!」と、感情面でも難易度の高い撮影だったことを明かす。

 そもそも何故、逆の時系列かという点について宇野は、2人の幸せと切なさの差をどれだけこの数分の間で見せるかという点と、「その幸せの部分をより引き立たせて、切なさが痛いとなるように逆再生にして、『この幸せ、もう終わっちゃうんだよな…』と思いながら各シーン観ると凄く悲しくなってくる」という狙いがあったことを述べた。

山田裕貴

 「本作の2人のようにならないためには?」という質問に対しては、宇野は「溜めないこと」と答えた。「忙しそうにしていても聞いてくれる姿勢が彼にもあってほしいし、彼女もすぐに解決できるレベルのことからちょっとずつ言って、2人で向き合って話して解決することを怠らないこと」と、自身の考えを語り、山田も同意。「好きなわけだったら、嫌な時間はそこだけだから、その時間をどうにか2人で乗り越えようとするには逃げる、『もういい』となるのではなく、ちゃんと話し合ったり向き合ったり、『よっしゃ、話し合おうぜ』と話す向き合い方ができればいいのかなと思います」と、宇野と共に恋愛に対するスタンスを語った。【平吉賢治】

2020.11.04 ON SALE
DIGITAL SINGLE「最低な君にさっきフラれました」
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