上沼恵美子が、10月27日に放送されたNHK『第20回 わが心の大阪メロディー』に、司会としてだけでなく、歌手としても出演した上沼恵美子の歌声に、「え?上沼さん歌手だったんだ!」「上手すぎて感動した!」とネット上で反響を集めた。

 関西圏では複数のレギュラー番組を持ち、番組内で歌うこともしばしばあるが、関東圏をはじめ全国では、司会や、タレント、そして「M-1審査員」といったイメージが強く、特に若い世代には彼女が「大阪ラプソディー」というヒット曲を持つ歌手であるということは、ほとんど知られていないのではないだろうか?

 1971年に姉妹漫才コンビ「海原千里・万理」の妹海原千里としてデビュー。当時高校生でありながら巧みな話術で人気となり「漫才界の白雪姫」と称され、その後1976年には彼女がメインで歌いコンビとして発売したレコード「大阪ラプソディー」が40万枚を超えるヒットとなった。

 今回ネット上で話題となったその歌唱力は、幼少期からちびっこのど自慢に出場し「のど自慢荒らし」とも呼ばれるほどの実力で、ある大物歌手に認められ漫才師から歌手への転向を勧められたというエピソードを持つほどの折り紙付。視聴者にとってはタレントとしてのイメージが強い彼女だが、歌い手としての表現力や歌唱力が素晴らしいことも頷けるのではないだろうか。

 その、歌手・上沼恵美子が今回生放送の番組で歌唱した曲が、ヒット曲「大阪ラプソディー」と、昨年11月に発売された彼女にとって10年ぶりとなる新曲「時のしおり」だ。

 この「時のしおり」は、「昭和、平成、令和へと 心を繋いで生きましょう」と歌われる曲で、上沼と同じ時代を生きる同世代やカラオケファンに支持され、お膝元である関西から火が付き始めると、発売から7カ月がたった今年の6月、オリコンシングル演歌・歌謡ランキングで1位(6/1付け)になるなど、現在まで4万枚を超えるセールスを上げており、エンタメ業界が厳しいコロナ禍において演歌・歌謡曲の中で今年のヒット曲となっている。

 上沼は過去、NHK紅白歌合戦に「司会者」「応援団」「審査員」として出演しており、今回のヒットを受け「歌手」として出場すれば、まさに「紅白グランドスラム達成」(過去に西田敏行が達成)ということになり、“紅白マニア”が注目する偉業を達成することとなる。

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