ベリーグッドマンは健在だぞ! 新レーベル「TEPPAN MUSIC」に懸ける想い
INTERVIEW

ベリーグッドマン

ベリーグッドマンは健在だぞ! 新レーベル「TEPPAN MUSIC」に掛ける想い


記者:村上順一

撮影:

掲載:20年10月28日

読了時間:約12分

 ベリーグッドマンが28日、8月に設立した新レーベル「TEPPAN MUSIC」から、移籍第1弾となるオリジナル・アルバム『TEPPAN』をリリース。『2020 ABC 高校野球パワーソング』の「Dreamer」や、ベリーグッドマンと以前から親交のあるお笑いコンビ・ミルクボーイがMVに出演した「アイカタ」、ファンからメッセージを募集し作り上げた「#みんなと作った卒業ソング」を含む全12曲を収録。インタビューでは「TEPPAN MUSIC」を立ち上げた経緯から、現在の音楽へ向き合う姿勢、アルバム『TEPPAN』の制作背景をRoverとMOCAの2人に話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】

ここから学んでいかなければいけない義務がある

ベリーグッドマン

――新レーベル「TEPPAN MUSIC」を立ち上げた経緯をお聞きします。ホットなうちに音楽を届けたいという想いが強いのでしょうか。

Rover スピード感という意味ではすごくホットなものをお届けできると思っていて、自分たちのレーベルなので極端ですけど、その気になれば明後日でもリリースすることもできるじゃないですか。熱々なものをすぐに届けられるという意味も「TEPPAN MUSIC」という言葉に含まれているところはあります。

――スムーズにレーベルの名前は決まったんですか。

Rover 悩みましたね。スタッフの皆さんと考えて出来た名前です。他には「音楽研究所」とか何十個も出た中で、最後に出たのが「TEPPAN MUSIC」でした。東京での活動が母体になるので、大阪のテイストを入れすぎるのは違うかな、と思ったんですけど、TEPPANならバランス的にもいいかなと。

――そういえば、MOCAさんの実家は鉄板焼き屋でしたよね?

MOCA そうです。もともとたこ焼き屋だったので、そこから含めると44年間、ずっと親父がやり続けていて。

――ということはMOCAさんが、最初提案された名前だったり。

MOCA いえ、僕ではなくてスタッフさんが出してくれて。スタッフさんは若いんですけど、もう僕はその若い感覚に掛けていたんです。そこからでてきたものなら何でも受け入れようと思っていたぐらいでした。鉄板焼きの“鉄板”と間違いの無い物を意味する“鉄板”と掛けていたり。

――結果、良い名前だと思います。ベリーグッドマンは「てっぺんとるぞ」というワードを掲げて活動されていて、“てっぱん”と“てっぺん”も語呂が似てますし。

Rover 目の錯覚なんですけど、それも掛かっています。でも、ストレートに“てっぺん”というのは違うかなと思って。

――心機一転、再スタートを切った感覚がありますが、お二人は今どんな心境なんですか。

Rover 確かにそんな雰囲気なんですけど、僕の感覚的には学校が変わって、その中に学びたい学科を新しく作ってもらったみたいな感じなんです。自分たちはここから学んでいかなければいけない義務があって、責任感も持っています。あと、僕らは7年前に今の事務所であるARIGATO MUSICに入らせてもらって、社長にサポートしてもらってました。それもあって事務所のために頑張ろうと思っているんですけど、それと同じ感覚が新レーベルにもあります。

MOCA 自分たちがやることは変わらないんです。今回第一興商グループとタッグを組んでやれるということにすごくワクワクしています。曲を届けていくところまで、今まで以上に考えてやって行かなければいけないなと思っています。

――デビュー5年目ですが、当時と変化したところは?

MACA 僕はこれまで楽曲制作には、ほとんど関われていなかったんですけど、5年前と比べたら積極的にやっていけるようになったかなと思っています。自分が求められていることだったり、やりたい事をメンバーに提案するという事は、当時あまりなかったので。 

Rover 個人個人が自立した状態で言ったら、今が一番良いかも知れないです。昔は全員野球みたいな形でしたが、それを乗り越えて、それぞれのスキルや精神性を高めて行けたので、得意な分野はその人に任せるという面ではプロっぽくなってきたかなと思っています。

 僕はリーダーをやっているということで、当時は肩肘を張っていた感覚もあったんですけど、今はあまりないんです。自分たちのレーベルで、それぞれの個性や世界観をもっと出していける、それを許容出来る器になったし、発信できる自分たちにもなれたので。

――ということは今作は特に勝負作という認識も?

Rover 正直に言ってしまうと、僕は「アルバムで勝負する」ということは考えた事はなくて。その後のライブが勝負の場所なんです。アルバムというのは修正や録り直しを加えて納得のいくまで作り上げるものですが、ライブは1時間だったらその中で逃げることもやり直すことも出来ないので。このアルバムに見合ったライブをする事が僕らの仕事だと思っています。やっぱり新しい曲じゃないとこういった取材もないですし、5年前の曲をずっと推すわけにもいかないので、アルバムや新曲はライフラインでもあるんです。

――MOCAさんはアルバムとはどのような認識ですか。

MOCA 新しいライブをするための楽曲たち、今自分たちが感じている気持ちや時代を詰め込んだものという認識です。今作はこのコロナ禍で出来た曲ばかりなので、時間が経ってから「この時はこんな感じだったな」と思い返せる“思い出作品”といえるかも知れないです。

自分たちの壁も破る事が出来た

『TEPPAN』通常盤ジャケ写

――まさにアルバムですね! さて「Dreamer」はコロナ禍で出来た楽曲なんですよね。

Rover そうです。今年、夏の甲子園が中止になってしまい、『2020 ABC 高校野球パワーソング』に書き下ろした曲です。もちろん、高校球児だけではなく、他のスポーツもそうだし、吹奏楽など頑張っている学生さんたちにも届けばいいなという思いで作りました。

――すごく壮大な曲に仕上がりましたね。

Rover 番組プロデューサーさんがすごい音楽人で、こだわりのある方でとにかく壮大な曲にして欲しい、「ベリーグッドマンらしさを超えて欲しい」とリクエストをいただいて。その言葉がすごく良い方向に導いてくれたと感じています。期待に応えることが出来て改めて僕らも根性があるなと思いましたし、自分たちの壁も破る事が出来たと思っています。

――そして、「Answer」は歌詞が深いなと思いました。

Rover この曲は阪神戦の中継の時に流れる曲なんですけど、プロの野球選手に向けているようで、自分たちに向けて歌っている部分もあります。僕たちを見て、音楽の道に進む方がもしいたとしたら、示しがつくのかということと、自分たちも昔に感じていた気持ちのまま活動が出来ていて誇りを持てるのか、もし明日が自分が亡くなった時に功績を称えてもらえるのか、色々思った事を書いたんです。

 プロ野球選手は結果が全ての仕事だと思うし、葛藤もあると思います。阪神の岩田稔投手と仲良くさせていただいているんですけど、岩田投手は糖尿病なのでインスリンを打ちながらマウンドに立っています。野球がしたいという思いももちろんあるんですけど、子供たちに夢と安心を与えたいと思っていると思うんです。ちゃんとインスリンを打てば、プロの世界でも戦えると仰っていて、自分よりも過酷な病気を持った子どもがプロスポーツ選手になる日も来るはずだから、その日まで自分の姿を見せ続けたい、と仰っていて。それで僕は健康なんですけど、音楽に対してそう言えるのかと考えたら、まだ全然出来てないなと。それを歌った曲になっています。

――岩田選手、カッコいいですね。さて、「おとん~yat~」は「おかん~yet~」からの続編ですね。

MOCA そうなんです。この曲はサビ以外、それぞれが作詞を担当していて、自分の父親へのメッセージを書いています。

――Roverさんのお父さんはすでに亡くなられていて...。

Rover 僕が5歳の時に亡くなりました。HiDEXなんか1歳の時に亡くなっているので、父親のことは覚えてないんですよ。でも、彼のスタジオには父親が生前使っていたアコギがあって、それを使って曲を作ったりしているみたいで。それぞれの思いを書いたので、この曲を聴いてみなさんもお父さんのことを思ってもらえたらなと。

――MOCAさんのお父さんはご健在なので、また歌詞の捉え方が変わりますよね。

MOCA そうですね。僕の父は目が良いのに伊達メガネで、似合っていないハットを被っていて。僕はこれまでずっと目が悪いんだと思ってましたから。しかもそのメガネも100均で買ったもので。

Rover MOCAの両親はすごくオシャレなんです。特にお母さんはすごいですよ。

MOCA 僕らの知り合いの古着屋巡りをしている若い女の子がいるんですけど、母は完全にライバル視してますから。「あの娘はわかってる」といつも言っていて。母は場所によって着ていく服のルールもあって、授業参観は赤い服、運動会は白とかあって。

Rover 確かに全身真っ白な日とか見たことある。

――それでお父さんもオシャレで。

Rover きっと昔はもっとイケイケだったと思うんです。でも今はスピーカーマニアになってるよね?

MOCA 鉄板焼きのお店に、スピーカーは15個ぐらいあって、鳴っているのは2つだけなんですけど(笑)。

Rover この前、お店に僕と知り合いで行ったら、急にお父さんがUSBを持ってきて僕らの「Anniversary」という曲を流してお客さんの誕生日をお祝いしていて。ちゃんと1分ぐらいでフェードアウトして演出していたので、すごいなって。

MOCA そんなことちゃんとやってるんだ。知らなかった(笑)。

ベリーグッドマンは健在だぞ

ベリーグッドマン

――「アイカタ」は、タイトルからも芸人さんにぴったりの曲ですよね。MVにミルクボーイのお2人も出演されていて。

Rover 駒場(孝)さんと知り合いなんです。きっかけはMOCAが海の家をやっていた時に、遊びに来ていたのがきっかけなんです。なのでもう知り合ってから8年〜9年になると思うんですけど、3〜4年くらい前からけっこう一緒に飲んでました。僕が代表してMVに出てくださいとお願いしました。知り合いの居酒屋で貸切状態でお酒を飲んだり食事をして、その時にMOCAが歌っているデモを聴いてもらったんです。そしたら目に涙を溜めて、「ベリーグッドマンに言ってもらえるのが嬉しいから、絶対やります」と言ってくれて。僕の方が後輩なのになぜか敬語で喋ってくれるんですけど(笑)。僕が2人のことを考えながら詞を書かせて頂きました。

――『M-1グランプリ2019』を優勝した時は、自分のことのように嬉しかったんじゃないですか。

Rover 地響きが起こるくらい叫びました(笑)。すごく嬉しかったんですけど、これで時の人になってしまう、もう一緒に飲めなくなってしまう寂しさもありました。

――Roverさんの2人への想いが伝わってくる歌詞です。さて、「Chill Out」は固有名詞が沢山でてきますけど、どのような制作だったんですか。

MOCA Instagramで見つけた大阪のトラックメイカーと出会って、自粛期間が明けてから自宅に行って曲を聴かせてもらったんです。出てくるアーティストの名前はコロナ禍の中で僕らが聴いていたアーティストたちで、名前を使ったこともまだ言ってないんですけど、そのくらいの関係値なのでリリースした後に知ってもらって、楽しんでもらおうかなと思っています(笑)。

Rover 自分の好きなことを詰め込んだ一曲になりました。

――アルバムの最後を飾る「#みんなと作った卒業ソング」はすごく気持ちが伝わってくる楽曲です。この曲はファンの方の気持ちも入っているんですよね。

Rover もうこの曲は最後、アルバムを締めくくるのに最適でした。最後の歌詞<春の風に運ばれた/ひとりひとりのメッセージ/どうかこれからも笑顔で/過ごしてほしい>が、この曲の全てを物語っています。コロナ禍のなか、みんなからメッセージをもらって僕たちが作ったので、この曲はファンのみんなとの絆なんです。すごくベタな言葉だけど、僕らがみんなに対して思っている素直な気持ちです。

――最後にファンの方にメッセージをお願いします。

Rover 11月7日と8日にライブ『ベリーグッドマン "TEPPAN"発売&結成7周年記念超好感祭2020〜ドライビングパーティー編〜』があるんですけど、僕らは新レーベル「TEPPAN MUSIC」から再出発して、「ベリーグッドマンは健在だぞ!」というのを、このライブで確認してほしいです。ライブ翌週の11月14日からはその模様が配信され、アーカイブも残るので、見逃した方・遠方の方もあとから見れます。これからライブがどんどん出来るようになったら、いつもと変わらないベリーグッドマンで皆さんの前に登場しますので、その時までどうか元気でいて下さい。

MOCA お前がいない人生なんて意味などないぜ!

Rover 何を言うてんの(笑)。

(おわり)

プレゼント情報

Twitterフォロー&RTで抽選でサイン入りポラロイドプレゼント。

ベリーグッドマン・サイン入りポラ

【応募方法】

・@musicvoicejpをフォロー
・このツイートをRT

【応募期間】

・10月28日〜11月3日23時59分まで。

当選された方には、TwitterのDMでご連絡をさせていただきます。

【注意事項】

・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。

作品情報

初回限定盤:CRCP-40611 3,500円+税
通常盤:CRCP-40612 2,545円+税

◆収録内容
【CD】(初回限定盤/通常盤共通)
ベリーグッドマン「TEPPAN」
01.Intro 〜TEPPAN〜
02.Good Vibes
03.Dreamer
04.アイカタ
05.Answer
06.ダイヤモンド
07.おとん〜yat〜
08.Power
09.No Live, No Life
10.STAY GOOD
11.Chill Out
12.#みんなと作った卒業ソング
全12曲収録

【DVD】(初回限定盤のみ付属)
ベリーグッドマンへの道ツアー2019 〜ダンディ編〜at Billboard Live OSAKA
・Get Start
・エキスパンダー
・ライオン
・in what rain
・ウグイス
全5曲収録

ライブ情報

“TEPPAN”発売&結成7周年記念・超好感祭2020〜ドライビングパーティー編〜
2020年11月7日(土)/11月8日(日)
OPEN 14:00/START 17:00
大阪府 舞洲スポーツアイランド 空の広場

配信情報

2020年11月14日(土)20:00 〜
* アーカイブ配信:〜 11月20日(金)23:59まで
Streaming+ https://eplus.jp/bgmdrivingparty/
ZAIKO https://l-tike.zaiko.io/e/bgmdrivingparty

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