SixTONESが14日、ライブDVD・Blu-ray『TrackONE -IMPACT-』をリリース。今年1月22日に、CDデビューを果たしたSixTONES。本編には1月7日に開催された横浜アリーナ公演が完全収録されており、デビュー直前の彼らの姿を目に焼きつけることができる。ここでは、同作の見どころを解説していきたい。

 まずは、演出に着目する。オープニング曲の「Rollin’」で、地上約15メートルの高さに吊るされたクリスタル型のクレーンの中に入り登場した6人。その巨大クレーンを自力でグルグルと回すパフォーマンスは迫力満点だ。彼らのコンサートは、登場の仕方にこだわっており、次のコンサートのオープニングにも期待が募る。

 また、「この星のHIKARI」で、客席にいる全員がペンライトを消し、順番に付けていく演出は、光の波のように感じさせる。ファンとの一体感を感じさせる演出だ。

 そして、客席のギリギリまでトロッコが近づく場面も多く見られた。デビューまでの道のりを支えてくれた一人ひとりに感謝を伝えていく6人。“SixTONESデビューおめでとう”と書いたうちわを持った沢山のファンとの想いが交差する瞬間を見た。

 「Rollin’」や、「IN THE STORM」で、持ち味のワイルドなパフォーマンスを見せたかと思えば、「Mr.ズドン」では、クラスメイトかのようにわちゃわちゃとした姿を見せる。そして、「光る、兆し」や「NEW WORLD」では、歩んできた道のりを振り返り、涙ぐむ場面も。彼らのさまざまな表情を存分に堪能できる内容となっている。

 この映像を見て一番実感したのは、彼らがジャニーズJr.として積み上げてきた日々の重みだ。デビュー曲「Imitation Rain」の披露前に流れた6人からのメッセージでは、デビューまでの知られざる苦悩が語られていた。一番歴の長い京本大我は、11歳でジャニーズ事務所に入所し、デビューまで14年。一番歴の短い高地優吾(※高ははしごだか)でも、11年の下積みを経験している。

 そんな彼らにとって、ジャニーズJr.として最後の公演だったこの日。アンコールで放った「俺たちがジャニーズJr.!」には、これからはじまる新しい日々への期待、そして不安や緊張が入り混じっていた。「(ジャニーズJr.を)卒業したかったけど、大切だった」と言う京本や、名残惜しそうに涙を流す彼らを見ていると、デビューまでの道で、沢山の仲間に恵まれ、愛し愛されてきたのだということを知る。

SixTONESは最強です。だってこの6人だからーー、

 彼らはこの言葉を胸に、ジャニーズJr.としての日々を走り続けてきたのだろう。公演中も、誰かが涙を流した時には、他のメンバーが明るく笑わせる。そこから笑顔の連鎖が生まれていく。これからも彼らは、こうやって歩いていくはずだ。

  また公演中、6人はファンに対し、しきりに、“変わらないよ”と伝えていた。ファンにとっても、“ジャニーズJr.のファン”を卒業する日が迫るなか、「SixTONESのTrackはこれからも続いていきます」という彼らの言葉は、安心をもたらしたことだろう。最後まで温かい空気に包まれた公演だった。
 
 SixTONESのデビュー年も、残すところあと3カ月。さまざまなことが起こり、状況が目まぐるしく変わった2020年。彼らにとっては、どんな1年だったのだろうか。TVアニメ『半妖の夜叉姫』のオープニングテーマに起用されている3rdシングル「NEW ERA」も、11月11日に発売することが決定し、勢いを増していくであろうSixTONES。デビューまでの軌跡を詰め込んだ『TrackONE -IMPACT-』は、貴重な一作となるはずだ。【かなぴす】

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